残暑疲れで不眠になっていませんか?
9月に入っても、厳しい残暑が続いていますね。
この時期は、残暑のへとへとで不眠のお悩みが急増します。
不眠を解消するには、まずは寝るためのエネルギーをしっかりと補ってあげないと、ぐっすり長く眠れません。
とはいえ、ガッツリ食べると、消化にエネルギーを使うので、さらに眠れなくなるという負のループにはまってしまうかも……。
そんなときにおすすめなのが、胃に優しく気血を補う「卵ときのこのトロトロスープ」です。
【レシピ】卵ときのこのトロトロスープ
※写真/久保奈穂実
卵は気血を補う効果があり、胃腸に優しい食材。きのこのだしが疲れた体に染み渡り、卵の安神(あんじん)効果で疲れた心がじんわり解きほぐされ、眠りの質が向上します。
温かいスープで頑張った自分を労わってあげましょう。
作り方
1. 鍋に湯を沸かし、薄切りにしたしいたけとしめじを入れて煮る。
2. 鶏ガラスープと醤油で味を調え、片栗粉でとろみを付ける。
3. 溶き卵を箸に伝わせて優しく流し入れる。
※分量は適量でもおいしく作れるレシピになっています。ぜひ気軽に毎日の食卓にとり入れてみてくださいね。
あなたの不眠は何タイプ?
中医学において、中途覚醒してしまう不眠は大きく2つのタイプに分かれます。
(※他にも原因はたくさんあります)
気虚タイプ
気絶するように秒で寝てしまう、日頃から疲れていて比較的朝方に目覚める。これは朝まで寝る体力が足りない不眠です。
いも、豆、きのこなどの補気食材で対策をしましょう。
血虚タイプ
寝つきが悪くて夢が多く、比較的夜中に目が覚める。これは眠りが浅いタイプの不眠。
卵・にんじんなどの補血食材で対策をしましょう。
どちらのタイプの不眠も、残暑厳しい今の時期にお悩みが増えてくるので、日々の食生活でも養生レシピを取り入れ、早めにケアすること大切です。
しっかりと不眠を解消し、睡眠の質を向上させましょう!
記事監修・レシピ考案:国際中医薬膳管理師 久保奈穂実
国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行う。女子美術大学造形科卒業。芸能・音楽活動を行い、ハードな生活で身体のバランスを崩す。漢方薬に助けられた経験から興味を持ち、イスクラ中医薬研修塾にて中医学を学ぶ。SNS にて発信するやさしい養生知識や、カンタン薬膳レシピが大人気。総フォロワー約12万人。
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