「あんを練るのは大変そう」「材料や道具を揃えるのが難しそう」など、ちょっとハードルが高いイメージの和菓子作り。気になっているけど手間がかかりそうで和スイーツを作ったことがなくて……、という方にうれしいお知らせ！

おうちでだれでも簡単に和のおやつ作りが楽しめる、ユイミコさん初のおやつ本『ユイミコの和スイーツ』（世界文化社）が、2020年6月11日に発売されました。

伝統的な和のおやつをポップにアレンジしたユイミコさんのレシピは、初めての驚きと遊び心にあふれていてページをめくるごとにワクワク！

特別な道具を使わずシンプルな材料と手順で初心者さんにも作りやすい、今すぐ作ってみたいレシピがいっぱいです。

おうちごはん編集部でもすぐに入手して熟読。夏におすすめなのひんやりデザートやふかふかの蒸し菓子など、ユイミコさんならではのかわいくてどこかなつかしい和のおやつをご紹介します！

色とりどりのお花がとてもかわいらしいこちらのおやつ、何だと思いますか？　なんとフルーツジュースで作った水ようかんなんです！

りんご、ぶどう、オレンジなどジュースはお好みで。今回は花形のシリコン型を使われたそうですが、大きく固めて好みの抜き型で抜いてもかわいいとのこと。一口サイズの水ようかん、パクパクいくらでも食べられそう。

みんな大好きなおやつの定番、プリン。卵と牛乳などで作るのが一般的ですが、ユイミコさんのプリンは豆乳に葛粉を加えて加熱しながら練ったものを冷やし固めてあるので、とろとろクリーミーな仕上がりに。

レシピだけでなく、葛粉を火にかけて練りあげる時の混ぜ方や焦がさないようにするためのポイントなど写真付きで詳しく紹介してあるので、和菓子作り初心者さんでも安心です。

先ほどご紹介したプリンと同じく、こちらのアイスも葛粉を使っているんです！　厚手の紙カップに流し入れ、木のアイススプーンをさして冷凍庫へ。いちごの代わりに桃やメロンなど季節のフルーツでアレンジしてもおいしそう。ふわっとした新食感の葛アイス、作ってみたいな。

粒あんに薄く生地をまとわせて焼きあげる伝統的な和菓子、きんつば。ユイミコさんは、和テイストのきんつばにクリームチーズを挟んで、コクを加えました。

今回はグリーンオリーブとレーズン入りのものとあんずあん入りの2種のクリチーきんつばが紹介されていますが、特に塩気のあるオリーブレーズンあんは赤ワインと相性抜群で最強の友とのこと！　きんつばとワインのマリアージュ、気になります。

Column 2の「和スイーツのラッピング」では、プレゼントしたい時などにおすすめな、手間いらずでおしゃれに見える、素敵なラッピングアイデアが紹介されています。

手作りしたきんつばをオーブンシートでつぶれないように1つ1つやさしく包んで……、贈る人も贈られる人もほっこり幸せな気持ちになれるギフトのできあがり。

ラム酒とシナモンがほんのり香るふかふかの蒸し菓子、浮島。まるでケーキのような見た目のとおり、生クリームを添えてもおいしいそう。

シナモンレーズン以外にさつまいもやチーズで作る浮島のレシピも掲載されていますが、いずれもバターやオイルなどを使わないので、しっとりあっさりと仕上がり、素材本来の甘さと上品な味わいが堪能できます。

おいしい浮島を作るために大切なポイントはなんといっても蒸し方！　「ユイミコmemo」では、蒸気を逃がす方法と気をつけたいことが写真付きで説明されているので、その通りに作れば大丈夫！

作り方のポイントはもちろんのこと、他のページでは使用している材料や型などについても紹介されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

からだにやさしい和素材や季節のフルーツを使った自然な甘さの和スイーツを、おうちで手軽に作れるのがうれしいユイミコさんのレシピ。

2020年7月26日には、先ほどご紹介した浮島などの焼き菓子や寒天を使った冷菓が作れる「流し型」(14cm×11cm)と本の限定セットが販売開始になりました。

流し型はゼリーやチーズケーキなどの洋菓子や玉子豆腐などにも使えて、オーブン使用もOK。日本製で高品質、二重構造なのでやわらかいものもきれいに取り出せます。

夏にぴったりな冷たいものからほっこりやさしい気持ちになれる温かいものまで、おうち時間が楽しくなるユイミコさんの和のおやつ、ぜひ作ってみてくださいね。