今から40年前、家庭でも一般的に栽培されるほど大ブームになった“紅茶キノコ”は、元々東モンゴル原産と言われており、シベリアなど寒い地方でよく飲まれていた植物性の発酵飲料です。

紅茶やウーロン茶、緑茶などに砂糖を加え、まるでキノコのようなゲル状の塊を1週間～10日ほど漬けておくことでできる「コンブチャ」は、アメリカでも大人気に。ミランダ・カーやマドンナを始めとしたセレブたちにも愛好家が多く、欧米では“Kombucha”としてスーパーやカフェなどでもよく見かけることができます。

昨年、NHK「きょうから発酵ライフ」に出演されていた女優の藤原紀香さん。番組では、みそや納豆、甘酒などの発酵食品を日常に上手く取り入れる方法が特集されていましたが、紀香さんのブログでは、「腸を制するものは。」というタイトルで、紅茶キノコについて紹介されています。

「腸を制するものは、脳を制す」、何だかとってもグッときます。紅茶キノコは酵素やビタミンC、B群などの栄養成分も豊富。腸内環境が整うと腸が元気になり、免疫力を高めてくれたり、抗酸化作用、疲労回復など、美容と健康にうれしい効果がいっぱいです。

グルテンフリースイーツやフルーツたっぷりの「スムージーボンボン」がインスタで話題になっている「ELLE café」。こちらでもコンブチャが大人気になっています。

2017年4月20日にオープンした「ELLE café GINZA SIX」では、期間限定の“ライチ＆ローズ”などオリジナルのコンブチャドリンクが味わえます。

1本1本お店で手づくりされているフレッシュなコンブチャは、“ザクロ＆ベリー”、“パッションフルーツ＆ジンジャー”など、フルーティーなフレーバーと炭酸のさわやかな味わいが特徴。約2年の開発期間を経て発売されたELLE caféのコンブチャは、体にやさしくてとってもおいしいと大人気になっています。

店頭では大好評のため即完売してしまった濃縮タイプのコンブチャエキス。オンラインショップでは、6月1日からの販売開始に向けて現在先行受注中です。1本に約6000億個の乳酸菌が入っているエキス、気になりますね。

「Kombucha Wonder Drink（コンブチャワンダードリンク）」は、発酵過程で作られた栄養素を壊さないよう丁寧に低温殺菌することで常温での長期保存を可能にした、アメリカで大人気の缶入りコンブチャです。一般的な炭酸飲料やジュースに比べ糖分が約4分の1以下で、USDA認証の100％オーガニック。ノンアルコールなので、子供から大人までみんなで楽しむことができます。

紅茶、砂糖、水でつくった甘い紅茶液を人肌温度くらいまでに冷まして、紅茶キノコ株に注いでつくるコンブチャ。暖かい春や夏は発酵を促してくれるので、コンブチャを育てるには最適な季節です。最近では日本でもコンブチャレッスンが開催されたり、コンブチャスターターキットが販売されるなど、以前よりも株が手に入りやすくなってきました。株から育てられる場合には、ガラス瓶を煮沸消毒、もしくはアルコール消毒するなど衛生面にも十分配慮しながら、コンブチャができる過程を楽しんでみてくださいね。

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