出典 : @misa_enomoto

捨てないで!穂先や皮もまるごとおいしい春の山菜「うど」を味わい尽くそう!

独特の香りや風味、シャキシャキとした食感が特徴の「うど」。茎だけではなく穂先や皮まで全部おいしく食べることができ、アク抜きも難しくないので山菜初心者さんにもおすすめ。今回は和え物やきんぴら、パスタなどうどのおいしい楽しみ方をご紹介します。今だからこそのおいしさ、旬のうどを味わい尽くしましょう!

まるごと1本使いきり!うどのおいしいアレンジレシピ

うどと三つ葉のポン酢醤油和え

ウドは皮を厚めに切って、真っ白のところだけを薄切りにし、酢水に10分ほど晒しておきます。
三つ葉はざく切りに
だし醤油とポン酢を半々に混ぜたものに炒りごまをすらずに入れて混ぜるだけ

出典:Instagram @yaya__yu__

うどと三つ葉の香り際立つ、副菜にもおつまみにもぴったりなポン酢醤油和え。

「ほうれん草や小松菜なら少しごま油を垂らしたり、炒りごまでなくすりごまにしてコクをつけたいところですが、とにかく和えだれはあっさりがポイント! その方がうどや三つ葉の香りが引き立ちます」と@yaya__yu__さん。

シンプルだからこそのおいしさを堪能できる一品。手軽に作れるのもいいですね。

うどとタコの酢味噌和え

うどの定番料理のひとつ、酢味噌和えにそぎ切りにしたタコをプラスして。

管理栄養士の@mrk2_02さんによると、「うどはクロロゲン酸という抗酸化成分を含んでいます。 また、アスパラギン酸も豊富に含まれており、疲労回復効果もあります!」とのこと。

シャキシャキのうどとタコのプリプリ食感がくせになって、ついついお箸が進みます。

材料(3〜4人分)

・うど……1本
・茹でタコ……120g
・白味噌……大さじ2
(※西京みそを使用)
・きび砂糖……大さじ1+小さじ1
・酢……大さじ1
・水……大さじ1

作り方

【うどの下ごしらえ】
うどは根本1cmを切り落とし、穂先と茎の部分に分ける。茎は節目の部分で切り分け、産毛のついた皮をかつらむきする。穂先の部分の産毛も包丁でこそげ落とす。

ボウルに水500mlと酢大さじ1を入れ、皮をむいた茎と穂先の部分を入れて10分浸して水気を切る。(変色防止)

1. うどは斜め薄切りにする。タコはそぎ切りにする。

2. ボウルに白味噌、きび砂糖、酢、水を入れて混ぜ合わせる。

3. うどとタコを2のボウルに入れて和えたら完成。

レシピ出典:Instagram(@mrk2_02)

ウドの木の芽マヨネーズ和え

うどに木の芽をあわせた季節感あふれる一皿は、岡山にある「SALT-石川食堂」オーナーの石川さん(@shunsuke_ishikawa)のレシピ。

「うどの茎の部分は厚めに皮をむいてアクを抜きしたら、シャキシャキの食感で色々な和え物が楽しめます」と石川さん。木の芽のマヨネーズで和えたうど、食べてみたいな。

材料

・うど(茎の部分)

【木の芽マヨネーズソース】
・木の芽……7〜10枚くらい
・マヨネーズ……大さじ1
・白味噌……小さじ1
・みりん……小さじ1/2
・醤油……少々

作り方

1. うどの皮を厚めにむきコロコロに切って、酢水に10分ほどさらしアクをぬく。

2. 木の芽と調味料をすり鉢に入れ混ぜ合わせる。すり鉢がない場合は木の芽を包丁で細かいみじん切りにして調味料と混ぜ合わせる。

3. うどを木の芽マヨネーズソースで和える。

レシピ出典:Instagram(@shunsuke_ishikawa)

SALT-石川食堂 – 心と体で楽しむ料理とお酒

うどと柑橘のマリネ

料理家の榎本美沙さん(@misa_enomoto)は、うどの茎の太い部分と旬のジューシーな甘夏をたっぷり使ってマリネに。

「シャキシャキとした食感とさわやかな風味のうど。春の山菜の中でも食べやすく、サラダでも食べられるのでおすすめです」

みずみずしくてさわやかなうどと甘夏が、おいしいハーモニーを奏でます。

うどと柑橘のマリネのレシピ・作り方 | ふたりごはん

うど皮のきんぴら

個人的には、
このためにうどを買いたい...(中略)

余ったからというより!

