出典 : @yukiito326

夏のお弁当も安全でおいしく!「痛みにくいお弁当」の作り方

気温や湿度がぐんぐん上がるこれからの季節。お弁当を作る人にとっては、痛みにくいことが最優先になりますよね。痛みにくいお弁当を作るにはいくつかコツがあります。その中でも今回は、梅や香辛料、香味野菜など抗菌・防腐パワーのある食品を使って作る、痛みにくいお弁当をご紹介。夏のお弁当作りに悩んでいた方、必見です!

夏のお弁当におすすめの食品&アレンジメニュー

夏場、お弁当の蓋を開けてギョッとした経験はありませんか?

細菌は35℃前後で最も活発になり、高い湿度が大好き。そのため、梅雨時から夏場はお弁当が痛みやすくなります。

一度痛んでしまったお弁当は電子レンジで加熱して殺菌しても、細菌の毒素が付着しているため、食べられません。そんな悲劇を生まないためにも、痛まないお弁当作りを心掛けたいですよね!

夏のお弁当に入れない方がいいおかずは、生野菜や煮物、マヨネーズを使ったポテトサラダやマカロニサラダ、でんぷんを多く含むイモ類や根菜類、練り物(加熱すればOK)など。

……意外とたくさんありますよね。

じゃあ、何を入れたらいいのかと言うと、抗菌・防腐パワーのある調味料や食材を取り入れるのは有効。梅、香辛料、香味野菜、酢などがそれにあたります。

ここでは、梅、香辛料、香味野菜、酢のそれぞれのパワーに触れながら、お弁当にぴったりなアレンジメニューをご紹介します!

【おすすめその1】梅

昔から殺菌効果でおなじみの食材といえば、梅。梅に含まれているクエン酸が、細菌の繁殖を抑えてくれます。

さらに、お腹の中で胆汁の働きを活発にしてくれるから、食中毒の原因となる菌に対する効果も期待できます。

さっぱり爽やか「梅の炊き込みごはん」

梅干しはごはんの上に置くだけでも効果があるのですが、梅干しを炊飯器に入れてごはんと一緒に炊いても! 

@eatdrop さんはお米2合に対して梅干し2~3個を使い、だし汁やみりん、醤油を加えて炊いているそう。

さっぱりした味わいで、見た目にも爽やか。梅干しは塩気が強いものよりも少し甘めの方が合うようですよ。

梅づくし!「梅風味の唐揚げ」

しっかり中まで火を通す唐揚げは、痛みにくいおかずの代表選手。梅風味に仕上げれば、さっぱりといただけますね。

今回は @carousel1126 さんの「胡麻衣の梅風味唐揚げ」の作り方をご紹介します!

【胡麻衣の梅風味唐揚げ】
〔材料…3人分〕
鶏もも肉…2枚(約500g)
☆梅干し(たたいて梅肉にしておく)…3個分
☆醤油…大さじ1
☆梅シロップ(又は蜂蜜)…大さじ1
☆梅酒(又は酒)…大さじ1
☆梅酢(又は酢)…大さじ1
☆生姜の絞り汁…大さじ1
☆すりおろしニンニク…1片分
卵…1個
★片栗粉・薄力粉…各大さじ3
★白炒り胡麻…大さじ3
揚げ油…適宜
〔作り方〕
① 鶏もも肉を食べやすく切りポリ袋に入れて、☆の材料を入れ揉み込んで味を馴染ませ、冷蔵庫で1時間以上置く。
② ①の鶏肉をザルにあけ汁けを切ってからボウルに入れる。卵を割り入れ揉み込む。★を加え揉み込む。
③ 揚げれば完成!

