秋の味覚「さつまいも」は身体にうれしい食材
秋の味覚、さつまいも。
さつまいもと聞くと皆さん何を思い浮かべますか?
私は小さいころ、秋の夕暮れに食べた焼きいもを思い浮かべます。
子供のころから馴染み深いさつまいもは、実はとても栄養価が高く美容にも効果があるんです。
さつまいもには糖分をエネルギーに変えるビタミンB群や、抗酸化作用を持つビタミンE、コラーゲンの生成を促進するビタミンCなど、様々な栄養素がバランスよく含まれた食材であるといえます。
一般的にビタミンCは熱に弱く、加熱調理をすると失われやすいのが欠点です。
しかし、さつまいもに含まれるビタミンCはでんぷんによって熱から保護されているため、加熱調理をしてもその成分が失われにくいという特徴があります。
さつまいもには、ビタミンCが豊富に含まれています。しかも、加熱調理しても栄養素が失われにくいという特性があるんです。
また、いも類の中でも食物繊維の含有量はトップクラス! さつまいもを切ると出てくる「ヤラピン」という白い液体との相乗効果で、腸内環境を整えてくれるという効果も期待できます。栄養素が豊富で、とても頼もしい食材なんです。
旬の時期である秋は、特に栄養価が高くなり、美味しさも抜群。
たっぷり美味しく、いただいてみませんか。
さつまいも料理4選
さつまいもは、揚げるもよし、煮るもよし、蒸すもよし。とっても万能な食材です。
まずは、さつまいもで作る「おかず」アレンジをご紹介します。
【1】さつまいもの定番料理「炊き込みご飯」
さつまいもといえば、炊き込みごはん。炊き込みごはんは長時間ゆっくり火にかけるため、さつまいものでんぷんが糖に変わり、より甘くなります。
炊き込む前にしっかり水にさらすことで灰汁がとれて、うま味がギュッと詰まった炊き込みごはんに。ホクホクしたさつまいもがたまらなく美味しいですよね! 少し塩を振りかけて食べると、より甘さを感じられるのでぜひお試しください。
【2】油を使わないヘルシーおかず「スコップコロッケ」
こちらはさつまいものスコップコロッケ。スコップコロッケは、油で揚げないのでとってもヘルシーなうえに、作り方もとっても簡単なんです。
蒸かして柔らかくしたさつまいもに、炒めたひき肉や玉ねぎを混ぜ合わせてパン粉を振りかけ、オーブンやトースターで焼くだけ。
とってもヘルシーながら、さつまいものホクホク感をしっかり活かしてくれる一品です。
【3】甘くてもちもち「ニョッキ」
こちらはさつまいものニョッキ。モチモチとした食感で、とっても日本人好みです。
チキンとバジルのガーリックソースをかけて仕上げた@makikomakinoさんのさつまいものニョッキ。写真からもいい香りが漂ってくるような気がするほど美味しそう! 茹でたニョッキを少し揚げてみるのもおすすめ。外がカリっと中がもちっとした食感が楽しめるので、いつもと違う食感のさつまいもを楽しむことができます。
【4】そそられるビジュアル「トルネードポテト」
こちらはさつまいものトルネードポテト。最近ではお祭りの屋台やレストランでもよく見かけますよね。カリッとした食感と甘さが癖になります。
「どうやって切るんだろう?」と疑問に思いますよね。
実は、100円ショップでも売られているくるりんカッターを使えば、簡単にトルネードポテトを作ることができるんです。
さつまいもスイーツ4選
さつまいもといえば、やっぱりスイーツ!
そんな方にオススメ、おうちで作れるさつまいもスイーツをご紹介します!
【1】さつまいもスイーツの王道「大学いも」
さつまいもスイーツの王道といえば大学いも。
使う材料も少なく、おうちにある調味料で作れるお手軽なスイーツながら、美味しさは抜群!
外がカリっと中がふわっとした食感で、タレの甘みとさつまいもの本来の甘みでとっても贅沢な味わいに。手が止まらなくなるほどやみつきになる美味しさですよね。@manami_sekizawaさんは、大学芋にくるみをトッピング。食感が楽しく、相性も抜群だそうです。
【2】こちらも王道スイーツ「スイートポテト」
こちらも王道なさつまいもスイーツ、スイートポテト。
スイーツポテトは、実は日本発祥のスイーツ。庶民の食べ物であったさつまいもに、東京の洋菓子職人が洋菓子の材料、技術を組み合わせて作ったものがスイートポテトなんです。
さつまいものほくほくとした食感を活かしたスイートポテトにするのもあり、裏ごしをしっかりして口当たりがなめらかなスイートポテトにするのも美味しいですよね。みなさんはどちらがお好みですか?
【3】バリエーション豊富「さつまいもチップス」
こちらはシンプルにさつまいもを揚げたさつまいもチップス。
ポテトチップスとは違い、さつまいも本来の甘みがあって手が止まらない美味しさの一品です。
電子レンジだけでも作ることができるため、意外に手軽に、そしてヘルシーに作れますよ。
タレをからませれば大学芋風に、シロップをかければ芋けんぴ風、生姜汁をかけてみればちょっと刺激的な味。さまざまなアレンジを楽しむことができるので、自分好みのさつまいもチップスにアレンジしてみるのも面白そうです。
【4】みんなでシェアして食べたい「スコップケーキ」
こちらはさつまいものスコップケーキ。
スポンジケーキの上に、さつまいもクリーム、キャラメリゼしたさつまいもチップスをのせたさつまいもづくしのケーキ! よく冷やして食べるとまた一段と美味しさがアップするんだそうですよ。
焼きいもだけじゃない!さつまいもアレンジにトライしてみませんか?
作ってみたいと思うさつまいも料理やスイーツはありましたか?
さつまいもは、栄養価も満点で、おかずにもスイーツにもなる食材です。
今年はお馴染みのさつまいも料理から、いつもと違うさつまいも料理を楽しんでみてください。