
栄養価はトップクラス!「菜の花」
春の訪れを告げる野菜といえば菜の花。
独特のほろ苦さがおいしく、菜の花がスーパーに並び始めると「あぁ、春がきたな!」と感じますよね。

菜の花はアブラナ科の黄色い花の総称で、1種だけを限定する名称ではありません。小松菜やちんげんさいなども春に花茎とつぼみが出るので、菜花として食べることができます。
筆者の自宅近くのスーパーや直売所にも、春になると数種類の菜花が並びます。ものすごくたくさんの種類がありますが、つぼみと花茎がついているものを「菜の花」、若菜を「菜花」と言うんだそうですよ。
菜の花のビタミンC含有量は野菜の中でもトップクラス!
おいしいだけじゃなく栄養価も高い菜の花、春限定のこのおいしさを存分に味わいたいということで、菜の花を育てている生産者さんに直伝レシピを教えていただきました。
生産者から直接食材が購入できる産直通販サイト「食べチョク」 さんとのコラボレーションでお届けします。
レシピを教えてくれる生産者さんは
信州塩尻 つむぐ農園
長野県塩尻市にて農業を営んでいる「つむぐ農園」さん。
自然豊かな山間地で、土地柄や気候に合わせた季節の野菜やハーブを育てています。
標高800mほどの高冷地に位置し、四方を山々に囲まれた冷涼な気候のもと、土地の風土に合った「地物」を大切にしながら環境や気候に合わせて野菜を選び、育てています。
ご夫婦で協力しながら農業に取り組んでいるつむぐ農園さんが大切にしているのは、「自分たちが農業を楽しむ」ということ。気持ちは野菜のできにも影響すると考え、野菜に接するときはいつも笑顔でいられるように心がけているとのこと。
育てる人も受け取る人も笑顔になれるような野菜を育てているそうです!
【直伝レシピ】菜の花のハニーマスタードサラダ
さて、そんなつむぐ農園さんが今回教えてくださる菜の花のおすすめレシピとは?

切って和えるだけ、とても簡単に作れちゃう「菜の花のハニーマスタードサラダ」です。
今回使う菜の花は、「野沢菜の菜花」。生でもおいしく食べられるということを多くの人に知ってもらいたいという想いで考えたレシピとのこと。
鮮やかで元気になれるビタミンカラーと、甘い蜜の香りが食欲をそそる一品です!
材料(2人分)
・野沢菜の菜の花……100g
・オリーブオイル……小さじ1強
・粒マスタード……小さじ1強
・マヨネーズ……小さじ1強
・はちみつ……小さじ1強
・塩コショウ……少々
作り方
1. 菜の花は食べやすい3~5cmくらいの長さにカットして、よく水洗いしたあと水気をきっておく。

2. オリーブオイル、粒マスタード、マヨネーズ、はちみつをよく混ぜ、ドレッシングを作る。

3. 水気をきった菜の花に、2のドレッシングをかけてよく混ぜたら、塩コショウで味を調えて完成。

苦みやえぐみは一切なし!モリモリ食べれるおいしさ

切って和えるだけと作り方もとても簡単なのですが、ドレッシングに使う調味料の分量が全部同じというのが覚えやすくて良い!
生で食べるからこそのシャキシャキ食感がおいしく、苦みやえぐみも一切なし。おいしすぎて山盛り一杯があっという間になくなってしまいました(笑)。
菜の花は少し苦みがあるものと思っていたのですが、本当に全然苦みがないことにびっくり。苦いのが苦手なお子さんでもこのレシピならおいしく食べれること間違いなし。
ちなみに、炒め物にしてもいただいてみたのですが、火を通すとほろ苦い味わいが楽しめて、こちらもまたおいしかったです。
▼レシピは、食べチョクサイトでも紹介中!
今回のレシピで使った菜の花は
つむぐ農園さんで昨年の秋に播種し、厳しい冬を越えてたくましく育った野沢菜の菜の花。独特のほんのりと感じる苦みと、深いうま味や甘みがあり、寒さの中で育っているのでとても柔らかいのが特徴です。
今までいろいろな種類の菜の花を育ててきた中でも、長野県の特産である野沢菜の菜の花がつむぐ農園さんの一番のお気に入りなんだそうです。
一般的な品種よりもやや小ぶりで控えめな見た目の野沢菜の菜の花。サラダ以外にも、さっと湯がいてそのままお浸しにしたり、胡麻和えや白和えなどにするのもおすすめ。汁物やパスタ、玉子とじなどいろいろな料理に活用して、ぜひ春限定の味覚をお楽しみください!