
人気急上昇中!「オーツミルク」に注目
「オーツミルク」は、植物性ミルクのひとつ。グラノーラにも使われているオーツ麦という穀物から作られています。
日本では豆乳やアーモンドミルク、ココナッツミルクが植物性ミルクとしてよく知られていますが、近年特に「オーツミルク」が世界的に注目されているんです。
注目される理由は?
【おいしさ】
オーツミルクはクセが少なくてほんのり香ばしく、やさしい甘さとクリーミーさが特長。この甘さと香ばしさはオーツ麦由来の自然のもので、とても飲みやすい味わいです。なめらかな飲み口で、後味にコクがあり、日常的に飲み続けられるおいしさ。
無添加のものから、砂糖や風味、栄養素を加えたものまで、さまざまな種類のオーツミルクがあります。
【高い栄養価】
オーツミルクは水溶性と不溶性、両タイプの食物繊維をバランスよく含み、不飽和脂肪酸も豊富。そのため悪玉コレステロールを減らし、腸内環境を整え、生活習慣病の予防が期待されます。
また、低GI食品で食後の血糖値の上昇を緩やかにし、体脂肪の蓄積を防ぐことにもつながるのだそう。これはうれしいですね。
さらに、カルシウムやビタミンDなどもほかの植物性ミルクと比べると多く含まれていることがわかっています。
オーツ麦は穀物なのでカロリーや糖質は高い傾向がありますが、そのぶんクリーミーな味わいを楽しむことができます。自分の身体の声を聞きながら、何をチョイスするかそのときどきで柔軟に選べるといいですね。
【環境にやさしい】
植物性ミルクは、牛乳と比較すると環境負荷が少ない食品。
乳牛を育てるには広大な土地や大量の水が、また飼料を作るためには肥料や殺虫剤などが必要となります。さらには牛から排出されるメタンガスは温室効果ガスで、地球温暖化の要因のひとつとも考えられています。
オーツミルクに限らず、植物性ミルクは環境保全やサスティナブルの観点からも、牛乳の代わりに取り入れる人が増えているようです。
どんなオーツミルクがあるの?
スーパーやオーガニックショップ、ネットショップなどで購入できるオーツミルクをピックアップしてご紹介。昨年から今年にかけて続々とさまざまなブランドのオーツミルクが日本に上陸しています。今年の3月には国内製造のオーツミルクも新発売となりました!
isola BIO

出典:https://www.instagram.com/p/CI6o_3wgTrO/(@bio_c_bon_japon)
「isola BIO(イソラビオ)」は、イタリア国内で70%のシェアを持つオーガニック植物性ミルクのブランド。昨年4月に日本に初上陸しました。
原材料は限りなくシンプルでオーツ麦、サンフラワーオイル、塩のみ。甘味料不使用ですが、麦の自然な甘さや香ばしさを感じることができます。
パッケージには、森林保全を目的とした「FSC認証」マークも表示されています。
ビオセボン各店および全国のイオングループでお買い求めいただけます。詳細はリンクより確認ください。
minor figures
「minor figures(マイナーフィギュアズ)」は、コーヒーをおいしく飲むために作られたイギリス発のオーガニックバリスタオーツミルク。すべて天然由来の原料を使用し、保存料なども不使用。
天然の麦の甘みやクリーミーさ、コクのバランスがよく、カフェオレやラテにしても、そのままでもおいしくいただけます。
VERVE COFFEEやブルーボトルコーヒー、ONIBUS COFFEEをはじめ、全国各地のこだわりのあるコーヒーショップで取り入れられています。
alpro

1980年からヨーロッパで植物性ミルクをはじめとした食品を作ってきた「alpro(アルプロ)」。素材本来のおいしさと栄養に、カルシウム、ビタミンB2、B12、Dをプラス。砂糖不使用でもしっかりした甘さとすこしとろみのある食感が感じられます。
Alproの公式HPには、レシピアイデアがたくさん紹介されています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
marusan
豆乳を中心とした植物性ミルクを40年以上手掛けてきた「marusan(マルサン)」が、国内製造のオーツミルクを2021年3月22日に新発売。
北欧産のオーツ麦を使用し、麦由来のやさしい甘さとなめらかなのどごし、クセのない味わいが特長です。Marusanの商品は、スーパーなどで手軽に買えるのがうれしいですね。
オーツミルクの楽しみ方~ドリンク編~
ここからは、オーツミルクのさまざまな楽しみ方をご紹介。
使い方は簡単! ふだんの牛乳の代わりに使えばOKです。
お気に入りのアレンジ方法をぜひ見つけてくださいね。
オーツミルクたっぷりのカフェオレ

まずは、最初に試してみたい定番のカフェオレ。濃いめに入れたインスタントコーヒーに、砂糖を少し加えたオーツミルクをフォーマーで軽く泡立てて注げばできあがり。
麦の風味がほんのり漂い、牛乳とはまた違うおいしさ。牛乳でつくるカフェラテが好きな方も一度試してみると新しいおいしさを発見できそう。もちろん紅茶やチャイにも合います。
バナナオーツミルクジュース

オーツミルクはジュースやスムージーにもおすすめ。こちらはミキサーでバナナとオーツミルク、ほんの少しのはちみつを混ぜて作ったバナナジュース。
オーツミルクの風味は目立たず、牛乳よりもサラッとしていて飲みやすく、バナナのおいしさが引き立ちます。ヘルシーだけど満足感があるので、朝食にもおすすめです!
ヨーグルトとドラゴンフルーツのオーツミルクスムージー
ピンクと白のバイカラーがかわいい、@chie_cbsさんのスムージー。手づくりのオーツミルクとバナナ、ヨーグルト、そしてドラゴンフルーツで作っています。
ドラゴンフルーツが手に入りにくい場合は、いちごやビーツを使えばきれいなピンクに。キウイやほうれん草を使えばグリーン、ブルーベリーなら紫と、お好きなフルーツや野菜でいろいろ試してみるのも楽しいですね。
オーツミルクの生姜ココア
@mm_______.__yさんは、オーガニック生姜ココアのパウダーをオーツミルクに溶かしておうちカフェの時間。身体がぽかぽか温まり、ほんのりしたやさしい甘さで、ちょっと疲れていた心と身体を休ませるひととき。元気がないときや気持ちに余裕がないときこそ身体にやさしいものを選ぶことも大事ですね。
毎日の生活にオーツミルクを取り入れてみませんか?
麦の自然な甘さがおいしくて、栄養価も高く、環境にもやさしいオーツミルク。まだ飲んだことがない人はぜひ一度試してみて。
そのまま飲んでも、アレンジドリンクにしても楽しめるので、じつは気軽に取り入れられる植物性ミルクです。
さらに、オーツミルクはポタージュやパスタ、プリンや焼き菓子など、料理やスイーツにも使えます。次回はドリンク編に続いて、料理編をお届けしますのでお楽しみに!