【編集部レポ】世界に誇るジャパニーズクラフトジン「ROKU」は和食にも合う!

イギリスやアメリカなど世界的に関心が高まっている“クラフトジン”。日本でも流行しつつあり、日本製のジンも登場しています。そんな中、サントリーのジャパニーズクラフトジン「ROKU(ロク)」について知ることができるイベントが開催されたので、取材に行ってきました。実はこの「ROKU」、和食にとても合うことが分かりました!

日本ならではの魅力あふれる「ROKU」

みなさんは「ジン」にどんなイメージがありますか? ジントニックやジンフィズなどのカクテルが有名なので、「BARで飲むもの」と思っている方も多いのではないでしょうか? 私もその一人で、これまでおうちでごはんと一緒に飲むというイメージはありませんでした。
そもそもジンとはどんなお酒なのでしょう?

ジンに明確な定義はない!

ジンとは、穀物などが原料のベーススピリッツにハーブや果皮、スパイスなどのボタニカルを数種加え、発酵し蒸溜した後、ジュニパーベリー(杜松の実)等を浸し、さらに蒸溜して作ったお酒のこと。実は、ジュニパーベリーを必ず使うという決まりがあるものの、ボタニカルのレシピはさまざまで、はっきりとした定義はないんです。はっきり定義されていないからこそ、真においしいジンをつくるには、技術と経験が重要なんですね。そうやって強いこだわりを持ってつくられたジンを“クラフト(職人技・手作り)ジン”と呼びます。

今回のイベントでは、商品開発研究部のシニアスペシャリスト・鳥井和之さんがジャパニーズクラフトジン「ROKU」のこだわりを明かしてくれました。

▲(左から)イベントに登壇した鳥井和之さん、サントリースピリッツのリキュール・スピリッツ・焼酎部の清水悟部長

「ROKU」のこだわり

(その1)日本ならではの6種のボタニカルを使用

「ROKU」の大きな特徴は、桜の花、桜の葉、煎茶、玉露、山椒、柚子という日本の四季を感じられるボタニカルを6種使用していること。しかも全て旬の時期に収穫したものなので、香りも味わいも格別なんです!

イベントでは、その6種のボタニカルがテーブルに置かれ、香りを試せるようになっていました。なかでも最も香っていたのは桜で、桜餅のような甘い香りが強く感じられました。花と葉をそれぞれかいでみると、実は葉の方が香りが強く、花の方はちょっと複雑な香りがするんですね。花と葉の両方を使うのは、ほかのジャパニーズクラフトジンにはない特徴だそう。

そのほか、ジュニパーベリーをはじめ、コリアンダーやシナモンなどトラディショナルなジンのボタニカル8種をブレンド。ただ桜や柚子の香りがするというだけでなく、本格的なジンの味わいが楽しめるようになっています。

(その2)ボタニカルの魅力を引き出す4つの蒸溜釜

「ROKU」はボタニカルの蒸溜方法にもこだわりが!
「ROKU」がつくられているサントリーのスピリッツ・リキュール専門クラフト蒸溜所「リキュール工房」には、タイプの異なる4種の蒸溜釜があります。「ROKU」はこれらの蒸溜釜を使い分けることで、ボタニカルの特徴をうまく引き出しているんです。そこで、イベントではリキュール工房で蒸溜された「柚子蒸溜酒」、「桜蒸溜酒」、「ROKU」、「ビーフィーター」の味をみるテイスティングが行われました。

「柚子蒸溜酒」は、柚子のような深みのあるリッチな味わいを抽出するべく「銅釜 常圧蒸溜」で蒸溜しています。少し口に含むとやわらかな甘味が感じられ、ほのかに柚子の香りが。

「桜蒸溜酒」は桜の繊細な香りを抽出するべく、「ステンレス釜 減圧蒸溜」で蒸溜。口に含むとこちらも甘味が感じられ、桜餅のような甘く華やかな香りがしました。

続いて「ROKU」を口に含むと、柚子や桜、お茶の甘味に加え、山椒のピリッとした刺激も感じられました。甘味と辛味の両方感じられるのが面白く、シンプルで分かりやすいスタンダードなジン「ビーフィーター」と比べるとその違いは明らか! ジンに重要な3つの香味(華やかさ・果実感・苦味)をここまでバランスよくブレンドできるのは、サントリーが長年のジン作りで培ってきたブレンド技術の賜物なのだと思います。

「ROKU」のおいしい飲み方は?

新しいお酒を前にするとやっぱり気になるのが飲み方。おすすめの飲み方を教えていただきました。

ソーダで割った六ソーダがおすすめ!

いざ「ROKU」を飲むとき、ロックでもカクテルにしてもおいしいのですが、おすすめは「ROKU」とソーダを1:5で割った「六ソーダ」。ソーダで割ることで「ROKU」の階層的で豊かな香りと味わいが引き立ちます。

ちなみにウイスキーのソーダ割り(ハイボール)は、ウイスキー1に対してソーダ3~4を推奨しているのですが、「ROKU」はアルコール度数が47%と高めなので、この割合がいいのだそう。

また、ソーダ割りのバリエーションも教えていただいたので、いくつかご紹介します。
楽しむときはぜひ、大きめのグラスに氷をいっぱい入れてどうぞ。

ソーダ割りのバリエーション

<六ソーダ 生姜>
・ROKU……30ml
・ソーダ……150ml
・すりおろし生姜……適量

<六ソーダ 梅干し>
・ROKU……30ml
・ソーダ……150ml
・塩分濃度8%梅干……1個

<六ソーダ 檸檬>
・ROKU……30ml
・ソーダ……150ml
・レモン……1/8カット

<六ソーダ 山葵>
・ROKU……30ml
・ソーダ……150ml
・すりおろし山葵……適量

六ソーダは和食にも合う!

「ROKU」をソーダで割るとよりすっきりとした味わいになるので、食中酒にもぴったり。イベントでは「ROKU」と和食のマリアージュが披露されました。メニューは、「比内地鶏の地卵の卵焼き」、「鱧落としと焼き霜造りの盛り合わせ」、「土佐巻き」の3品。

卵焼きのような自然な甘味を持つ料理は、「ROKU」のほどよい甘味と相性抜群。また、こってりと脂ののった鰹と一緒に味わうと、「ROKU」が脂分を流してくれるので後味がさっぱりします。同じ理由から天ぷらなどの揚げ物にも合うそう。山椒のピリッとした味も和食にぴったりでした。料理の味の邪魔をしないどころかむしろ引き立ててくれるので、食中酒として本当におすすめです!

おうちでお店で「ROKU」を楽しもう!

「ROKU」のパッケージは六角形の瓶に6つのボタニカルのデザインを施すことで中味の特長を表現しているそう。見た目もおしゃれなので、おうちのコレクションに加えたくなりますよね。アマゾンなどで購入できるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
また、六ソーダを楽しめるBARや和食店も増加中。もしもお店で六ソーダを見つけたらぜひ注文してみてください。きっとジンのイメージが変わるはずですよ!

サントリー

サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU <六> 700ml

価格:4,025円(税込)

購入はこちら

六ソーダが楽しめる主なお店

YAKITORI燃WEST(やきとり もえ うえすと)
六本木 さんだ 和牛料理
銀座 惣菜(そうな)
銀座 おおつき
響 有楽町店
響 横浜店
響 丸ノ内店
響 新宿NOWAビル店
響 西新宿野村ビル店

※「響」では今回、和食のマリアージュで登場したメニュー3品も味わえます。

ROKU GIN サントリー

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