
ブロッコリーの茎の栄養パワー
一年を通してよく見かけるブロッコリーですが、寒さが厳しくなっていく晩秋に旬を迎え3月頃までが最もおいしい時期。
豊富な栄養素を持つブロッコリー、風邪予防や美肌効果が期待されるビタミンCと皮膚や粘膜の抵抗力を強めるカロテンは、つぼみより茎の部分により多く含まれているんです。
ちなみにビタミンCは水溶性で熱に弱いので、高い栄養価を保つためにもゆでる時は加熱しすぎないようにしましょう。またカロチンは、油と一緒に食べると吸収率がアップするので、ゆでたものにマヨネーズやドレッシングをかけたり、炒め物や揚げ物などもおすすめです。
●疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果
ビタミンCが非常に豊富で、gあたりでみてもレモンより多く、食べる量からすると非常に有効です。疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果があります。
●ブロッコリーには葉酸がたくさん含まれています。
葉酸はDNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞の増殖を助ける働きがあります。妊娠前後の女性にとっては、胎児の成長に大量に必要とされるので、普段の必要量の約1.7倍摂取する必要があると言われています。 また、葉酸が不足すると舌炎や精神神経異常が起こるそうです。
●ビタミンK、Eも豊富です。
おいしい活用レシピ9選
1. ポタージュ
寒くなってくると恋しくなるポタージュ。つぼみも茎も一緒に煮込んでミキサーやブレンダーでさらさらにできるので、お子さんでも飲みやすいですよね。
旬のおいしい時季にたくさん作って冷凍保存しておくのもおすすめです。
2. ホットスムージー
ゆでたブロッコリーの茎など野菜と牛乳をブレンダーにかけて、温めるだけでできちゃうホットスムージー。
器にお好みのグラノーラを入れて、この1杯でしっかり温朝食! いそがしい朝にもぴったりです。
3. 味噌汁
ふわふわなはんぺんとブロッコリーの茎の食感が楽しめる味噌汁。はんぺんは煮立てることでおいしい出汁に。やさしい朝の一杯は、体の芯から温まってほっとしますよね。
4. ナムル
レンジ調理で簡単おつまみ! ブロッコリーの茎の塩昆布ナムル。
生姜、にんにく、ごま油、鶏ガラスープの素、白いりごま、塩昆布をレンジでチンしたブロッコリーの茎に和えるだけ。ザーサイのような食感も楽しめておすすめです。
5. サラダ
このさわやかグリーンの美しい食材は蒟蒻!?メロン??、実はこちらもブロッコリーの茎なんです!
蒸したブロッコリーの芯の薄切りにオリーブオイル、塩、カッテージチーズ、黒胡椒をのせた簡単サラダは、大好評でご家族みんなで取り合いになる一皿とのこと。ワインにも合いそうですね。
6. あしらい
まるでお花畑のような、ブロッコリーの茎と人参の飾り切り。
彩りがとってもきれいで、お弁当やおもてなしなど料理に華を添えてくれます。
今年はおせち料理にブロッコリーの茎のあしらい、いかがでしょうか?
7. きんぴら
厚めに皮を剥いて千切りにしたブロッコリーの茎とちりめんじゃこを炒めてきんぴらに。
ごまの香ばしい風味ときんぴらの甘辛さ、ごはんはもちろんのこと、お酒との相性もバッチリです!
8. ラー油炒め
ごはんのおかずにぴったりな、ブロッコリーの茎と豚バラのラー油炒め。
熱したスキレットで胡麻油と葱をこんがり炒め、豚バラと周りを厚く剥いてピーラーで薄切りにしたブロッコリーの茎を入れて、だしと醤油で味付け。仕上げにかつおぶしとごま、ラー油で香りとうまみをアップ。あつあつを召し上がれ!
9. 青椒肉絲
たけのこの代わりにブロッコリーの芯を細切りにして加えた青椒肉絲。
茎のシャキシャキ食感は、たけのこに負けない歯ごたえと存在感で、家計にもやさしいのがうれしい。ごはんが進むこと間違いなしの一品です。
捨てられてしまいがちなブロッコリーの茎の魅力、感じていただけましたか?
旬を迎えて一年で一番おいしいブロッコリーの茎を最大限に活用して、いろいろなアレンジレシピを楽しんでくださいね!