
コシヒカリ一強時代の幕切れ?!空前のブランド米ブームが気になる!
新米の季節ですね!
みなさんはどんな基準でお米を選んでいますか?
味や値段、生産地やブランドなど様々な理由があるかと思います。
近年、日本人の米離れのニュースをよく耳にしますが、離れてしまった現代人の嗜好性に合った米作りや、現代の日本の気候でもおいしいお米が育つようにと研究が進んだことで新品種がたくさん登場しています。
今回は話題の新品種ブランド米をご紹介します。
見た目もネーミングもおしゃれ!話題のブランド米6選
ちょっとその前に……
普段から馴染みのあるお米を食感チャートで表してみました。
今回ご紹介する新ブランド米の中には、図のお米の遺伝子を強く受け継いでいるものもあります。お米の食感や味の参考にしてみてくださいね。

【1】コシヒカリを超える甘さとツヤ。ポストコシヒカリ品種「いちほまれ」
「日本一(いち)美味しい、誉れ(ほまれ)高きお米」というコンセプトから命名された「いちほまれ」はコシヒカリ発祥の地と言われる福井県で作られたお米。
一般的な米の約2倍という値段にも関わらず、試験販売では5分で完売したそう。
コシヒカリを生んだ技術をベースに造られたいちほまれは評価テストの際、味や見た目などほぼすべての項目でコシヒカリを超える評価を獲得しました。
甘く、やわらかい粒が特徴で、コシヒカリの弱点である暑さにも強いため、安定した品質で日本一と呼ぶにふさわしいお米です。
【2】お米とは思えないネーミングと青いパッケージが目印「青天の霹靂」
パッと目を引くパッケージと珍しい名前が特徴の「青天の霹靂」は2015年にお米の格付けで最高位の特Aを与えられ、青森県産で初の特Aとしても話題になりました。
やわらかくもっちりとした「ひとめぼれ」の遺伝子を受け継ぎながらも、口当たりはさっぱり、後味はスッキリと粘りとキレのバランスが整ったお米です。
【3】めだかが泳ぐほど綺麗な水でできたお米「めだか米」
岩手県で作られた「めだか米」は自生のめだかが泳ぐ水田で作られた安全な特別栽培米。
めだかの生息する地域で田んぼの区画整理の話が持ち上がったとき、めだかを守ろうと工夫した結果こんな素敵なお米ができあがりました。
青天の霹靂と同じく「ひとめぼれ」の遺伝子を受け継いでいますが、青天の霹靂とは対照的に粘りがあり、粒がやわらかいというひとめぼれの特徴が強く出ています。
【4】2017年秋にデビュー「金色の風」
岩手県産の「金色の風」はこの秋デビューする注目のお米。
能年玲奈さんが出演するCMがかわいぎると話題です。
「ひとめぼれ」と「コシヒカリ」の遺伝子を受け継いでいるので甘く粒がしっかり、ふわりとした食感が特徴です。
日本穀物検定協会の食味試験では青天の霹靂やつや姫と同等の特A相当に認定されたそうです。
【5】同じく岩手県の新種米「銀河のしずく」
金色の風よりも1年先輩の「銀河のしずく」はおしゃれなパッケージが目印。
岩手県オリジナルの新品種で系譜で父にあたる「北陸280号」はコシヒカリと同等の食味と言われています。
粒が大きく、程よい粘りと、食べ飽きないかろやかな食感が特徴です。
金色の風と食べて比べてみるのも良いかもしれません。
【6】日本有数の米どころ、新潟県で7年かけて開発された「新之助」
新潟の新しいお米ということで「新之助」。
最近CMもよく見かける新之助は女性的なネーミングが多いお米の名前の中で、男らしい名前をということで命名されたそうです。
コシヒカリとは異なるおいしさを追求した新之助は大粒でコクと甘みがあり、品質劣化が少ない種類です。
魚沼産コシヒカリで有名な新潟の新品種は日本中が注目するニューウェーブになりそうですね。
新品種ブームはまだまだ続く!平成30年に発売されるブランド米
あの「つや姫」に弟が誕生します
名前は「雪若丸」。
パッケージのデザインは「日本の元気を食卓から」をテーマに考案されたそうです。
特Aを何年も連続で受賞している山形県の「つや姫」と「ひとめぼれ」ですが、期待の新人が今から待ち遠しいですね。
「富富富」と書いてなんと読む?
「富富富(ふふふ)」というユニークなネーミングが気になる富山県の新しいお米。
立山連峰の雪解け水と富山平野で育ったお米がどんな味に仕上がっているのか楽しみです。
続々と登場する新種米の情報は必見です。
たまには特別なお米を食べてみたり、おかずとの相性を考えてごはんを選んでみたり、食べることがより楽しくなる方法を見つけてみてくださいね。