
そもそもアフタヌーンティーとは?
アフタヌーンティーの発祥は、19世紀のイングランドでベッドフォード公爵夫人アンナ・マリア・ラッセルという貴婦人が始めた午後のお茶会だといわれています。
日本でアフタヌーンティーというと、ホテルやティーサロンで楽しむイメージがありますが、もともとは、自宅にゲストを招いて楽しむものだったんですね。
また、アフタヌーンティーといえば、3段のスタンドを思い浮かべる人も多いですよね。基本的に1段目にはサンドイッチ、2段目にはスコーン、3段目にはペストリー(ケーキ)がのっています。
食べる際は、下から食べるなどのマナーがあるのですが、おうちアフタヌーンティーなら、どこに何をのせようが、どこから食べようが自由でOK!
お気に入りの食器に食べたいものを並べたら、おうちアフタヌーンティーの始まりです。飲み物も紅茶にこだわらず、お好きなものを合わせて楽しんでみてくださいね。
真似したい!おうちアフタヌーンティーの素敵なアイデア
桜アフタヌーンティー
桜が咲き始める季節は、桜をテーマにしたアフタヌーンティーでお花見気分を満喫してみては?
@crystalbouquet22さんは、手作りシフォンケーキ専門店「This is CHIFFON CAKE.」の「季節限定 桜のシフォンケーキ」をメインに、アフタヌーンティーを楽しんだそう。
アフタヌーンティースタンドにのっているのは、LUPICIAのマロン&メープルのスコーンと手作り玉子サンド。紅茶はLUPICIAのミルクティーブレンドを合わせています。
英国王室御用達ブランド「WEDGWOOD(ウェッジウッド)」の桜の食器も素敵で、いつまでも眺めていたくなりますね。
いちごをふんだんに使って
東京・世田谷でトールペイントサロン「アトリエBlueSpring」と、紅茶のサロン「Salon de Megu」を主宰する種坂恵さん(@megumi.tolepaint)は、イギリスのアンティーク食器「Colclough(コルクラフ)」のティーセットを使って、おうちアフタヌーンティーを開催。
淡いピンク色でまとめたコーディネートもエレガントで、貴婦人になったような気分が味わえそうです。
メニューは、ウエルカムドリンクにいちご、スコーンにもいちご、ワインゼリーにもいちごを使った、いちご尽くし!
ガラスのデザートスタンドを2段重ねて、グラススイーツを並べるアイデアも見習いたいですね。
モノトーンでシックに
モノトーンのコーディネートなら、洗練された落ち着いた雰囲気に。
ティークリエーターのkumiteaさん(@kumitea1105)は、ブラックのアフタヌーンティースタンドを出したところ、ちょうど、ホワイトの花弁と黒芯のコントラストが目を引くアネモネのホワイトブラックセンターが届いたそう。
そこで、アラビアのブラックパラティッシと組み合わせてできたのが、こちらのテーブルコーディネート。お花と食器が見事にぴったり合っていますよね。
メニューは、下段からサンドイッチ、スコーンとギネスチョコレートケーキ、そしてチョコレートでおめかししたいちご。紅茶は、ティージュのダージリンブレンドを合わせています。
3段のスタンドを使った本格的なアフタヌーンティーでありながら、どこか大人のリラックス感が漂い、思わず時間を忘れてしまいそうです。
中国茶でオリエンタルに
英国伝統のアフタヌーンティーもいいけれど、フードコーディネーターのmizuameさん(@mizuame7)のように、敢えて中国茶を合わせたオリエンタルなアフタヌーンティーはいかが?
トレーとして杉の丸盆をセットした銅製のアフタヌーンティースタンドが、雰囲気にぴったりですよね。
丸盆は秋田杉を使用し、青森県弘前にて職人によって1つ1つ手作業で製作されたもの。こんなふうに焼き菓子やチョコレートをのせるほか、和菓子にも合うのでさまざまなスタイルが楽しめそうです。
キャンドルで温かさをキープするポットウォーマーもおしゃれで、素敵な時間が過ごせそうです。
1段のケーキスタンドでかわいく
本格的なアフタヌーンティースタンドがなくても、1段タイプのケーキスタンドにお菓子を並べるだけで華やかな雰囲気に。1段タイプは支柱がない分、プレートを広々と使えます。
JUNKOさん(@tkjunflower)は、木製のケーキスタンドにチョコレートといちごのマフィンをのせて。ナチュラルな木の風合いが、テーブルにあたたかみとかわいらしさをプラスしています。
そのほかのメニューは、きゅうりサンドイッチ、フルーツのヨーグルトかん、ノンアルコールスパークリングワインを用意。
ちなみに、きゅうりサンドイッチは、かつて英国上流階級の人々の間で最ももてはやされたメニューで、アフタヌーンティーに欠かせないものだったそう。
おうちアフタヌーンティーのメニューに取り入れてみるのも面白いですね。
ビュッフェスタイルでにぎやかに
アフタヌーンティーを大勢で楽しむなら、大きなテーブルにプレートを並べてビュッフェスタイルにしても。
ユウさん(@yufuru0708)は長男夫婦も交えて、家族みんなでおうちアフタヌーンティーを満喫したそう。
メニューは、サンドイッチ(ハム&チーズ、ツナ)、ポテトサラダ、スコーン(クロテッドクリーム&ブルーベリージャム)、チョコレートタルト、あまおういちごゼリー、ミルクショコラプリン、エクレア、フィナンシェ、フルーツなど盛りだくさん!
おいしくて、楽しくて、家族の絆もさらに深まりそうです。
ひとりアフタヌーンティーも
ひとりでゆっくりと過ごす時間に、自分だけのアフタヌーンティーはいかが?
ワンプレートで済ませずに、お気に入りの食器を組み合わせたひとり用のアフタヌーンティーセットを作ると、ぐっと気分が盛り上がります。
Mamiさん(@mamitas.628)は、カッティングボードに2段のアフタヌーンティースタンド、ティーポット、ティーカップを並べて。
スコーンや珈琲カヌレなどの焼き菓子は一度には食べきれなかったので、2部制にしてじっくりと味わったそう。
自分のペースで楽しめるのも、ひとりアフタヌーンティーならではです。
いつものティータイムをちょっと優雅に
お店で買ってきたお菓子も、スタンドに並べるなどちょっと手を加えるだけで、いつものティータイムが優雅に感じられるはず。
スタンドがなかったら、お皿を重ねるなどして高さを出すのもありです。ぜひ、おうちにある食器で試してみてはいかがでしょうか。