出典:Instagram(@carousel1126)

@carousel1126 さんは梅干しの代わりに、自家製の梅の甘酢漬けを使っているそう。さらに梅シロップ、梅酒、梅酢と梅づくし! それぞれ蜂蜜、酒、酢で代用できるので、気軽に挑戦できそうですね。

梅と大葉でWのパワー!「和風ペンネ」

ペンネと言えばアラビアータのイメージが強いですが、実は和の食材とも相性抜群なんです。

@mlunch_27 さんは鶏ささみ、梅、大葉と合わせた「和風ペンネ」にアレンジ。大葉にも防腐・殺菌作用があるので、Wで安心ですね。

また、長いパスタはお弁当に入れるとどうしてもくっついてしまいますが、短いペンネならくっつきにくく、食べやすいのも魅力ですよ。

【おすすめその2】香辛料

カレー粉、マスタード、唐辛子、わさびなどの香辛料にも菌の繁殖を抑え、おかずを痛みにくくしてくれるパワーが。おいしさも増すので、食欲増進も期待できそうです。

食欲そそる!「カレー炒め」

@yukirichi119 さんは、豚肉とピーマン、パプリカをピリッと刺激的なカレー炒めに。スパイシーな香りとカラフルな見た目に食欲がわいてきそう。

ちなみにミニトマトのヘタは蓋を閉める前に取っていると言う@yukirichi119 さん。ミニトマトやイチゴなどのヘタには菌が付着していることが多く、水洗いでは十分に取れないことも。ヘタはあらかじめ取ってからお弁当に詰めるようにしたいですね。

粒マスタードたっぷり!「ホットドッグ」

今日のお弁当はパンがいいなと思ったら、ホットドッグはいかが? 粒マスタードは、パンにもソーセージにもたっぷりつけるのがおすすめ。

同じパン弁当でも、痛みやすい生野菜やポテトサラダをはさんだサンドイッチは、避けた方が安心です。

【おすすめその3】香味野菜

大葉、生姜、ニンニクなど香りが高い香味野菜も頼れる存在。抗菌作用だけでなく、料理の味を引き立ててくれるので積極的に使いたいですね。

ごはんが進む!「ハンバーグ大葉巻き」

まさに今が旬の大葉は清々しい香りが特長で、日本の代表的なハーブ。この香り成分に防腐・殺菌作用があると言われています。

@hirococafe さんの「ハンバーグ大葉巻き」は、ジューシーなお肉と爽やかな大葉が絶妙で、ごはんが進む味わい。お肉はお好みで鶏肉にしても!

お弁当の定番!「生姜焼き」

生姜に含まれるジンゲロールという辛み成分には、殺菌作用などのうれしいパワーがいっぱい。

生姜を使ったおかずと言えば、豚の生姜焼きですよね! 冷めてもおいしいので、お弁当にぴったり。@kurumiruku1207 さんのように、のっけ弁にしてしまうのも手ですね。

【おすすめその4】酢

酢の主成分である酢酸には強い抗菌作用が。料理に使うのはもちろん、炊飯の時に酢を入れて炊くのもおすすめです。

最強のメニュー!?「油淋鶏」

鶏の唐揚げに酸味の効いた香味ソースがおいしい「油淋鶏」は、痛みにくいおかずの最強メニューかも!? 防腐対策には、お酢をたっぷり効かせるのがポイントです。

朝から作るのは大変という方は、作り置きしておいても。ラップに包んで保存容器に入れて冷凍しておけば、ラップごと電子レンジで温めてそのままお弁当に入れられます。

酢飯がおいしい「稲荷ずし弁当」

お酢のごはんで作る稲荷ずし。さっぱりした味わいが食欲をそそり、片手でパクッと食べられる手軽さも魅力ですよね。

紅ショウガや大葉を添えると見た目も良く、さらなる効果も期待できそうです!

夏もお弁当作りを楽しもう!

夏場のお弁当に入れない方がいいおかずも多いけど、入れても大丈夫なおかずも結構ありますよね。

ただ、ほかにも調理器具を清潔にしたり、手をこまめに洗ったり、味付けを濃くしたり、おかずとごはんはしっかり冷ましてから入れたりと、気をつけることはいろいろ。

安全には注意しながらも、夏もお弁当作りを楽しんでいきたいですね!

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