このきんぴら、コリコリと本当に
美味しくて大好きで、
このためにもうどを使いたい(笑)

出典:Instagram @misa_enomoto

先ほどご紹介したうどと柑橘のマリネで余った皮や細い茎の部分を活用して、きんぴらに。独特の香りと食感がなんともおいしいうど皮のきんぴら、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。

榎本さんのレシピサイト「ふたりごはん」では、今回ご紹介した以外にもうどを使ったレシピが掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね。

うど皮のきんぴらのレシピ・作り方 | ふたりごはん

空豆とうどのグリル

うどの穂先と茎に旬を迎えたそら豆をあわせて、鉄鍋でこんがり香ばしく。

「うどとそら豆にオリーブオイルをまぶして、鉄鍋に並べてお塩を振って焼くだけ。仕上げにパルメザンチーズを!」と@leikogaさん。

一口ごとに春を感じるグリル料理。仕上げにオリーブオイルをかけて召し上がれ!

山うどのアーリオオーリオ

穂先と細い茎、太い茎に切り分けて4センチくらいにカット。
太い茎は皮を厚めに剥いて(捨てないよ)それぞれ繊維に沿って細切りします。
すぐに酢水につけてアク抜きしたら準備完了。
あとはパスタ茹でながら、横でオイル、にんにく、唐辛子をゆっくり火にかけて香りを出して、うどを加えて炒めます。(すぐ火が通るから炒め過ぎ注意)
茹で汁加えて乳化したところにパスタ投入。馴染ませたら完成。

出典:Instagram @tamako.okamoto

春らしい彩りがとってもきれいな、山うどのアーリオオーリオ。

「たっぷりのにんにくにゆっくりと火を通してオイルにも香りを移すのと、うどはわりとすぐに火が通るので炒め過ぎないことがポイント。今ならホタルイカと合わせてもコクがあっておいしいですね。唐辛子ではなく、柚子胡椒で風味付けもおいしいと思います」と@tamako.okamotoさん。

旬の時期だからこその味わいと香りが楽しめる、とっておきのパスタです。

うどの皮と豚ミンチとネギのきんぴら和風オムライス

朝ごはん
・うどの皮と豚ミンチとネギの金平和風オムライス
・うどの酢味噌
・フルーツ人参と春ごぼうの金平
・深煎り茶

最近はまっている、卵に水と液体昆布だしを入れた
しっとり卵を半熟に。

酢味噌に使ったうどの皮をみじん切りして
豚ミンチと白ネギ一本、胡麻、
酒とみりんと甜菜糖にだし醤油できんぴらを作り、
玄米と白米のハーフを入れて。

出典:Instagram @asatisstaka

@asatisstakaさんは炒めたうどの皮と豚ひき肉などをごはんに混ぜて、ふわふわのオムライスに。

「うどの皮は酢水にさらし、灰汁を抜いてから使っています。えぐみを和らげるため一番初めに豚ミンチと一緒に大きめのみじん切りにしたうどをしっかり炒め、他のお野菜も加えてきんぴらにしました。うどの風味と歯ごたえにふわふわ卵の食感が楽しいオープンオムライスにしてみました」

うど尽くしの春気分いっぱいな朝ごはん、楽しい一日になりそうですね。

春の恵みをおいしく食べよう!

生でも加熱してもおいしいうどは、穂先から茎、皮まで捨てるところなく1本まるごと食べられるのも魅力。

春ならではのとっておき、年に一度の短い旬をおもいっきり楽しみましょう!

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