まるでアンティーク食器。杉田真紀さんの器はシンプルなのに主役級
札幌の陶工房「Mano(マーノ)」で作陶されている陶芸家、杉田真紀さん。
“手に取った時にしっくりと手になじむような作品を”という想いから、イタリア語で「手」を意味する「マーノ」と名付けられたそうです。
そんな杉田さんはなんとOL時代、陶芸教室に通い始めたことがきっかけで作家の道に進むようになったのだとか。
生き方までかっこいい杉田さんの作品は、西洋のアンティークをイメージしながら艶感とマットな質感をちょうどよく混ぜ合わせたような風合いが魅力的です。
装飾のないシンプルな器ですが、独特の雰囲気を持ち合わせた他にはない素敵な器たちです。
杉田真紀
札幌市生まれ
OL時代より、かねてから興味のあった陶芸教室に通い始める。
2007年より、TENSTONE橋本忍氏に師事。
2009年9月 独立・築窯 陶工房&ギャラリー マーノ OPEN
現在、個展・企画展を中心に活動・制作中。
映画 「ぶどうのなみだ」に作品提供。
どんなシーンにもぴったり合う。優雅なフォルムが魅力的な器たち
カフェマグ-antica-
ヨーロッパのアンティーク感をイメージし、イタリア語の「アンティーク」から命名されたこちらのカフェマグ。
杉田真紀さんの器は目止めの必要がないので、すぐに使える点も嬉しいです。
クリーム色とホワイトが混ざったような色味やざらつきのあるマットな質感がモダンで素敵。
取っ手は厚みがなく、幅広なので持ちやすそうですね。
杉田真紀さんの作品の中でも人気のアイテムです。
まるマグ
カフェマグ同様、かすれた質感が素敵なまるマグ。
マット寄りではありますが、少しツヤもあり大人っぽい。取っ手部分はカフェマグと同じく薄い造りで、コロンとまるいフォルムとは雰囲気の違う華奢な取っ手がかわいさを抑えてくれます。
オンラインショップを運営されている@kojimegumi さんいわく、まるマグはとっても人気のアイテムなんだとか。
ホットドリンクはもちろん、スープ皿としても使えそうですね。
カフェオレボウル
上品なラベンダーカラーが目を引くカフェオレボウルは、優雅なラインとムラのある色味が杉田真紀さんならではの作品。
口元のラインは手作業で作られているため、一つ一つ表情が違います。
カフェオレボウルとしてはもちろん、ちょっとした小鉢の代わりにも使えそう。
飯碗-antica-
和食器なのにモダンで適度な重厚感のある飯椀。
案外探しても見つからないんですよね……。
毎日使うものだから良いものを選びたいという方におすすめです。
“手に取った時にしっくりと手になじむような作品を”という点が一番に感じられる作品なのではないでしょうか。
ゆらぎ湯呑み
これは一つ一つ口元が揺らいでいる湯呑みなんだとか。渋すぎず、どんなおうちにも馴染みそうなデザインが素敵です。
ざらつきの気にならないスムーズな口元も嬉しいですね。
一人一つ、家族で揃えたいアイテムです。
みみボウル
みみのついた浅めのボウル。インスタグラムでも愛用者続出です。
なんと言っても他にはないこのデザインが魅力。
グラノーラを入れても良し、スープを入れても良し。何を盛り付けても、いつもの料理がワンランクアップしそうな器です。
紺色の方も内側がホワイトなので、盛り付ける料理を選びません。
オーバルプレート
シンプルなオーバルプレートでも杉田真紀さんならではのかすれた風合いでグッと味が出ています。
ラフで表情豊かなラインも、盛り付ける料理を活き活きさせてくれそう。
横30cm、縦21.5cm、厚さ1cm程度とメイン料理をしっかりと受け止めてくれそうなサイズ感はワンプレートごはんにもぴったり。
木製のカトラリーやトレーと相性抜群です。
Flowプレート-antica-
浅すぎず、深すぎず、使い勝手の良いFlowプレート。
美しすぎるフォルムだけでなく、和食にも洋食にも合いそうなところもポイント。
一つ持っておくと様々なシーンで活躍してくれると思います。
写真の生成りの他に紺色(内側生成)もあります。
ちょこカップ-antica-
個人的のもっとも気になるこちらのちょこカップ。
果物やヨーグルト、おつまみ、おひたしなどのおかず物を入れてワンプレートにのせてもかわいいかも。
何かと使える小ぶりなカップ、いくつかあると便利かも。
水差し
ミルクピッチャーとしても使える水差しもインスタグラムで大人気。
くびれたラインがなんとも女性らしく、絵画の中に登場しそうなデザインは、他ではなかなか見つかりません。
クラシックなのにモダンという不思議な水差しで食卓を彩ってみてはいかがでしょうか?