【編集部レポ】料理家とWASARA vol.4 ~小粋なアクセントをおせちに~

手作りの風合いを表現した質感と美しいデザインで世界から高く評価されている環境に優しい紙の器WASARA。10周年を迎えた今年、春夏秋と3回開催された「料理家とWASARA」は今回で最終回。WASARAを使ったおせちを植松良枝さんに教えていただきました。WASARAとともに迎える新年、素敵なイベントの様子をご紹介します。

環境に優しく 美しい 紙の器 「WASARA」

料理を魅き立たせ、手に取るとすっと馴染んで安定感がある。今までの使い捨て容器とは一線を画す優れたデザイン性と機能美で世界中から選ばれている紙の器「WASARA」

「環境に優しくてリサイクル可能でデザイン性のあるペーパープレートを作ったら絶対にニーズがあるはずだし、素敵なのがあったらいいのでは……」とプロデューサーの田辺三千代さんが提案、3年以上の開発期間を経て2008年に誕生したWASARAは今年で10周年。

竹とバガス(さとうきびの繊維)といった土に環る素材を使用するなど、自然環境への負荷を減らしたWASARAの環境に優しいサステナブルな商品については、以前おうちごはんでもご紹介しました。

料理を気軽に美しく彩る!軽くて丈夫で環境に優しい紙の器「WASARA」の魅力

人気料理家とWASARAのコラボレーションイベント「料理家とWASARA」

ご家庭でのおもてなしにWASARAを使ってほしい、まねしたくなるようなアイデアを体験してほしいとの思いから開催された「料理家とWASARA」。春夏秋冬をテーマに今年の4月から始まった、毎回大好評のコラボイベントは今回が最後とのことで、おうちごはん編集部で取材させていただきました。

第4回目の会場は、東京・西荻窪にある「松庵文庫」。もともと音楽家のご夫妻がお住まいになられていた築80年とも言われる建物で、そこにいるだけでホッとして心から安らげるような素敵な空間と時間が流れる場所です。

松庵文庫

今回はアンケートで寄せられた「新年のおせちは、ぜひ手作りしたい!」というご要望に応えて、20年近く作り続けているという料理家の植松良枝さんにアイデアがたくさん詰まったおせちを教えていただきました。

「普段からおせちは白い器に合うなと思っていて、常におせちの取り皿は白にしています。あとは漆の白い器や黒い器を使って、清々しい雰囲気を出すようにしています」と植松さん。

普通の紙皿ではなくWASARAを使うことで和紙の温かみが伝わり、耐水性があるので汁気も大丈夫。「新商品の小付をはじめWASARAにおせちを盛っているだけで気分があがりました」とのこと。プライベートレッスン以外では教わることができない、植松さんの貴重なおせちレッスンに編集長も私も期待が高まります。

植松良枝 yoshie uematsu (@uematsuyoshie) Instagram

小粋なアクセントをおせちに

季節の松葉や南天、椿の葉などを使うと季節感が出て、神々しい趣に。優しい風合いのWASARAに盛り付けられた清々しさが宿る、彩り豊かなおせち料理について一つずつ詳しくご紹介します。

柚子と大根、りんごのカチュンバル・栗きんとんの洋酒風味、マスカルポーネ添え

2018年12月11日に日本とイギリスのジャパンハウスで同時発売されたばかりの新商品「小付(こづけ)」に盛り付けられた、かわいらしい二品。

鳴門金時と栗の甘露煮を合わせた栗きんとん(写真右)には、ラム酒を効かせてマスカルポーネと合わせて。「栗きんとんを温かくしたココナッツミルクと合わせてチェー(日本のぜんざいのようなベトナムの伝統的なデザート)にして、仕上げにいちごを飾るとおいしいですよ」と植松さん。多めに作ってデザートとしても楽しみたいですね。

インド料理のカチュンバルという調理法から発想を得た一品は、柚子のさわやかな香りと角切りにして塩もみした大根とりんごのみずみずしくさっぱりとした食感が特徴。小さめながらしっかりと手に馴染む、持ちやすさとデザイン性を兼ね備えた小付は、様々な料理を素敵に演出します。

数の子と青大豆のひたし豆 オリーブオイルがけ

子孫繁栄の願いが込められた数の子とふっくらゆでた青大豆をだしに浸し、「猪口(ちょこ)」に盛り付けて。追いがつおで豊かな旨味を加えた一品は、仕上げにオリーブオイルをかけることでまろやかな味わいに。

菊花と蓮、干し柿の中華風なます

大根と人参を使った紅白なますはおせちの定番ですが、植松さんはさっとゆがいた菊の花と薄切りにした蓮根、刻んだ干し柿を使って中華風に。ごま油と花椒、八角が香る甘酢に漬けたシャキシャキの蓮根と干し柿の相性も抜群です。

