機能性抜群の「曲げわっぱ」のお弁当箱
日本の伝統工芸品の中でも、身近にあるものといえば「曲げわっぱ」。古き良きノスタルジックな見た目と、愛らしい見た目が受け、今も根強い人気があります。
しかし、「曲げわっぱ」はかわいいだけではなく、機能性も高いんです。
昔から「おひつ」の素材として使われていた杉や檜には、水分を程よく吸収しご飯がベタつかず、傷みづらい特性があります。
その杉や檜の薄板を使った「曲げわっぱ」のお弁当箱は、時間がたって冷えたご飯が美味しく食べられることや、木が持つ清々しい香りが食欲をそそります。
最近では、いろんな形も増えてデザイン性もグーンとアップした「曲げわっぱ」のお弁当箱をご紹介。
まずは、定番の小判型。ごはんやおかずも詰めやすく、一番最初に購入するなら小判型の曲げわっぱがオススメです。
曲げわっぱのお弁当箱は、一見あまり量が入らないように見えますが、他のお弁当箱に比べて深みがあるため、十分な量のおかずを詰められるのもポイントです。
小判型を細長くした長手弁当箱。細長くかさばらないためで、鞄に入れやすいため人気です。箸も一緒に巻き込めるのもうれしいポイントです。
大人気インスタグラマー@kokoronotaneさん愛用の丸型
2016年3月に『のほほん曲げわっぱ弁当』を出版した大人気インスタグラマー @kokoronotane さんも愛用する、丸型曲げわっぱのお弁当箱。
丸型は詰め方がわからない!と躊躇する人も多いようですが、大きいおかずから入れ、立てかけるように副菜、隙間を埋めるおかずを入れていくのはどの形も一緒。
中心に大きいおかずを入れ、周囲に副菜、隙間を埋めるおかずを入れる方も入れば、周囲を詰めてから真中を詰めるという方もいるようです。
意外と詰めやすい、くぼみがアクセントの豆型
小判形にひとひねり加えたデザインが欲しいなー、という方に人気の豆型。くぼみがあることで壁面が広がるからから、意外とおかずが寄せやすく、詰めやすい形です。
おにぎり型、うめ型、スクエア型も
実はこんな形の曲げわっぱもあるんです。こちらはかわいらしいおにぎり型。
女子力がアップしそうなうめ型わっぱ。一見詰めるのが難しそうですが、角の部分を使いうまくつめると、持ち運んでもおかずが移動しずらいという特徴もあります。
「曲げわっぱ」というと曲線のイメージが強いですが、四角いタイプもあります。
知っておきたい「曲げわっぱ」のお手入れ術
曲げわっぱの正しいお手入れ術をすると、何年も使えるすぐれもの。
今回はお手入れの時に気をつけたい2つのポイントをご紹介。
1. 食べ終わった後は、すぐ洗う!
2. 両面しっかり乾燥させる。
食べ終わった後、放置していると食材の色が移ってしまう可能性があるので、食べ終わった後すぐ洗うと汚れが簡単におちます。また、洗った後はしっかりと風通し良い場所で、最初は伏せた状態で、その後上向きにして、両面乾燥させることで曲げわっぱを長持ちさせることができます。
価格は少し高めだが、それを上回る価値がある
「曲げわっぱ」のお弁当箱は密閉性が弱いというデメリットを持ってはいますが、何といっても「ごはんが美味しい」というメリットは絶大です。
「曲げわっぱ」のお弁当箱をきっかけに、お弁当ライフにハマる人も多いとか。
最近ではお弁当箱としてだけではなく、うつわとして楽しむ方も多いようですよ。
インスタグラムにもたくさんの「曲げわっぱ」のお弁当Picがアップされているので、是非ご覧ください。