
サポーターズ企画第2弾!「我が街自慢の逸品食材」を紹介
おうちごはんサポーターズメンバー、第2回目の連載企画テーマは「知ってる? 我が街自慢の逸品食材」。
今回紹介するものは、各地域で栽培されているご自慢の野菜や果物、海鮮食材などなんでもアリなので、みなさんが初めて知る野菜の名前や食べ方が出てくるかも?!
このテーマのトップバッターを飾る地域は、青物野菜(葉物)をピックアップしてくれた香川県と宮城県、そして石川県です!
【香川県】香川の郷土野菜『まんば』
こんにちは~、香川県担当の@izakaya_ayaoです。
今回私が紹介するのは『まんば』という香川の郷土野菜。
香川県全域で秋から冬の終りごろまで栽培されている高菜の一種で、県の西の方では「ひゃっか」とも呼ばれている野菜なんです。

『まんば』は、外側の葉っぱから収穫していきますので、何度も収穫できる野菜です。何度も芽吹くことから【万葉】や【百華】と呼ばれるようになったようです。
寒くなるほど、柔らかく甘みが増す『まんば』は、冬の貴重な緑野菜!
地元のスーパーや道の駅などの野菜売り場で買えます。
私は、実家の畑で栽培しているものをいつも食しています。この『まんば』を調理すると、温暖な香川にも冬が来たなあ、と思います。
<アレンジレシピ>『まんば』のけんちゃん
『まんば』のけんちゃんっていったい誰?
なんて思ってしまう名前ですが、じつは香川県の郷土料理で、豆腐を雪に見立てて【ひゃっかの雪花】とも呼ばれているお料理なんです。

材料(4人分)
・まんば……10枚程度
・木綿豆腐……300g
【A】
・だし……150ml
・醤油……大さじ3
・砂糖……大さじ1
・油……大さじ1
【下準備】
・『まんば』はよく洗い、たっぷりのお湯を沸かし、固い根元から先にいれて2~3分茹でる。
・冷水にとり粗熱を取る。
・たっぷりの水に一晩つけておく。(あく抜き)
※現在流通している『まんば』は、あく抜きをしなくても良いとも言われています。

作り方
1. 『まんば』をよく絞り、まな板に葉っぱを広げて置き、根元は少し切り落とす。縦に4等分にして、1.5cm幅程度に刻み、もう一度、水気を手で絞る。
2. 木綿豆腐は水気をきっておく。
3. 鍋に油と『まんば』をいれて、火にかけて炒める(中火)。『まんば』が温まったら、木綿豆腐を大きめに手で崩し入れて、さらに炒める。
※木綿豆腐が崩れすぎないように、かき混ぜすぎないこと!
4. Aを入れて煮立たせたら、弱火で10分ほど蓋をせずに煮てできあがり。
<アレンジレシピ>『まんば』のおむすび
これは、私の母親が、高校時代のお弁当にいれてくれていたものです。
『まんば』のほのかにぴりっとする辛味が感じられます。

材料(4個分)
・まんば……4枚
・ごはん……お茶碗2杯分程度
・塩……大さじ3程度
作り方
1. 『まんば』をよく洗い、まんば全体に塩をぬりこみます。
※固い茎には多めにぬりこみましょう。
2. 漬物器に入れて一晩冷蔵庫で漬ける。
※漬物器がない場合は、ジップロックなどに入れてしっかりと空気を抜き、トレイやお皿に置いて、水の入ったペットボトルを重石にして冷蔵庫で一晩漬けてください。
3. 一晩漬けた『まんば』にあらかじめ俵に丸めたごはんをのせて巻いてできあがり。ロールキャベツを巻くように巻いてみてくださいね!
※茎は一晩漬けても固い場合もありますので、その場合は、茎を切り落とし細かく刻んでご飯と混ぜてから葉っぱの部分で巻いてくださいね。
各地域で収穫できる野菜は、本当に知らないことが多いですよね。
ぜひ、気になる方はチェックしてみてくださいね。
【宮城県】東北の厳しい寒さに耐える『ちぢみ雪菜』
こんにちは。おうちごはんサポーターズのstillaban ことbanです。
私は、今食べて欲しいおいしい宮城県の野菜、『仙台雪菜』とも言われる『ちぢみ雪菜』をご紹介します。

