
春がきた!春の定番和菓子「桜餅」
3月に入るとスーパーや百貨店の和菓子コーナーでもよく目にするようになる「桜餅」。
私はピンク色の可愛い見た目の桜餅を見ると、寒ーい冬もそろそろ終わるんだな~と感じます。
桜餅はひな祭りシーズンに登場する和菓子代表のような存在ですが、ひな祭りにまつわる由来などは特にないようです。伝統とはあまり関係なく、食べやすく、おいしいということから、菱餅に代わって人々に好まれるようになりました。
実は桜餅とひな祭りにまつわる理由は特にないようです。菱餅に比べて桜餅は食べやすく美味しいということから、現在のようなひな祭りに食べる文化が生まれたんだそうです。
確かに菱餅は、調理しないと食べることが出来ないので、そのまま食べることのできる桜餅が愛される理由もうなづけます。
桜餅といえば長命寺派?道明寺派?
皆さんが想像する桜餅は、どんな形をしていますか?
実は関東地域と関西地域で桜餅の味、形が全く違うんです。
関東で多くみられる「長命寺(ちょうめいじ)」
餡を皮で包んだこのような形の「長命寺」。こちらの大きな特長として、餅という名前ながら白玉粉や小麦粉を使っていて、道明寺にはない、しっとりとした食感を味わうことが出来ます。
関西で多くみられる「道明寺(どうみょうじ)」
こちらのようなお米のつぶつぶ感が残った「道明寺」。桜餅というとこちらのほうを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
道明寺は、道明寺粉と呼ばれる餅米を水に浸した後、天日干しなどで乾かし、砕いたものを使います。そのため、長命寺とは違いもっちりとした食感を味わうことができます。
「桜餅」を引き立てる、おすすめの飲み物
桜餅は和菓子特有の優しい甘みと桜の塩漬けの塩けがなんとも癖になる味わいです。
そんな桜餅を引き立てる飲み物を今回ピックアップしましたので、ぜひ試してみてください。
香ばしい香りの「玄米茶」
優しい味わいの桜餅に対し、香ばしい香りの玄米茶の相性は絶妙に合うんです。心身ともに一息つきたいときにはこちらの組み合わせがベスト。
玄米茶は癖がなく、桜餅の甘い部分も、桜の塩漬けの塩けのある部分も両方とも引き立ててくれます。
個人的には皮に甘みのある「長命寺」におすすめしたいです。
さくらの香りをふんだんに楽しむなら「さくらティー」
ひと足早く春を楽しむことができる組み合わせ。
桜餅と桜のさわやかな香りを楽しめるさくらティーは言うまでもないですよね。
一般的に紅茶は緑茶に比べカフェイン量が少ないので、お子さんや妊娠中の方でも安心していただけます。
意外と相性のいい「コーヒー」
ちょっと意外かもしれませんが、コーヒーと桜餅の相性も実は良いんです。
桜餅のような甘みの強い和菓子は、コーヒーの苦みによって口がリセットすることができるので、2口目や3口目も新鮮な味を楽しむことができます。
今や、和菓子用のコーヒーが発売されたりと、和菓子の定番のお供にコーヒーが来る日も近いかもしれませんよ(笑)。
桜餅は、名前だけではなく味や香りでも春がもうすぐそこまで来ていることを知らせてくれるお菓子です。最近では、地域関係なく道明寺も長命寺もよく見かけ、入手も気軽に出来るようなりました!
両方作って食べ比べてみるのも楽しいと思いますよ♪

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