
平成を彩ったスイーツの人気店13選
平成から令和へ……、残すところわずかになった平成にブームを巻き起こしたスイーツたちについては、以前おうちごはんでご紹介させていただきましたが、今回はこの30年の間に話題になったスイーツの人気店に注目! 一度は食べた、買った、いただいた、あこがれた平成のスイーツたちが大集合です。
平成5年(1993年)「PASTEL(パステル)」なめらかプリン
平成5年の販売開始以来、東京みやげの定番として定着している「PASTEL(パステル)」のなめらかプリン。羽田空港にも店舗があるので、飛行機で出発する前にご家族やお友達のために購入されたことがある方も多いのでは? 期間限定のマンモスイチゴプリンやこいのぼりプリンなど、お子さんに喜ばれそうな商品がいっぱいです。
平成7年(1995年)「ROYCE'(ロイズ)」生チョコレート
チョコレートの殻の中に、ガナッシュクリームを閉じ込めた「プラリネ」や「トリフ」。その中の柔らかい部分だけを取り出して食べられたら…という発想がきっかけでした。
何度も試作を重ねて、平成7年に通年販売をスタートした「ROYCE'(ロイズ)」の生チョコレート。北海道に旅行された際や北海道物産展などで購入したり、おみやげにいただいたりして、みなさんも一度は食べたことがあるのでは? 今ではロイズの看板商品となったこちらの生チョコ、人気のきっかけはキャビンアテンダントの方々の口コミだったそう。
平成9年(1997年) 「Manneken(マネケン)」ベルギーワッフル
創業者で先代の荒木勲(故人)が、新しい味を求めてヨーロッパ各国を回っていた時、ベルギーの街角で出会ったのが現地のワッフルです。
日本におけるそれまでの「ワッフル」に対するイメージとは全く違った、香り高く、独特の歯ごたえを持った未知のお菓子。そしてどこか懐かしさを誘うシンプルな味。これに感動した荒木は、ぜひベルギーワッフルを日本に紹介したいと思いました。
昭和61年、大阪・梅田にベルギーワッフル専門店の元祖「Manneken(マネケン)」の1号店がオープン。当時から行列ができるほどの人気でしたが、平成9年にマネケン創業者の荒木勲氏が「ベルギー王国王冠勲章シェバリエ章」を受章され、ベルギーワッフルがさらに注目をされることに。プレーンやチョコレートなど定番商品はもちろんのこと、あんバターや玉露ワッフルなどの期間限定商品も要チェックです。
平成14年(2002年)「糖朝」マンゴープリン
平成3年に香港で誕生した「糖朝」が、平成14年に日本へ進出。同店の看板メニューともいえるマンゴープリンがメディアなどで紹介され、日本に香港スイーツブームを巻き起こしました。今では有名ホテルやパティスリーはもちろんのこと、コンビニなどでも気軽に購入できる定番スイーツとして日本中で親しまれています。
平成15年(2003年)「Patissier es koyama(パティシエ エス コヤマ)」の小山ロール
小山ロールの個性は、開発に要した3年の中で磨かれ、作り手にも焼くたびに緊張感を与えるような妥協を許さないレシピによって創り上げられています。(中略)
そして、オープンから15年経った今も、四季を通じて温度・湿度の変化の大きい日本特有の気候を何度も乗り越え、その中でも高いクオリティを保てるよう、パティシエたちの経験・技術と、オーブンなどの設備を担ってくださっている技術者の皆さんと共に進化を続けているのが、エスコヤマのスペシャリテ「小山ロール」であり、ひいては「日本のお菓子」なのです。
平成15年のオープン以来、「Patissier es koyama(パティシエ エス コヤマ)」の顔として長年愛され続けているスペシャリテ、小山ロール。オーダーメイドのオーブンでじっくりと焼きあげた生地、マダガスカル産の最高品質のバニラが香るカスタードクリーム、甘さをおさえた栗のコンポートなど、マニアックと評する以外にない小山進シェフのこだわりが詰まった逸品。兵庫県三田市にあるお店には、ここでしか買えない1本売りのロールケーキを求めて、今も行列が絶えないほど人気を博しています。
平成17年(2005年)「PIERRE HERMÉ PARIS(ピエール・エルメ・パリ)」マカロン
平成17年、日本にマカロンを定着させた立役者ともいわれるフランスのパティシエ、ピエール・エルメ氏のブランド「PIERRE HERMÉ PARIS(ピエール・エルメ・パリ)」のフラッグシップブティックが東京・青山にオープン。それを機に数年前から少しずつ話題になっていたマカロンが一気に大ブレイクし、人気とともにその知名度もアップ。各地に専門店ができたり、日本でもなじみのあるフランス菓子となりました。