『ちぢみ雪菜』は、自らの葉を縮ませることで糖分を蓄え、東北の厳しい寒さをひたすら耐えて育った頑張り屋さん。
その蓄えた甘さと元々持つほろ苦さとの調和が、独特の旨さを醸し出した野菜です。
私はそのおいしさも大好きなのですが、見てください! この縮んで際立った葉脈の美しさは、まさに「うっとりしてしまう」ほど(笑)。
<アレンジレシピ>無限に食べれる⁈ちぢみ雪菜のナムル

材料(3~4人分)
・ちぢみ雪菜……1袋
・もやし……1袋
・にんじん……80g
・カニカマ……90g
【A】
・えごま油……大さじ2
・白だし……大さじ2
・すりえごま……20g
・お好みですりおろしニンニク(チューブ)……1cm程度
・塩……適宜

作り方
1. 千切りにしたにんじんを塩をひとつまみ入れて沸騰させたたっぷりのお湯で30秒ほど茹で、冷水にさらして水気を絞る。
2. 『ちぢみ雪菜』は洗って土を落とし、同じお湯でさっと茹で(1分以内)、冷水にさらし水気を絞って3cmにカット。
3. もやしは袋の中でなるべく平らにし、そのまま600Wの電子レンジで3分加熱。こちらも冷水にさらし水気を絞る。
4. 1~3の野菜とほぐしたカニカマを一緒にボウルの中へ。Aの材料をボウルに入れ、全体がよく混ざるように和える。味を見ながらお好みで塩を足したらできあがり。

カニカマ以外にも蒸し鶏や釜揚げしらすなどを使ってもおいしいです。
『ちぢみ雪菜』はカルシウムやビタミンA、βカロテンなどが豊富。さらに、えごまをプラスすることで免疫力アップが期待できます。
これから始まる新年度、新生活に向けて錆びないカラダを目指したいですね。見かけたらら、ぜひお手にとってもらえたらウレシイです!
【石川県】加賀野菜の1つ『金沢春菊』
こんにちは、石川県の@kaoruru.mamaことKiwaです。
今回、私がおススメする石川県の自慢食材は『金沢春菊』。
石川のブランド野菜といえば加賀野菜が有名ですが、『金沢春菊』もその加賀野菜の1つなんですよ。
春菊といっても、『金沢春菊』は一般的な春菊とはちょっと違うんです。葉の形が丸い丸葉春菊という種類の春菊で、最大の特長は、柔らかさとクセの少なさ。
軽くゆでるだけで十分に食べやすい柔らかさになり、若い葉であれば生でも食べられるほどクセが少ない春菊なんです。

春菊の独特な苦味が苦手な私にとって、この『金沢春菊』の味は驚きでした。
栄養満点で食べやすく、とってもおいしい『金沢春菊』をぜひとも全国の皆さまに知っていただきたい!
<アレンジレシピ>『金沢春菊』とチーズの肉巻き
今回は『金沢春菊』を使ったワンプレート料理の中から、お皿の中央にあるレシピを紹介します。

材料(2人分)
・金沢春菊……2株
・豚バラスライス肉……8枚
・スライスチーズ……2枚
・薄力粉……適量
・ごま油……適量
・塩こしょう……少々
【A】
・しょうゆ……大さじ2
・酒……大さじ2
・みりん……大さじ2
・さとう ……大さじ2
作り方
1. 豚バラスライス肉4枚を被さるように並べ塩こしょうし、スライスチーズ、『金沢春菊』を置いて手前からくるくる巻き、薄力粉を塗しておく。
2. フライパンにごま油を引き、1の巻き終わりを下にして並べ、崩れないように転がしながら弱火でじっくり焼く。
3. 余分な油を拭き取りAの調味料を回し入れ絡める。
今回は金沢春菊を丸々一袋使って、『金沢春菊』プレートを作りました。
【金沢春菊贅沢プレートランチお品書き】
・金沢春菊のおにぎり
・金沢春菊のグラタン
・金沢春菊とチーズの肉巻き
・金沢春菊入りだし巻き卵
・金沢春菊と加賀蓮根と茄子のそぼろあん
・金沢春菊入りポテトサラダ
金沢へいらしたときは、ぜひ加賀野菜をお手に取ってみてくださいね。
次回は福岡県、茨城県、大分県のご自慢食材をご紹介!
次回はおうちごはんサポーターズの
@shima_no_ouchicafeさん(福岡県)
@fuji.fanさん(茨城県)
@ayupecookさん(大分県)
に、ご自慢の食材を教えていただきます。
どうぞ、お楽しみに~!!