料理を盛り付けるだけで特別感を与えてくれて、機能美も持ち合わせた写真の「コンポート」などWASARAの商品は、手に持った時の感触や唇に触れた時の感覚を大切にしながら一つ一つデザインを作成

手漉きの和紙のような手触りとても繊細な凹凸のある質感は自然と手に馴染み、お水が注がれていた「タンブラー」も安定感のある持ちやすさ。国や文化、時代を越えて使うことができるよう考えられた、クリエーティブディレクターの緒方慎一郎さんによって描かれたデザイン画が忠実に再現されています。

錦たまご・実山椒入りのし鶏・胡桃ごまめ

「長角皿(ながかくざら)」に盛り付けられた日本酒にぴったりな、お目出度い三種。

錦たまご(写真左):ゆでたまごを白身と黄身に分けて甘みを加えた、優しい味わい。

胡桃ごまめ(写真中央):五穀豊穣の願いが込められたごまめ(田作り)をきちんとワタ抜きしてから低温でロースト、甘辛醤油を絡めて唐辛子の辛みと胡桃の香ばしさをプラス。

実山椒入りのし鶏(写真右):鶏ひき肉に卵や調味料を混ぜて板状にして焼き、中に実山椒を忍ばせて、醤油とみりん、酒できりっとした味付けに。

蟹と百合根の柚香蒸し寿司

酢飯を蒸籠に広げて蒸しあげる温かいお寿司を持ち寄りパーティーなど大勢で集まる時などによく作られるという植松さん。柚子の果汁と皮、炒りごまをたっぷりと加えた酢飯の上に、ズワイ蟹のほぐし身と百合根などをのせて。

「酢飯はすっぱめに、酢ばすも散らして柚子皮とごまはたっぷりと。ちらし寿司よりもすごく作りやすくてハードルがさがりますよ」
立ちあがる湯気から柚子の香りがふわっと広がる、蒸したてのお寿司を植松さん自ら参加されたみなさんにお届け。

できたてほかほか、見るからにおいしそうな蟹と百合根の柚香蒸し寿司は、食べ応えのあるサイズ感の「ボウル」に盛り付けて。縁にさりげなく金粉を添えるとお正月にふさわしい、より豪華な一品に。特別な日のおもてなしにもぴったりです。

ゆるやかなカーブで持ちやすさをアップ

「お皿の持ち方・渡し方」編
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WASARAの角皿・丸皿は「皿のカーブに左の手のひらを差し込み、親指はそっと沿えるように」持つと美しく見えます。
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ゲストに皿をお渡しするときも、すっと手に取れるようカーブの方向にも気をつけてみてください。ちょっとした心遣いで、パーティーがぐんとエレガントになりますよ。

出典:Instagram @wasaraofficial

ゆるやかに波打っているような正方形の「角皿」は、紙の素材でできているとはいえ耐油性も備えており、おせちの取り皿としてはもちろんのこと、この日のイベントでは一番小さなSサイズの角皿が箸置きとして使われていました。またWASARAの器に差し込むことのできるよう考えられた、小さなスリット入りの「竹製フォーク」。食事中も安心して会話が楽しめるように配慮されたデザインです。

WASARAとともに、小粋で素敵なお正月を!

「WASARAはおせちに合うから……」と今回のテーマを一番切望されていたのは、実はプロデューサーの田辺さん。亡くなられたお母様が最後のお正月に託してくれたお重に、お母様から教わったおせちや自分で考えたものを盛り付けて何とか形にする。それを毎年繰り返すうちに、新年を祝うというよりも日本人の中に脈々と受け継がれている昔からの習慣を知り、新年にもう一度新たに感じることが大切に思えてきて、毎年お母様が大事にされていたお重を出しておせちを作られているそう。

「お客様がいらっしゃった時に普通のお皿を用意するのは大変だし、忙しいお正月に片付ける手間も省けるので本当に便利なんですよ」

お重とWASARAで毎年お正月を過ごしている田辺さんは、お重との組み合わせがしっくりくるwasara皿や角皿を使われているとのこと。新商品の小付を始め、コンポートや猪口、カップ類など、機能美あふれる洗練されたデザインで、ハレの日をより小粋で素敵にしてくれる環境に優しい紙の器WASARA。
2018年の年内配送分の最終締切は12月26日14時までとのことですので、気になる方はお早めに。新年を寿ぐテーブルでいただくおせちは、ぜひWASARAとともに!

WASARA−ワサラ公式オンラインショップ|紙皿、ボウル、カップ、フォーク
WASARA Official (@wasaraofficial) Instagram

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