シュトレンとは?
クリスマスを待つアドベント(イエス・キリストの降誕を待つ期間)の間に食べるドイツの伝統的な発酵菓子、シュトレン。
シュトレンはドイツ語でStollen「坑道」の意味ですが、砂糖に包まれた真っ白な形は、白いおくるみに包まれた幼子イエスをイメージしているとも言われています。
ちなみに、「シュトーレン」という表記もよく見かけますが、本場ドイツの正しい発音は「シュトレン」だそう。おうちごはんでは「シュトレン」でまいります!
シュトレンの魅力はこれ!
【1】ドライフルーツやナッツがたっぷり
シュトレンの生地には洋酒に漬け込んだドライフルーツやナッツ、マジパンがたっぷり練りこまれています。レーズン、オレンジピール、チェリー、アーモンドホール、くるみなどが王道でしょうか。これらが贅沢にもふんだんに使われているので、まさにクリスマス前の時期ならではの特別なお菓子ですね。
【2】日に日に味が変化
生地に練り込まれたドライフルーツやナッツの味が、日に日になじんで変化していくんです!クリスマスまで少しずつカットして、シュトレンが熟成される過程をゆっくり楽しむのもおすすめです。
【3】お店や作り手の“こだわり”がぎっしり
お店によって使われる材料やその仕込み方、成形方法が異なり、味も見た目も楽しめます。ラッピングにもお店の個性が出るので、つい買い集めたくなってしまったり!?
おうちでも意外に簡単に作れるので、お友達同士で交換してみるのもいいかもしれません。
今日のおやつ。
シュトーレンを作ってみた。
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1週間くらい寝かせてから食べると、さらに美味しいらしい。
けど、待ちきれず食べちゃった。
1週間後はもっと美味しいなんてワクワク。
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12月になったら、毎日1切れづつスライスして食べて、クリスマスを楽しみに待つお菓子らしい。
これは今日すでに半分くらい食べちゃったから、また作ろう。
味の変化を楽しみたくて、少し日を置いて味をなじませよう!と思うんですが、待ちきれずについ食べちゃうんですよね。非常によくわかります、その気持ち(笑)。
あらためて、ちゃんと知りたい!シュトレンができるまで
材料の配合で味も食感も変わってくるシュトレン。材料選びにも作り手のこだわりがあります。
東京・笹塚にあるパン屋さん「オパン」のシュトレンの作り方を例に流れを見ていきましょう!
まずは、材料を厳選
オパンさんでは、洋酒にじっくり時間をかけて漬け込んだレーズン、オレンジピール、ドレンチェリー、クランベリー、パイン、スペイン産アーモンドホールが使われていて、シナモン、ナツメグ、カルダモンのスパイス香る深い味わいが特徴です。
生地にたっぷりのドライフルーツを加えていきます
時間をかけて熟成させてドライフルーツとナッツを生地に加えて、まんべんなくしっかりと混ぜ合わせていきます。
成形してオーブンヘ
生地をゆっくり寝かせて、形を整えたらオーブンヘ。
砂糖をまとわせて、できあがり!
焼きあがったら、仕上げに粉砂糖をまとわせて完成!
オパンさんの2016年販売分のシュトレンは12月15日まで受け付けているそう!詳しくは下記リンクをチェックしてみてくださいね。
おうちでも作れるシュトレン
材料選びからできあがりまでの過程を知ると、作り手の思いやシュトレンのおいしさの秘密を改めて実感することができますね。クリスマスまであと1か月、今年は熟成が進んで変化していくシュトレンの味を、毎日少しずつ薄くスライスして楽しんでみてはいかがでしょうか。
レシピサイトでもシュトレンの作り方がたくさん紹介されています。自分の好きなドライフルーツをたっぷり使って、オリジナルのシュトレンに挑戦してみるのもいいですね。
みんなはどんなシュトレンを楽しんでいるんだろう?インスタグラムハッシュタグでチェックしてみるのもおすすめです。
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