
小美玉市ってどんなトコ?
今回スポットを当ててご紹介するのは、茨城県小美玉市。
東京都心から北東へ約80km、茨城県のほぼ中央部に位置するまちです。小美玉市は、平成18年3月27日に旧小川町・美野里町・玉里村が合併して誕生。それぞれの頭文字を1文字ずつ受け継ぎ、「小美玉」と命名されました。
起伏が少なく平坦で、穏やかな気候に恵まれている小美玉市には、全国的にはまだまだ知られていないものの、ぜひとも多くのみなさんに知って食べてもらいたい美味しい特産物がいっぱいあります。
今回は、そんな小美玉市の魅力と、おうちごはん編集部が出合った小美玉市の美味しいモノをたっぷりとご紹介します。
小美玉のおいしい特産物
茨城県の特産物といえば、納豆や干し芋が全国的にも有名ですよね。
小美玉市の特産物としてはもちろん納豆や干し芋も有名ですが、実はまだまだ知られざる美味しいモノがたくさんあるんです。
牛乳、ヨーグルト、プリン!小美玉は酪農が盛んな街
小美玉市は酪農が盛んな街であるということをみなさんご存知でしたか?
全国的には意外と知られていませんが、小美玉市では約5,000頭を超える乳牛が飼育されており、生乳の生産量は茨城県内一。ヨーグルトやプリン、ソフトクリームなど、生乳を使って作る特産物も多く生産されており、まさに「酪農のまち」なんです。
■おみたまヨーグルト
新鮮な生乳を使って作る特産品の『おみたまヨーグルト』は、「よしもと47シュフラン」や「茨城おみやげ大賞」などを受賞し、県内外から高い評価を得ています。

『おみたまヨーグルト』は、栄養バランスの良い小美玉産の生乳に、乳酸菌のブルガリア菌とサーモフィラス菌を入れて作る生乳100%の無添加ヨーグルトです。酸味とコクのバランスが抜群のさわやかな味わいで、なめらかな舌触りとのどごしには思わずうっとりしてしまいます。

乾杯するときに乳製品(飲むヨーグルトなど)で乾杯する「乳製品で乾杯」条例というユニークな条例が制定されているほど、小美玉市民にとってヨーグルトはとても身近な存在なんだそう。また、2018年10月には「第1回ヨーグルトサミットin小美玉」が開催されるなど、自他ともに認めるヨーグルトの街なんです。
■おみたまプリン

茨城県は、一世帯あたりのプリン購入額が全国1位なんだそう!(平成24年)
鶏卵と生乳の生産量が多く、市内各地のお店がそれぞれの特性を生かしたプリンを作っており、茨城の人々にとってプリンはとても身近なスイーツなんだとか。
その中でも言わずと知れた茨城の贅沢プリンが『おみたまプリン』です。
指でつまんでも破れないほど新鮮な黄身を持つ平飼い鶏卵と、小美玉市産の鮮度にこだわった濃厚なノンホモ牛乳を使って作るので、できあがったプリンは脂肪球が上に層をたした2層構造になっています。カラメルは使わず、メイプルシュガーで甘さを整え、濃い玉子と濃厚な牛乳のコクを堪能できる贅沢プリン。
もともとはどこにもない究極に贅沢なプリンを作ろうというプロジェクトから生まれた『おみたまプリン』ですが、今では茨城を代表するお土産となっています。
鶏卵生産量日本一の玉子王国!
茨城県は、卵の生産量が日本一。そして、小美玉市が茨城県内で1位の生産量を誇ります。
つまり小美玉市は、鶏卵の生産量日本一のまちなんです。
■小美玉子(おみたまご)
2013年に販売を開始した『小美玉子(おみたまご)』は、小美玉市にある石川養鶏が生産している卵です。
鮮やかなオレンジ色でぷるっとした卵黄と弾力のある卵白が特長。飼料からこだわり、味も濃くて卵特有のにおいがないんだそう。

