アパレイユに浸した食パンと具材を、パウンド型に交互に詰めて焼きあげる「クロックケーク」が、フランスから海を渡り日本でも流行し始めたのは2017年のこと。

クロックケークは、パンにハムやチーズなどを挟み、バターを溶かしたフライパンで焼く「クロックムッシュ」と、生地に具材を入れて型に流して焼きあげる「ケークサレ」のいいとこ取りのようなスペシャルなひと品です。

サンドする具材によっては、いつもの朝ごはんのようなライトなシーンでも、ゲストをもてなす立派なパーティーメニューとしても重宝するので、覚えておいて損はなし！
作り方やアレンジをチェックしてみましょう。

今回は、おうちごはんでも度々登場している人気インスタグラマー@kobayashi.mutsumiさんのレシピをご紹介します。

※下準備として、パウンド型にはクッキングシートを敷いておく。

ここまでは、フレンチトーストの作り方と一緒ですが。ここからはパウンド型を使うので大きく変わっていきますよ！

こちらのレシピではチーズとベーコンをサンドしていますが、他の具材もバランスを調整しながらサンドしてOKです。

切り分けた時の断面がきれいになるように重ねるのも大事ですが、仕上げのチーズもとーっても大事！　こんがりとした焦げ目が、食欲そそります。
仕上げに、彩りとなるパセリを振りかけるのもお忘れなく！

アボカドとサーモンの組み合わせは、ベーグルやお寿司などでも鉄板ですよね。
そんな最強コンビで作るクロックケークも見逃せません！　ちょっと食べるには早い固めのアボカドを買ってしまったとき、じんわり火を通すクロックケークに活用すればおいしく食べられそうです。
スモークサーモンにすれば、おつまみにもぴったりな大人な味わいに。

作り置きしておくと重宝するミートソースは、冷凍庫にストックしているご家庭も多いのではないでしょうか。
ミートソースとパスタを重ねて作るラザニアは、おもてなしにぴったりなメニューですが、すぐに手に入る食パンを使うという手もアリ！　お手軽でボリューミー、言うことなしのアレンジです。

パンとこっくり濃厚なベシャメルソースは、言わずもがな間違いない組み合わせ！　ベシャメルソースが染み込んだパンの口どけったらもう……。
寒い日にほっこり温まりたい、そんなときにこちらのあつあつアレンジはぴったり！

ご紹介した通り今では様々なアレンジで楽しまれていますが、そもそもクロックケークは、食パンにハムとチーズが基本の材料。とってもシンプルなんです。

シンプルで手軽。クロックケークのいいところを活かしたアレンジがこちら。
食パンをデニッシュパンに、ハムをベーコンに変えただけ！　デニッシュパンの豊かな風味と、こってりベーコンの組み合わせは、シンプルながら食べ応えあるぜいたくなクロックケークに仕上がります。

お食事ケーキとも言われるクロックケークですが、生地は食パンなので甘いものでもばっちりおいしい！　クリームチーズやフルーツ、ジャムなどを重ねて、スイーツとして楽しむのもステキ。

小麦粉を使って一から生地作りをする手間が要らないクロックケーク。できたてを取り分ければ、とろーりチーズがお目見えです！　
お食事系からスイーツ系まで、自家製の仕込みものや作り置き、残り物だっておしゃれに様変わりする、まさに魔法のようなお手軽メニューです。自由な発想で楽しんでみてくださいね。