
素朴な味わいがおいしい、フランス家庭料理
キャロットラペ
キャロットラペ (Carottes râpées)の「ラペ」はフランス語で「すりおろす」という意味で、粗めのグレーター(おろし器)やスライサーなどで細切りにしたにんじんをドレッシングで和える、フランスの定番お惣菜。
@chie_annakaさんは、帆立の缶詰やあさりなどをプラスしてごちそう感と旨味をアップしているそう。冷蔵庫で一晩寝かせるとより味がなじんでおいしさもアップするので、作り置きおかずとしてもおすすめです。
キッシュ・ロレーヌ
キッシュ・ロレーヌ(Quiche lorraine)は、フランス北東部アルザス・ロレ−ヌ地方発祥の郷土料理。パイ生地もしくはタルト生地にベーコンとグリュイエールチーズをのせて卵液を流し入れたらオーブンへ。具材のアレンジも幅広い、定番のフランス家庭料理です。
具をバターで炒めます。玉ねぎとマッシュルームとほうれん草とベーコンを入れました。アパレイユは卵3個に生クリーム200mlです。アパレイユと炒めた具を混ぜてパイ生地を敷き詰めた型に流し入れ、チーズをかけて180℃のオーブンで50分焼きます。途中、焼き色がつきすぎるようならアルミホイルを被せます。焼きが足りないようなら追加して更に焼きます。
@momoichigo0515 さんは、18cmの深型でお店のような分厚いキッシュを手作り。冷凍パイシートを使うと、おうちでもより手軽にキッシュが楽しめます。
タルティフレット
タルティフレット(Tartiflette)は、フランス東部サヴォワ地方の郷土料理。ゆでたじゃがいもに炒めた玉ねぎとベーコン、チーズをのせてオーブンへ。伝統的にはルブロションと呼ばれるサヴォワ地方のチーズが使われます。
@chef_gakky_ludique さんは、ルブロションチーズはなかなか手に入りにくいということでカマンベールチーズとナチュラルチーズで代用して。玉ねぎを甘くなるまで炒めることがおいしく作るポイントだそうです。
アリゴ
アリゴ(Aligot)は、フランス中南部オーブラック地方の郷土料理。じゃがいものピュレにチーズや牛乳などを加えて、チーズが糸を引くまで混ぜることで粘りが出てまるでお餅のように。肉料理などの付け合せとしてフランスでは大人から子供まで大人気の一品。
裏漉ししたポテトにコンテチーズを加え、生クリームと牛乳で伸ばしながら、練り上げました。
ドイツ系ソーセージとハムの専門店、メツゲライクスダのヴァィスヴルスト(白いソーセージ)とフレンチマスタードを添えていただきました。
@ironmanmaetin さんは、コンテチーズで作ったアリゴに白いソーセージを添えて。もちもちとした食感がくせになるアリゴは、お酒にもぴったりです。
ポトフ
potは鍋や壺、feuは火を示すため、「火にかけた鍋」といった意味になる
ポトフ(Pot-au-feu)は、フランスの代表的な家庭料理の一つ。牛やソーセージなどの肉類と大きめに切った野菜類などを入れてじっくり煮込んだもので、フランスではスープと具は別皿で提供されて、肉や野菜にはマスタードを添えられているのが一般的です。
@mayu_kitchen_co さんは、塩豚を使ってポトフに。旨味たっぷりのスープもコトコト煮込んだキャベツなどの野菜も、日本のおでんのようにほっとするやさしい味わいです。
シュークルート
シュークルート(Choucroute)はフランス北東部、ドイツとの国境に接するアルザス地方の郷土料理。アルザス語で「酸っぱいキャベツ」を意味するシュークルート(ドイツ語でザワークラウト)は塩漬けして乳酸発酵させたキャベツのことで、このキャベツを使って肉や野菜とともに煮込んだ料理のこともシュークルートと呼ばれています。
@87hiyoriさんは、ベーコンやヴァイスヴルスト(白ソーセージ)、蒸し豚、じゃがいもとシュークルートを一緒に煮込んで。キャベツのさわやかな酸味がそれぞれの具材と調和して、奥深い味わいを奏でます。
カスレ
カスレ(Cassoulet)は、フランス南西部ラングドッグおよびミディ=ピレネー地方の郷土料理。料理の名前の由来にもなったカソール(Cassole)と呼ばれる深い土鍋にたっぷりの白いんげん豆、豚肉や羊肉の塩漬け、鴨のコンフィなど数種類の肉類、香味野菜を入れてゆっくり煮込み、オーブンで焼きあげます。
お肉とソーセージは外はパリッで中はジューシー、じゃがいもと玉ねぎとニンニク、白いんげん豆はトロほくー!トロほくー!
@sonor28 さんは、白いんげん豆に塩豚やソーセージ、じゃがいもなどを組み合わせて鍋でコトコトと。肉の旨味をたっぷり吸った、やわらかくとろける白いんげん豆は絶品です。
コック・オ・ヴァン
コック・オ・ヴァン(Coq au vin)は、フランス中東部ブルゴーニュ地方の郷土料理。肉質が硬い雄鶏をたっぷりの赤ワインでやわらかく煮込んだ家庭料理で、フランス全土で親しまれています。
鶏肉を赤ワインに一晩漬けてから、じっくり丁寧に煮込んで。味がしっかりしみ込んだほろほろ食感の鶏肉は口福の味わいで、ワインとの相性も抜群です。
ブイヤベース
ブイヤベース(Bouillabaisse)はフランス南東部プロヴァンス地方にあるマルセイユの郷土料理。地中海の新鮮な魚介類をサフランやトマト、香味野菜などと一緒に煮込んだ漁師町の名物料理は、世界三大スープと称されています。
@haruna_takahashi7148さんのブイヤベースは、有頭えびを殻ごとこんがり香ばしく焼いてから、あさりや白身魚などとともにスープに加えるのがおいしさのポイント。魚介の旨味がギュッと濃縮した、最後の一滴まで飲み干したくなる一皿に。
おうちでフランス気分を
世界各地で大切にされている郷土料理や家庭料理には、各地域で継承されてきた食文化が反映されていて、食を通じてその土地の豊かさを味わうことができるのは素敵なことですよね。
作って、食べて、おうちの食卓でフランス気分を楽しんでみてはいかがでしょうか。