ぷりっぷりの卵の食感を大切にするために、健康で元気な親鶏が生んだ卵をその日のうちに販売しています。
生産者の石川さんは「卵かけごはんでぜひ食べていただきたい」と語ります。卵が苦手という方でも食べられちゃうほど、他の卵とは一味違うんだとか。ほかほかのごはんにぷりっぷりの小美玉子をのせて食べた~いっ!
おかずにしても卵かけご飯にしても、もちろんスイーツにしても美味しい、なめらかでコクのある卵です。
豊富な農産物
小美玉市では、彩とりどりの農産物が豊富に生産され、全国の食卓に運ばれています。
れんこん、ニラなどの生産量は、全国でもトップクラス。また、いちごやブルーベリーなどの果物の生産も盛んです。
■小美玉市産ブルーベリー『アイの玉』
6月から9月に旬を迎える夏の味覚「ブルーベリー」。
茨城県内には多くのブルーベリーの産地があり、摘み取りが楽しめる農園やジャムやアイスなどの加工所もたくさんあります。
『アイの玉』は、自然豊かな小美玉市で生まれたブルーベリー・ブランドです。小美玉の太陽をたっぷり浴びた珠玉のブルーベリーは、気温の低い早朝に一つ一つていねいに手摘みされています。
小美玉市ブルーベリー生産組合には、「できるだけ農薬を使用しない」「定期的に圃場を巡回し管理状況をチェック」などの独自のガイドラインがあるのですが、『アイの玉』はこのガイドラインに沿って生産・出荷を行っています。
生産者さんたちの「おいしいと言ってもらえるブルーベリーを届けたい!」という想いと日々の努力の結果、高い品質の美味しいブルーベリーが収穫できるんですね。ブルーベリーはそのままでももちろん美味しいですが、ワインやジュース、ジャムやジュレなどの加工品も人気だそうです。
■いばらキッス
茨城県は、イチゴの出荷量が全国でもトップクラスで、県内全域で栽培されています。市場出荷はもちろん、直売、摘み取りも積極的に実施しているので、茨城にイチゴ狩りに行ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
小美玉市にもたくさんのイチゴ農家さんがあり、たくさんのイチゴが栽培されています。
近年はたくさんの人気品種がある中で、茨城県オリジナルのイチゴとして人気なのが『いばらキッス』。8年の歳月をかけて開発されたイチゴで、濃厚な甘さと美しい紡錘形が特長です。
『いばらキッス』は、果肉がしっかりとした「とちおとめ」を母親に、甘くて大きい「レッドパール」と酸味が少なくやわらかな「章姫」の掛け合わせを父親に交配して誕生しました。
茨城県が研究に研究を重ねて生み出した自信作『いばらキッス』。濃厚な甘さとジューシーさが際立つ美しいイチゴです。
先端から葉の付け根まで赤く、形も良いので、ケーキやタルト、パフェなどのスイーツに使うのもおすすめです。
■パールレンコン
レンコンの生産も盛んな茨城県。全国の約50%の生産量を占めています。
茨城県産のレンコンの歴史は古く、栄養豊富な食材として今日まで人々に親しまれているんです。
小美玉市のレンコン栽培はというと……。
霞ヶ浦湖畔の低湿地帯の肥沃な土壌と、温暖な気候、降雪量の少なさがレンコン栽培に適しており、たくさんのレンコンが生産されています。
ご紹介するのは、陽の光をたくさん浴びて化学肥料を使わずに有機肥料で育てた山口farmの『パールレンコン』。霞ケ浦の水で育てたレンコンです。
できるだけ農薬を使用しない「特別栽培」に認定されている『パールレンコン』。化学肥料も一切使わず、有機肥料のみを使用しています。だからこそ、他にはないもちもちシャキシャキの食感で、その味わいは絶品なんだとか。
レンコンは水生植物なので、収穫して空気に触れた瞬間から傷み始めます。できるだけ新鮮なうちにおいしく食べてもらえるようにと、パールレンコンは節ごとに真空パックになっています。また、レンコンは節ごとに食感も様々で特徴があるので、作る料理に合わせてお好みの節を選べるのも嬉しいポイント。山口farmのサイトでは、節ごとのレンコンレシピが掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
■美野里緑王
茨城県は、日本有数のニラの産地。そして、小美玉市は茨城県内で最もニラの生産量が多い産地です。
茨城県内では、ニラが周年栽培されています。
できあがったニラの中でも、特に品質にすぐれたニラを厳選したものを『美野里緑王』として出荷しています。
『美野里緑王』は、肉厚で葉の幅が広く、特有の強いにおいが特徴です。柔らかく、栄養も豊富。体を温め、精力をつけるスタミナ野菜としてとても重宝されています。
ニラは、おひたしやニラたま、スープなどさまざまな料理で登場しますが、特に豚肉との相性が抜群なんだそう。豚肉、もやしと一緒に炒めて塩コショウで味付けすれば、お酒がすすむ簡単おつまみに!
精根こめて作られた小美玉のニラは、高い品質を誇る小美玉の特産物です。
<おうちごはん×小美玉市>の共同プロジェクト
今回ご紹介したのは、たくさんある小美玉市の美味しい特産物のうちのほんの一部。小美玉市には、まだまだご紹介しきれないくらい美味しいモノがたくさんあります。
「食」のみならず、たくさんの魅力が溢れる小美玉市は、地域の魅力、独自性、優位性などをより多くの人々に知ってもらうべく、まちをあげてシティプロモーション活動を実施しています。
ダイヤモンドシティ・プロジェクト
ダイヤモンドシティ・プロジェクトとは「小美玉市まち・ひと・しごと総合戦略」の名称のこと。小美玉市の地域資源や住民一人ひとりの可能性を小さく美しい宝石(玉)の王様であるダイヤモンドに見立て磨き上げ、光をあてて輝かせていくまちになるという想いが名前に込められています。
ふるさと納税返礼品の魅力開発プロジェクトを始動します!
今回、さまざまな地域の魅力を発信する小美玉市とおうちごはんのコラボレーションが実現。共同のプロジェクトを始動することになりました。
プロジェクトの内容は、「食」に関連するふるさと納税返礼品の新しい魅力を開発すること。
この「ふるさと納税返礼品魅力開発プロジェクト」を経て、市内のみならず、市外の方にも小美玉の魅力が伝わるきっかけとなることを目指します。
プロジェクトの途中経過や、できあがったふるさと納税返礼品については、今後もおうちごはんの記事にてお届けしていきます。みなさん、ぜひご期待ください!