![](https://ouchigohan.s3.amazonaws.com/uploads/article/image/3775/sp_article_thumbnail_a20e47d8-d44a-4093-a453-679ff8d1d4d2.jpeg)
地中海発祥のパイ生地「パート・フィロ」
こんにちは、英国料理研究家の鈴木綾夏です。
みなさん、「パート・フィロ」をご存知ですか?
小麦粉とトウモロコシの粉で作られたものすごく薄い生地で、ギリシャや中東などの地中海地方のパイ生地です。「パート」はフランス語で「生地」、「フィロ」はギリシャ語で「葉」という意味だそうです。
ロンドンのギリシャ料理屋さんのデザートでパート・フィロ パイを食べたことがあるのですが、最初は何のパイシートかよくわからず店員さんに聞いてみたんです。ギリシャではよく食べるパイシートで、それがロンドンでも人気になって多くの人が食べるようになったのだと教えていただきました。
イギリスではスーパーなどでパート・フィロを購入することができるのですが、通常のパイシートのように生地がたれにくいので、ベタベタせずにとても扱いやすいんですよ。
料理にも使われますが、今回はいちごとフェタチーズをたっぷりとのせて、春にぴったりな大人のデザートに仕上げます。
いちごとフェタチーズのパート・フィロ パイ
![](https://ouchigohan.s3.amazonaws.com/uploads/item_image/image/40809/2b4d68eb-197c-481e-81cc-c97f6127df54.jpeg)
材料(18cm 丸型)
・パート・フィロ……12枚
・いちご……1パック
・フェタチーズ……1パック(130g)
・タイム……2枝
・無塩バター……30g
・はちみつ……お好み
![](https://ouchigohan.s3.amazonaws.com/uploads/item_image/image/40810/c6ba7ffd-91a7-4844-a016-ecb3dfab1f03.jpeg)
下準備
・いちごは縦半分にカットする。
・溶かしバターを作る。
・オーブンを180℃に温める。
作り方
1. 丸型にパート・フィロを1枚広げて、はけを使い無塩バターを全面に塗る。
![](https://ouchigohan.s3.amazonaws.com/uploads/item_image/image/40811/35443cf2-cefd-49dc-8fe8-2539e94c2794.jpeg)
2. 1の上に、パート・フィロを1枚重ね、同じようにはけで無塩バター塗る。これを6枚分繰り返しながら、パート・フィロを重ねていく。
![](https://ouchigohan.s3.amazonaws.com/uploads/item_image/image/40812/5b926fe3-4708-4946-bccf-167981e914ab.jpeg)
3. 残りのシートはくしゃくしゃにし、さらに無塩バターを塗る。
![](https://ouchigohan.s3.amazonaws.com/uploads/item_image/image/40813/5fffd005-76ab-4c04-96b1-8dc968186c6a.jpeg)
4. 3の上に、いちごとフェタチーズ、タイムをのせてオーブンで15分焼く。
![](https://ouchigohan.s3.amazonaws.com/uploads/item_image/image/40814/d6c54ddc-b245-4186-ada5-df64ee450f7e.jpeg)
5. 焼き上がったら、お好みではちみつをかけて完成。
![](https://ouchigohan.s3.amazonaws.com/uploads/item_image/image/40815/a914ebf4-c0f1-473e-a146-90b56c88c7b5.jpeg)
表面に溶かしバターやオリーブオイルを塗ってオーブンで焼くと、パリパリの食感に焼き上がります。これがなんともおいしいんです!
今回は春らしくいちごを使いましたが、ラズベリーを使ってもおいしいです。
白ワインにも合います!
![](https://ouchigohan.s3.amazonaws.com/uploads/item_image/image/40816/0b2ab3f5-c7ee-48d5-89d3-c0a6c816effb.jpeg)
紅茶などと一緒にいただくのももちろんおいしいですが、白ワインに合わせていただくのもおすすめ。ちょっぴりリッチな大人のデザートです♪
パート・フィロを使ってつくる料理もとてもおいしいので、ぜひまたの機会にご紹介させていただきたいと思います。