出典 : @suzuhirokamaboko

【おうちごはん特別企画】ご当地のお正月料理・第1弾~神奈川県~

おうちごはん編集部スタッフの出身地にまつわるお正月料理を、リレー形式でつづる特別企画。第1回目は、浜っ子のライター・コノが、神奈川県のお正月料理を紹介します。神奈川県のおせちもお雑煮も比較的甘めのものが好まれているよう。他県ほど特徴はないかもしれませんが、そんな中にもきらりと光る神奈川らしさに注目してみました!

神奈川県ってこんなところ!

関東地方の南西端、東京都の南に位置する神奈川県。都道府県別の人口は東京都に次ぐ第2位を誇ります。神奈川の魅力といえば、都会的な横浜、歴史と自然を感じる湘南・鎌倉、そして温泉地としても人気の箱根など、さまざまな顔を持っているところでしょうか。

そんな神奈川の公認ゆるキャラって知っていますか? 私はパッと出てこず調べたところ「かながわキンタロウ」でした。生まれは水と緑でいっぱいの足柄山で、見た目はいわゆる金太郎。

現在は県庁のFacebookで、神奈川の最新情報を伝えているそう。なるほど、これからちょっと注目してみたいと思います。

かながわキンタロウ - ホーム | Facebook

神奈川県のお正月といえば!

箱根駅伝

正式名称は東京箱根間往復大学駅伝競走。誕生は1920年(大正9)で、2019年で第95回を迎えます。我が家では毎年、駅伝が行なわれる1月2日、3日は、テレビ中継を見るのが常でした。親戚の家に遊びに行っても、ついているテレビは必ず箱根駅伝。これは神奈川県民にとって“あるある”ではないでしょうか。

正直、幼いころはあまり興味がなかったけれど、大人になったらドはまりし、毎年1月2日は箱根に泊まり、往路・復路ともに沿道で応援するのが数年続いたほど。箱根駅伝の後は選手たちに触発されて、ちょっと近所を走ってみたりして……。

2019年はどの大学が一番最初に芦ノ湖のゴールに飛び込んでくるのでしょう。青山学院大学の5連覇を阻止する大学は現れるのでしょうか? 

どんなドラマが生まれるのやら今からワクワク。みなさん、ぜひぜひ一緒に応援しましょう!

箱根駅伝公式Webサイト

川崎大師と名物「久寿餅」

神奈川県の初詣といえば、川崎市にある川崎大師(平間寺)が有名。厄除けに絶大なご利益があり、昔から「厄除けのお大師さま」として親しまれています。お正月には毎年全国から約300万人もの参拝者が訪れ、全国の初詣の人出ランキングでベスト3入りするほどの人気です。

参拝した後はおみくじを引くという方も多いかと思いますが、川崎大師は凶みくじが多め。私も以前、初詣でまんまと「凶」を引き、もう1回引いたらまたもや「凶」で、さらにもう1回引いたらやっぱり「凶」だったので、あきらめた記憶があります。

そんな川崎大師の名物は「久寿餅(くずもち)」。参道の仲見世通りには、久寿餅の名店が多数あります。中でも「住吉」は大正6年創業の老舗。久寿餅はモチモチとした食感に、きな粉の香りと黒蜜の甘さが絶妙にマッチした逸品です。

そして、購入した久寿餅を入れてくれる黄色い手提げ袋は、幸せを運ぶといわれています。そこもつい買いたくなっちゃうポイントです。

住吉|川崎大師近くで名物久寿餅(くずもち)を中心に伝統の和菓子を販売

神奈川県のお正月料理

さてさて、肝心の神奈川県のおせちとお雑煮についてですが、味付けは濃口醤油と砂糖など、比較的、甘めなものが好まれているようです。

こちらは、横浜に住む @sanaway さんのおせち。
一の重は、かまぼこ、伊達巻き、黒豆、栗きんとん、なます、田作りなどが入っていて、二の重には、お肉やお魚を焼いたり煮たりしたものを。そして三の重は色とりどりのお煮しめがたっぷり。こんな感じのおせちが一般的なのではないかなと思います。

そんな中、地域や家庭によっては「ほかの県とはここがちょっと違う!」というポイントがあるので、代表的なものを3つご紹介します。

「かまぼこ」にこだわりアリ!

