
世界三大美人のクレオパトラも愛した「デーツ」

デーツは、北アフリカやペルシャ湾沿岸が原産と言われる、ヤシ科に属するナツメヤシの果実のこと。
プルーンのようなコクのある甘さと干し柿に似たねっとりした食感が特長。食物繊維が豊富で、鉄分やマグネシウム、カリウムなどのミネラル分なども含み栄養価が非常に高く、あのクレオパトラも愛したとされるアラブの美容食としても知られています。
デーツ(ナツメヤシ)とナツメ(棗)は別物
漢方やスープ、お茶などに使われるさっぱりした甘さのナツメは、中国が原産のクロウメモドキ科という植物のこと。デーツ(ナツメヤシ)とナツメは元々の植物自体も原産地も異なります。
おいしいデーツアレンジ6選
【1】蕪とデーツのなます
@azumin.minさんは、大根や蕪と干し柿のなますをヒントに、細かく刻んだデーツを砂糖の代わりに加えて。
柚子のさわやかな香りが、おいしさを引き立てています。
【2】りんごとフェンネル、人参、デーツ、ピーカンナッツのサラダ
りんごやデーツ入りのキャロットサラダに、フレッシュなフェンネルをあわせて。
「家族揃ってキャロットサラダが好きで週に1度は食卓に上がります」と@kt121_kitchenさん。りんごやデーツなど食感の違いを楽しめるのもいいですね。
【3】紫キャベツと紫玉ねぎとデーツのサラダ
紫キャベツと紫玉ねぎにお塩して水分しぼって、オリーブオイル、レモン汁、
メープルシロップ、カレー粉、塩胡椒。
ローストしたクルミとちょっとだけデーツを細かくしていれました。
レモン汁多め、カレー粉は小さじ3分の1ぐらい。
遠くで感じるぐらいかな。
メープルシロップも小さじ2ぐらいにして、デーツで少し甘さを足しました。
紫キャベツと紫玉ねぎと素敵な器。色のコントラストがきれいで、作りおきにもぴったりな一品。
「デーツは、中東に住んでいたのでお馴染み食材です」と@saemiu510さん。細かく刻んだデーツに多めのレモン汁、メープルシロップ、カレー粉などで和えた彩り豊かなサラダが、絶妙なハーモニーを奏でます。
【4】カマンベールとデーツとチコリとクレソンのサラダ
バルサミコ酢とオリーブオイルと塩と砂糖少々の甘酸っぱいドレッシングがデーツの甘みと相まって、チコリとクレソンの苦みと辛味を引き立てます。
「中東料理が好きなのでデーツは他にもよく使っています」というロンドン在住の@axelriolondonさん。
こちらのサラダは、イギリスで出版された@baladipalestineさんの料理本を参考に作られたとのこと。甘いデーツとクリーミーなカマンベール、チコリ&クレソンの組み合わせ、早速作ってみたいな。
【5】チキン・マルベラ
鶏脚をにんにく、オレガノ、赤ワイン酢、オリーブ油、オリーブ、ケイパー、メジュールデーツ、ローレルで2日間マリネ(写真2)すれば、あとは白ワインとデーツ糖蜜を加えてオーブンで焼くだけ。
ローストしたチキンの芳ばしい香りが、こちらまで漂ってきそうな魅惑の一皿。
「今まで作ったローストチキンで一番美味しいかも。これからうちに来るゲストにはこれを作ろう」と@axelriolondonさん。
デーツとデーツ糖蜜を使うことでより深い甘みが堪能できるチキン・マルベラは、オットレンギ(@ottolenghi)の『Simple』という料理本のレシピで作られたそうです。
【6】栗とデーツたっぷり、サムゲタン風のスープ
何かと体調を崩しやすい季節におすすめなのが、体の芯からポカポカにしてくれる温かいスープ。
メディカルアロマインストラクターとしてもご活躍中の料理家@otamiojpさんは、栗とデーツをたっぷり入れてサムゲタン風に。ほっとするやさしい味わいで一口ごとにいやされます。