新世代・新品種のいちごが続々デビュー
1月~6月くらいまで、スーパーの生鮮コーナーを彩るフルーツといえば「いちご」。最近は、海外でも日本のいちごの人気が高まっており、年々注目を浴びるようになってきました。
また、国内でも数多くの品種のいちごが流通。農林水産省の「品種登録/出願公表データ」によると、2018年のいちごの全国登録品種は、なんと298種類!
同じいちごといえども、品種によって香りや味、色や形が全く違います。
最近では栃木県の「スカイベリー」や千葉県の「チーバベリー」、大分県の「ベリーツ」などの新品種が続々とデビュー。全国の都道府県がしのぎを削っており、「いちご戦国時代」だと言われているんだそうですよ。
2018年秋デビューの新ブランド「いちごさん」に注目!
たくさんのブランドいちごがある中で、今回おうちごはん編集部が注目したのは、佐賀県から2018年の秋にデビューした「いちごさん」。佐賀県というと「さがほのか」をご存知の方も多いのではないかと思いますが、新ブランド「いちごさん」は、開発に7年の歳月をかけて「さがほのか」以来20年ぶりに開発されたんだそうです。
そして、日本中の人に長く愛されることを願い、呼びやすくて覚えやすい、清々しさとインパクトを併せ持つ名前を目指して「いちごさん」と名付けられました。
眺めてうっとり、かじって甘い。
ご覧ください、この鮮やかな赤色と美しいシルエットを!
いちごさんの大きな特徴の一つは、その食欲をそそる赤さにあります。日光をたっぷり浴びて育つ実は、外側だけではなく中まで真っ赤で、切り口からもそのみずみずしさやおいしさが表れているんです。
料理やスイーツにトッピングすれば、お皿の上が一気に華やかに。@kimiko_fuuyan さんはグリーンスムージーにトッピングされています。スムージーのグリーンにいちごさんの赤がよく映えますね!
スイーツづくりにも◎
甘味と酸味のバランスが良い「いちごさん」は、生で食べるのがもちろん一番おいしいのですが、ケーキなどのスイーツにもとっても合うんだそうです!
実際に「いちごさん」をスイーツとして楽しんでいる方々のアイデアを見てみましょう。
◆ホットケーキサンドに
小さめに焼いたホットケーキに、あんことバターと一緒にいちごさんをサンドすれば、見た目もかわいい和スイーツに。フルーティーな甘みと爽やかな香りがあんバターにもピッタリ!
◆フルーツサンドに
ふわふわの食パンにマスカルポーネホイップを塗り、いちごさんをサンドすれば、断面が美しいいちごのフルーツサンドに。いちごさんの断面は内側まで赤くて美しいので、カットして使うアレンジも素敵ですね。
◆コーヒーのお供のいちごサンドに
@toratama123 さんは、コーヒーのお供に「いちごさん」を使ったいちごサンドを合わせてカフェタイム。甘くて香りがよい「いちごさん」はカフェやティーメニューにもピッタリですね。
プロにも選ばれてます。
おいしさと見た目の美しさから、「いちごさん」はスイーツ店やレストランでも使用されています!
◆いちごさんのパフェ
佐賀県の「Fruits Garden 新SUN」では、2Fのパーラーにて「いちごさん」のパフェを食べることができます! バレンタインの時期に阪神百貨店で開催されていた「ストロベリーバレンタイン」でも出店されていて、SNS上でも大きな話題となっていました。いちごがたっぷりのっている贅沢なパフェは、見ているだけでも幸せな気分になれちゃいますね。
◆いちごさんシュークリーム
南青山にある「SHARE GREEN MINAMI AOYAMA」にて、“いちごの日”1月15日(火)から5日間限定でオープンした「GLAMPING CAFÉ 153(いちごさん) From SAGA」では、「いちごさん」を使ったシュークリームが登場し、大きな話題となっていました!
今後の生産拡大に期待!
いちごの値下がりや農家の高齢化によって、いちごの生産量が年々縮小の傾向にある中、佐賀県、JA、農家さん皆で協力し、7年間かけて開発された期待の新品種「いちごさん」。
都内では、今はまだ百貨店や一部のスーパーのみの取り扱いに限られていますが、今後は生産量の拡大とともに、販路も増やしていくとのこと。県や農家さんも、いちごさんの未来に期待を膨らませています! みなさんもお店で見かけた際には、ぜひ手に取ってみてくださいね。