おせちの中身は、かまぼこ、栗きんとん、伊達巻き、黒豆、数の子などごく普通のものが多いのですが、かまぼこは「小田原かまぼこ」が有名で種類も豊富。どれをおせちに入れようかと迷ってしまうほどです。

創業150周年を迎えた老舗「鈴廣かまぼこ」では、かまぼこに絵や文字をプリントできる「プリかま」も登場。新年のメッセージを添えたかまぼこでおもてなししたら、家族もゲストも喜ぶこと請け合いですね。

「鈴廣かまぼこ」にはほかにも、小田原かまぼこの伝統的な特徴を極めた「古今」や、色とりどりで見た目が美しいオードブルかまぼこ「海山のおーどぶる」など、贈り物にもぴったりの魅力的な商品が多数。気になった方はぜひオンラインショップをチェックしてみてくださいね。

鈴廣オンラインショップ

「中華おせち」も人気!

横浜といえば、中華街やシウマイで有名な「崎陽軒」があるなど、中華料理のイメージがありますよね。そのためか、「中華おせち」を楽しむ方も多いようです。

“週6000円台のおうち献立”を紹介したブログ「藤原家の毎日家ごはん。」で知られる“おうち料理研究家“のみきママも神奈川県出身。

しかも中華料理店の娘さんとあって、以前、作られていた中華おせちもとってもおいしそうなんです! 焼き豚とエビチリと焼きシュウマイが入っていて、おせちなのにごはんがどんどん進んでしまいそうですよね。

みきママの作るごはんは、どれも豪華に見えるのに実は安いという、まさに理想的なおうちごはん。おいしさの秘密と節約テクニックが詰まったブログやレシピ本も要チェックです!

藤原家の毎日家ごはん。
みきママ最新本「世界一親切な大好き! 家おやつ」

お雑煮に「かつお節と青のり」をトッピング

神奈川のお雑煮は基本的に、かつお節と昆布でとった出汁に、焼いた角餅を入れるスタイル。
我が家はそこに鶏肉と三つ葉、ゆずを入れますが、お雑煮の具材などは同じ神奈川でも地域によってさまざまです。

@akr2605 さんのおうちのお雑煮は、鶏肉、大根、人参、小松菜、里芋に焼いたお餅を入れ、最後にかつお節と青のりをトッピングしたら出来上がり。これは横浜にあるお父さまのご実家から伝わるレシピなのだとか。

かつお節と青のりを入れるお雑煮といえば、厚木風雑煮が有名。こちらも和風だしに鶏肉と里芋、大根、小松菜を具材とした醤油味で、かつお節と青のりをかけて食べるそう。

また、青のりだけを入れるという地域もあります。トッピングするだけなら簡単に取り入れられるので、気軽に試してみたいですね。

うちではお正月にこれも食べます!

すき焼き

私の実家では、毎年1月2日の夜ごはんはいつも「すき焼き」。お正月のゆるいバラエティー番組を見ながら、家族でハフハフ味わうすき焼きの味は格別でした。

母はお肉の脂身が苦手で赤身ばかり食べていて、父はむしろ脂身が好きで牛脂まで食べていたことが懐かしい……。今でもお正月にはやっぱりすき焼きを食べます。

上のお写真のわたをさん(@n.watao)家のすき焼きもとってもおいしそう! さらにこの中に、うどんと卵を入れて味わったそう。ああ、想像しただけでもよだれが……。
我が家も次はこの食べ方をマネしたいと思います!

お正月料理のお供は箱根駅伝で決まり!?

私がお正月と聞いて真っ先に浮かぶのは、実のところ、おせちやお雑煮より箱根駅伝かも……。なので、箱根駅伝を見ながら食べるお正月料理が一番好きです(笑)。

みなさんは、どんなシチュエーションで食べるお正月料理が好きですか? どうぞすてきなお正月をお過ごしください。そして2019年がいい年になりますように!

さて、次回の担当は、千葉県出身のおたつ。千葉のお雑煮には落花生が入っていたりするのでしょうか!? どんなお正月料理が飛び出すか、お楽しみに!

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