体の内側からキレイに!秋におすすめの美肌レシピ

季節の変わり目は、肌にも不調が現れやすい時期。ぐっと気温が下がり、乾燥も進んでくる秋は、これから到来する冬に向けて、しっかりと肌のケアをしておきたいところですよね。そこで今回は、体の内側からキレイを目指す美肌レシピについて『おいしい漢方365』の著者で漢方アドバイザーの久保奈穂実先生に教えていただきました。

お肌は内側からしっかりとケアしましょう

紫外線を浴び、暑さで汗をかき……秋のお肌は、厳しい夏を乗り切って少々お疲れ気味。
さらに、これからやってくる冬は、空気の乾燥が本格化。

お肌にトラブルが出てくる前に、今のうちからしっかりと肌に栄養と潤いを届けて、内側からしっかりとケアしておきましょう!

ということで、今回はお肌のケアにおすすめの養生レシピとして、美肌レシピをご紹介します。

※どのレシピも、分量は適量でもおいしく作れるレシピになっています。

皮膚の乾燥に「手羽先と大根の柔らか煮」

皮膚の乾燥には、コラーゲンたっぷりの皮つきの手羽先で作る「手羽先と大根の柔らか煮」がおすすめ。

酢は血行不良によるシミやくすみの改善にも効果あり。柔らかくてプルプルの手羽先と、その出汁を吸った大根が最高においしい一品です。

作り方

1. 大根を半月切りにする。

2. 鍋に大根と手羽先を並べ、水をひたひたまで入れる。醤油、酒、みりん、酢を各50ml 加え30分程煮込む。酸味が苦手な人ははちみつを少しだけ加えるとマイルドになります。

カサつき予防に「たことトマトのしょうが焼き」

たこは、「生肌(しょうき)」といって、肌の再生を促し、整える働きがある最強の美容食材。血を十分に補って肌に栄養を届け、潤して整えるイメージです。

冬に向けた内側からの乾燥ケアにぴったりなのが「たことトマトのしょうが焼き」。

トマトはたこの潤い効果と補血力を高めてくれるよい組み合わせ。青じそ(大葉)は、赤じそほど体を温めすぎず、解毒力が高いので、蕁麻疹やアトピー性皮膚炎の人にも良い食材です。

作り方

1. しょうがとにんにくのすりおろし、酒、醤油、みりんを混ぜ合わせ、たこのぶつ切りを加えて和える。

2. フライパンで1を炒め、プチトマトを加えて、たれが煮詰まったら完成。千切りにした大葉をのせる。
※ しょうがとにんにくは極少量に。入れ過ぎると乾燥やかゆみ悪化の原因に。

ツルツルなめらか美肌に「アボカドと豆腐のやみつき美肌ナムル」

ツルツルなめらか美肌を目指すなら「アボカドと豆腐のやみつき美肌ナムル」がおすすめ。

アボカドと豆腐はもちろん、ごま油にも肌を潤す効能があります。お酢で血もめぐるので、美肌効果抜群です!

作り方

1. アボカドはひと口大に、豆腐はさいの目に切る。

2. ボウルに以下を混ぜ合わせ、1と和える。
・すりおろしにんにく……1/2 片
・ごま油、醤油、白ごま…… 各大さじ1
・黒酢……大さじ2
・鶏がらスープの素……小さじ1

潤い食材を取り入れて美肌を目指そう!

中医学では、皮膚は肺や大腸と深くかかわっていると考えます。「皮膚は内臓の鏡」とも言われますね。

息をしっかり吐ききる深い呼吸で肺を強くし、食べ物で腸内環境を整えると、肌も良い状態を保つことができます。

肌を美しく保ちたいなら、鶏皮、魚の皮、野菜や果物の皮も食べるのが良いとされています。皮ごと食べることでしっかりと栄養を取り入れて、体の内側からケアして美肌を目指しましょう!

ぷるぷる美肌には「白きくらげ」

薬膳で潤い食材というと必ず出てくるのが「白きくらげ」。

たっぷりの水で戻して、圧力鍋で10分程トロトロになるまで煮る(普通の鍋なら弱火でコトコト1時間)と潤い効果がアップ! たくさん煮て小分け冷凍しておけば、スープやデザートにすぐに使えて便利なのでおすすめです。

記事監修・レシピ考案:国際中医薬膳管理師 久保奈穂実

国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行う。女子美術大学造形科卒業。芸能・音楽活動を行い、ハードな生活で身体のバランスを崩す。漢方薬に助けられた経験から興味を持ち、イスクラ中医薬研修塾にて中医学を学ぶ。SNS にて発信するやさしい養生知識や、カンタン薬膳レシピが大人気。総フォロワー約9万人。

Twitter|@naominkubo

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体の内側からキレイに!秋におすすめの美肌レシピ

体の内側からキレイに!秋におすすめの美肌レシピ

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