連載3回目!冬野菜とは根菜のことである。
またまた始まりました「うちベジ」の連載。今回で3回目、やっと2ヶ月目に突入しました。まだまだ始まったばかりなのでずっと初心の気持ちでやってますが、この記事を書くことに馴れる日が来るのでしょうか?
まあ、そんなことはとりあえず置いておいて、今回のテーマはドン!「れんこん」です!
今年の冬は根菜食べるしかない?
これは本気の問いかけなんですが、今年の冬はキツい。
みなさんもお分かりかと思いますが、野菜が高い。おそらく2月に入って徐々に安くなってきているのかな?という肌感覚はありますが、まだまだ高い!
でも、必要な栄養素を摂取するためにも、高いからといって野菜を食べないというわけにはいかない......。
ちょっと大げさな言い方になってしまいますが、野菜を食べるというのは人類にとっての命題なので、野菜の高騰というのは本当になんとかなるように、国などが介入して解決してほしいと願っています。
安い野菜を食べること=旬を食べること
では高騰する野菜市場の中で、今後も安定した供給が可能な銘柄は何なのか、スーパーの卸し値相場を見つめているとある共通点に気づきます(株のニュース風)。
・年間を通して安い野菜
・普段よりも安い値付けがされている野菜
この2点がポイントだと思っています。
まず、「年間を通して安い野菜」について。
これは「もやし」や「豆苗」「かいわれ大根」といった、価格が安定している野菜が該当します。
室内で作られていて季節がほぼ関係なく安定供給できるので、この冬の価格高騰にも据え置きの値段で提供できているという、まさに現代人のライフラインと言うべき食材です。特にもやしには本当に助けられていますよね。
(もやしの値段が安すぎる件には問題もあるので、もう少し値段は上がるべきだと思いますが、それでもまだまだ安くておいしい食材なので、もやし農家さんに適正な価格を提供できるようにしていきたいですね。この件はまた機会がある時に書きたいです。)
そして、今回のポイントは2つ目のこちら「普段よりも安い値付けがされている野菜」!
これが、つまり「旬」の食材。市場に出回っている量が多いので、相対的に価格が下がっている状態なわけです。
なのでスーパーにいって、普段より価格が下がっている商品は「旬」の商品である!と言えるわけですね。
何かイベントごとがあったりすると価格は変動しちゃうので、そう単純な話ではないですが、日々スーパーに行って価格に目を凝らしていれば、だいたいはその野菜の旬が分かってきます。
ただし、今年はそんな旬の冬野菜も高いんですよね(白菜とかね)。
そんな最中、気づきました。根菜は思いのほか安い!
旬もあるだろうし、葉物野菜より被害が少なかったということでしょうか。
おかげで最近では根菜料理を作ることが多くなったので、今回のうちベジでは根菜の「れんこん」をピックアップしてみました。
れんこんを食べて冬を乗り切ろう
と言うことで、れんこん。根菜の中でもユニークな見た目でビジュアル的にも面白いですよね。
あと、れんこんの穴は「先を見通す」としてお正月の縁起物でもあります。
ビタミンCや、ミネラル、食物繊維が豊富で、とても栄養価も高いです。ビタミンCが沢山含まれているので、熱に弱いビタミンCでも、加熱しても残っているんだそうな。
そんなれんこんを今回は「れんこんとしめじ炒め」と「れんこんの根菜ポトフ」にしてみましたよ。
ぜひ作ってみてください。
「れんこんとしめじのガーリック炒め」
材料(2人分)
・れんこん……1個(170〜200g)
・しめじ……1パック
・セロリ……お好みで
・にんにく……1片
・赤唐辛子……1本(種はとる)
・しょう油……小さじ1
・塩……適量
・オリーブオイル……大さじ1
作り方
1. れんこんは5mm幅のいちょう切り、しめじはよくほぐしておく。にんにくは薄切り、赤唐辛子は輪切りにしておく。
2. フライパンにオリーブオイルとにんにく、赤唐辛子を入れ、軽く炒め、れんこんを入れて強めの中火で焼き色をつけるイメージでよく炒める。
3. れんこんに焼き色がついたら、しめじを投入し、火を弱火にして、蓋をして3分加熱する(しめじの水分でいい感じに全体がふっくらする)。
4. 蓋を取り、中火に戻したらしょう油と塩で味を整えて、皿に盛り、最後にセロリ(パセリでもなんでも可)をお好みでかけたら完成です。
「れんこんの根菜ポトフ」
材料(2人分)
・れんこん……1個(170〜200g)
・にんじん……1/2本(100gくらい)
・玉ねぎ……1/2個
・ウインナー……5本
・水……600cc
・固形状のコンソメ……1個
・塩コショウ……適量
・柚子胡椒……適量
作り方
1. れんこん、にんじんは食べやすい大きさの乱切りに、玉ねぎも食べやすい大きさのくし形切りにする。
2. 鍋に水をいれ、中火にかけ、1の材料とウインナーを投入し、コンソメをいれて蓋をして15分煮る。
3. 15分たったら蓋をとり、塩こしょうで味を整えて完成。お好みで柚子胡椒をつけるといいですよ!
実はれんこんの切り方を、炒め物はいちょう切り、ポトフは乱切りとそれぞれ変えてみました。
今回の炒め物では、れんこんの歯ごたえもしっかり感じられる厚みにしましたが、薄く切るほどシャキシャキとした食感に。
また、乱切りにすると表面積が大きくなる分、味がしみ込みやすくなるので、ポトフではホクホクとした食感が楽しめます。
切り方を変えてみると、見た目や食感も変わるので、同じ食材でもすこし違った味わいにできますね。
こんな感じで3回目、「れんこん」終了です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
「ロング&スロー ごはんとくらし」というブログも書いていますので、ぜひこちらもご覧ください。