映画と一緒に楽しみたい!ジブリ飯
【天空の城ラピュタ】ドーラが食べた「ハム」
『天空の城ラピュタ』(1986年公開)は、ジョナサン・スウィフトの『ガリヴァー旅行記』に登場する天空の島「ラピュタ」を題材にした傑作ファンタジーアドベンチャー。鉱山町で見習い機械工として働く少年パズーと空から降ってきた不思議な少女シータが繰り広げる壮大な冒険が描かれます。
ドーラは、ラピュタの財宝を狙う空中海賊「ドーラ一家」を率いる首領。パズーの家で大きな肉の塊にナイフを突き刺し、豪快に食いちぎるシーンが印象的です。
そんなドーラが食べたハム“ドーラハム”を再現したのがこちら! 紅茶の香りと塩麹の風味がたまらない一品です♪
作り方はとっても簡単。豚ロース肉 (塊)を塩麹に漬けたら、アルミホイルを敷いた天板に紅茶の茶葉を広げてオーブンで焼くだけです。アルミホイルで包んでしっかり冷めたら、お好みの厚さにスライスして召し上がれ。もちろん、ドーラのようにガブッとかじりついても!
また、このハムは『崖の上のポニョ』(2008年公開)に登場するラーメンの再現にもぴったりなので、合わせて楽しんでみては。
【となりのトトロ】サツキが作った「メイのお弁当」
『となりのトトロ』(1988年公開)は、森に棲む不思議な生きもの・トトロと、小学6年生の女の子・サツキと妹のメイとの交流を描く不朽の名作ファンタジー。
サツキとメイの母親は病院に入院しているため、サツキが家族3人分のお弁当を作るシーンが登場します。昔ながらの竈門で炊いたごはんの上には梅干しと桜でんぶをたっぷりと。おかずは、七輪で焼いた魚(めざし)と使い込まれた鍋で煮たお豆です。
メイのお弁当箱は、家族の中で最も小さい楕円型。メイのお弁当を再現するなら、お弁当箱にもこだわりたいですね。
こちらのお弁当のポイントは、桜でんぷを手作りしていること。そう、桜でんぷは意外と簡単に作れちゃうんです!
白身魚を煮てほぐしたら味付けと色付けをして、しっかりと水分を飛ばしたら出来上がり。ふわっふわの桜でんぷは、きっとメイも夢中で食べてくれること間違いなしのおいしさですよ!
【魔女の宅急便】キキが届けた「ニシンとカボチャのパイ」
角野栄子の同名児童文学シリーズを映画化した『魔女の宅急便』(1989年公開)。海辺の街コリコにやってきた13歳の魔女キキが、さまざまな出来事や人々とのふれあいの中で成長していきます。
ほうきで空を飛ぶ力を使って配達屋の仕事を始めたキキはある日、おばあちゃんが孫娘の誕生日に作った「ニシンとカボチャのパイ」を大雨の中、届けることに。ところが、孫娘からは「私、このパイ嫌いなのよね」と言われて大ショック。キキは風邪をひいた上、ほうきで空を飛ぶことができなくなってしまいます……。
もしかしたら、ニシンとカボチャじゃなければ、孫娘も喜んで食べてくれたかも?
ということで、ポテトとサーモンを使っておいしく再現したのがこちらの「トースターでポテトとサーモンのパイ包み♪」です!
フライパンでポテトクリームを作ったら耐熱皿に入れ、焼いた鮭をのせて伸ばしたパイシートをかぶせてデコレーションします。あとはオーブントースターで焼けば出来上がり。
魚の模様がかわいくて見栄えがするので、パーティーメニューとしても喜ばれそうですね♪
【千と千尋の神隠し】千尋のお父さんが食べた「神様の食べ物」
『千と千尋の神隠し』(2001年公開)は、不思議なトンネルの向こうの異世界に迷い込んだ10歳の少女・千尋が、町を支配する魔女・湯婆婆が営む神々のための湯屋「油屋」で働きながら元の世界に戻るために奮闘する物語です。
ある日、千尋は両親と共に不思議なトンネルを抜け、誰もいない町にたどり着きます。無人の料理店に入った両親は、そこに並んでいた料理を勝手に食べ始めます。すると、2人はみるみる醜い豚の姿に変わり果て、千尋はひとり取り残されてしまうのでした……。
料理の中で特に印象的なのが、お父さんが手づかみで貪り食べた半透明のブヨブヨとした謎の食べ物。料理名や食材は明かされておらず、「神様の食べ物」とされています。
「シーラカンスの胃袋」説や、台湾のB級グルメ「肉圓(バーワン)」説がありますが、こちらはライスペーパーと春巻きの具で再現!
まずは春巻きの具を作って濡らしたライスペーパーで包み、軽くレンチン加熱します。仕上げに醤油あんをかければ出来上がり。ぷるぷるとしていて、雰囲気が出ていますよね。いくら食べても豚にはならないのでご安心を!
【ハウルの動く城】カルシファーの炎で焼いたハウルの「ベーコンエッグ」
イギリスの児童文学作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説『魔法使いハウルと火の悪魔』を基にした『ハウルの動く城』(2004年公開)。
長女として亡き父の残した帽子屋を切り盛りする18歳のソフィーは、魔法使いハウルと出会ったことで、荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆に姿を変えられてしまいます。家族にも言えず家を飛び出したソフィーは、ハウルの住まいである動く城にたどり着きます。
城を動かす魔力や料理の火力を供給しているのは、火の悪魔・カルシファー。カルシファーの炎を使ってハウルが手際よく調理する「ベーコンエッグ」は、分厚いベーコンとたっぷりの目玉焼きが食欲をそそる一品です。
この分厚いベーコンをおうちで再現してみませんか? 作り方は、豚バラ肉(塊)を塩麹で漬けたら、低温のオーブンで焼くだけです。
ベーコンができたら厚めに切ってフライパンで焼き、卵を落として目玉焼きを作れば、「ベーコンエッグ」の完成!
さらにトーストに目玉焼きをのせると『天空の城ラピュタ』に登場する「ラピュタパン」にも♪ 2つのジブリ飯が一気に味わえるおいしいコラボをぜひ楽しんでみてくださいね!
まだまだある!魅力的なジブリ飯
今回はご紹介できませんでしたが、ジブリ映画にはほかにも魅力的なジブリ飯がいっぱい!
イタリア、アドリア海を舞台に、豚の姿をした飛行機乗りのポルコ・ロッソが活躍する『紅の豚』(1992年公開)では、ポルコが飛行機の修理工場で「トマトスパゲッティ」をごちそうになります。女性従業員たちが大きな鍋で大量に作るシーンは圧巻で、シンプルなスパゲッティなのにとてつもなくおいしそうです。
読書好きな中学3年生の少女・雫と、図書カードを通じて運命的に出会った聖司との交流を描く『耳をすませば』(1995年公開)には、聖司のおじいさんが作る「鍋焼きうどん」が登場します。卵やかまぼこなどが入った熱々の鍋焼きうどんは、体はもちろん、心まで温まりそうです。
どの作品にも印象に残る料理が登場するので、気になったらぜひ再現してみてはいかがでしょうか。
また、2026年8月21日(金)の「金曜ロードショー」(日本テレビ系)では、『となりのトトロ』を放送予定です。サツキが作ったメイのお弁当を再現して、食べながら観るのもいいですね。
おうちごはんでは、ほかにも「ジブリ飯」を紹介した記事が公開中なので、そちらもぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!
画像出典:株式会社スタジオジブリ