平成18年(2006年)「Krispy Kreme DOUGHNUTS(クリスピー・クリーム・ドーナツ)」グレイズドーナツ
1937年にアメリカで創業した大人気ドーナツチェーン「Krispy Kreme DOUGHNUTS(クリスピー・クリーム・ドーナツ)」が、平成18年新宿サザンテラスに日本1号店をオープン。創業時から続く秘伝のレシピで作られているクリスピー・クリームの人気No.1ドーナツ、オリジナル・グレーズドを求めて長蛇の列ができ社会現象となりました。毎月10日はキッズドーナツデーということでお子さんが笑顔になれるうれしいサービスも! 詳しくはホームページをご覧ください。
平成19年(2007年)「GATEAU FESTA HARADA(ガトーフェスタ ハラダ)」グーテ・デ・ロワ
明治34年に群馬県高崎市で創業した「GATEAU FESTA HARADA(ガトーフェスタ ハラダ)」。昭和21年から製パン業に着手し、60年の研究と経験からパンの奥義を極めて開発された究極のフランスパンで作られたのが、大人気のガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」。平成19年に都内百貨店へ出店すると認知度が一気に上がり連日大行列に。チョコレートでコーティングされたものや甘くないオードブルラスクなど味のバリエーションも豊富で、おみやげや贈り物の定番として選ばれ続けています。
平成19年(2007年)「花畑牧場」生キャラメル
平成18年、北海道興部町にあるノースプレインファームが限定品として発売した生キャラメル。平成19年にタレント田中義剛氏が牧場長を務める「花畑牧場」が生キャラメルの販売をスタートすると、テレビなどでも紹介されて人気が高まり大ヒット商品に。北海道産の生クリームや北海道十勝産の生乳など北海道の素材にこだわって作られた生キャラメルは、北海道産いちごや夕張メロンなどのフレーバーも楽しめます。
平成24年(2012年)「MADAME SHINCO(マダムシンコ)」マダムブリュレ
楽天ショップなどのネット通販スイーツが注目された平成24年、テレビや雑誌などにも紹介されたことで最大4か月待ちになるほど人気となったのが「MADAME SHINCO(マダムシンコ)」のマダムブリュレ。厳選した食材をたっぷりと使用して焼きあげたメープルの風味とふわふわとしっとり食感がおいしいハーモニーを奏でるマダムブリュレは、常温・加熱・冷凍、それぞれ3つの味わい方が楽しめます。
平成25年(2013年)「Garrett Popcorn Shops(ギャレット ポップコーン ショップス)」ポップコーン
1949年にアメリカで誕生した「Garrett Popcorn Shops(ギャレット ポップコーン ショップス)」。創業以来、秘密のファミリーレシピを厳格に守り続ける人気店が平成25年に日本初上陸を果たし、東京の原宿・表参道エリアには他にもフレーバー付きグルメポップコーンの専門店が続々とオープン。今までのポップコーンのイメージを覆す、豊富なフレーバーが楽しめるちょっとリッチでグルメなポップコーン専門店には行列が絶えず、話題になりました。
平成26年(2014年) 「BAKE(ベイク)」チーズタルト
平成26年、北海道生まれの焼き立てチーズタルト専門店「BAKE(ベイク)」が、新宿に続き都内2店舗目となるお店を東京・自由が丘にオープン。お菓子工場で味わえる感動をお客様に体験していただきたいという思いで作られた工房一体型の店舗で提供される1個216円(税込)のチーズタルトは話題となり、連日お店の前には大行列が。現在では日本だけでなく、韓国やタイなどアジア7か国をはじめアメリカ・サンフランシスコにも出店し、世界的に人気を集めています。
平成27年(2015年)「ICE MONSTER(アイスモンスター)」かき氷
世界のベストスイーツTOP10に選ばれ、世界一のかき氷として称される、雪花冰の人気ブランド「ICE MONSTER(アイスモンスター)」が、2015年に台湾から日本に上陸。今までに味わったことのない、ふわっふわな新感覚のかき氷はたちまち大人気となり、東京・表参道の日本1号店はオープン当初5時間待ちだったとか。本国台湾でも定番のマンゴーをはじめ、タピオカミルクティーや日本限定の杏仁かき氷などどれも気になる、魅力的なフレーバーがそろっています。