おめでたい魚「鯛」
「鯛」といえば、日本では昔から縁起がよい魚とされ、お祝いの席に欠かせない食材とされてきました。日本でよく食べられる鯛は、約6種類ほど。鯛というと、一般的には真鯛のことをさすことが多いようです。
鯛は時期問わずスーパーに並んでいるのを見かけますが、それもそのはず、一年中漁獲されています。……が、主な旬は春と秋。そう、今はまさに旬の季節なんですね。
春に漁獲される鯛は、産卵前で身体全体が桜色になっているので「桜鯛」と呼ばれます。この時期は栄養価も高く、見た目にも美しいのでお祝いの料理としても最適です。
もう一つの旬の秋に漁獲される鯛は「紅葉鯛」と呼ばれます。餌をたくさん食べて身が太ったこの時期の鯛は、脂がのっておいしいので、どんな料理にも向いています。
お祝いシーンが多い今の季節にもおすすめの食材である鯛をおいしくいただきたい! ということで、真鯛を育てている生産者さんに直伝レシピを教えていただきました。
生産者から直接食材が購入できる産直通販サイト「食べチョク」 さんとのコラボレーションでお届けします。
レシピを教えてくれる生産者さんは
ふく成の平尾さん
熊本県天草市御所浦町にて倉業60年の水産卸の会社を営む「ふく成」さん。
大切に育てた「とらふぐ」と「真鯛」を全国へお届けしています。
日本地質百選にも選ばれている天草市御所浦町
もともと養殖業を営んでいた奥様のご実家に、10年前の結婚を機にご主人がジョイン。漁師だった先々代は1960年から真鯛の養殖をスタートし、1979年に先代が熊本県で初めてのとらふぐ養殖をはじめました。
養殖場があるのは、日本地質百選にも選ばれている天草市御所浦町。八代海(不知火海)に浮かぶ18の島々からなる離島で船でしか渡ることができません。
ご主人は、初めて養殖場を訪れたときの海の美しさ、島の穏やかさ、魚のおいしさに感動したことを今でも覚えているんだそう。
自然にあふれた御所浦の海は、山々に囲まれ、栄養分も豊富に恵まれた「宝の海」と言われています。ふく成さんは、その栄養分が豊富な環境下にある養殖場で、安心安全な魚を育てています。
【直伝レシピ】鯛めし
さて、そんなふく成さんが今回教えてくださる鯛のおすすめレシピとは?
鯛をはじめ、食物繊維豊富な野菜をたっぷりと使った「鯛めし」です。満足度はもちろん、腸活にも有効とのこと。
このレシピは、仕事も家事も育児もしている有希さん(奥様)が、簡単だけどしっかりおいしいお料理を家族に食べさせることができるようにと考えたんだそう。ふく成さんオリジナルの鯛めしレシピです。
材料(4人分)
・米……2カップ
・水……450cc
・塩……小さじ1/2
・醤油……大さじ1
・真鯛(切身)……3切れ
【A:魚の下味】
・酒……小さじ1
・醤油……小さじ1
・サラダ油……大さじ1
・油揚げ……1/2枚
・にんじん……30g
・ごぼう……30g
・しめじ……50g
・生椎茸……2枚
作り方
1. 米はといでザルにあげる。
2. 鯛は3cm幅に切ってAの酒・醤油で下味をつける。
3. フライパンにサラダ油を温め、2を軽く焼く。
※焦げ目がつく程度でOK。このひと手間を加えるだけで、香ばしさが格段に変わります!
4. 油揚げは油抜きしてせん切りにする。にんじんはせん切りに、ごぼうは笹がきに、生椎茸はいしづきを取って薄切りにする。しめじはいしづきをとって子房に分ける。
※しめじは手で割いたほうが、より香りが際立ちます。
5. 炊飯器に米と分量の水と調味料、4の具材を入れて浸水する。
6. 焼いた真鯛をのせて炊く。
鯛のうま味がすごい!
肉厚でふんわりとやわらかい鯛がとてもおいしい~~! お米や野菜にもしっかりと鯛のうま味がしみ込んでいて、なんとも贅沢な味わいです。ひと手間加えている皮の香ばしさもたまりません!
炊飯器で炊くだけなので作り方は本当に簡単でしたが、仕上がりの味はものすごく手が込んでいるかのようなおいしさ。おこげもしっかりとできていました♪
▼レシピは、食べチョクサイトでも紹介中!
今回のレシピで使った鯛は
ふく成の真鯛の切り身
天草にある御所浦島という自然豊かな離島で育てられた真鯛。長年の技術において独自に配合した「ふく成オリジナル飼料」を使用し、この道60年のプロたちがしっかりと管理している安心安全の魚です。独自の配合により飼料と海のミネラル分などの条件が重なることで、うま味成分でアミノ酸が豊富になり、身質や見た目も変わります。
真鯛の切身を1パックずつ小分けにして、-30℃で特殊冷凍™。程よい脂ののりとうま味が凝縮されており、肉厚で鮮度も抜群でプロの料理人に選ばれる身質の良さです。
販売開始9か月で累計販売数7万パック超え!
「食べチョク」さんで販売をスタートしてから9か月で、なんと累計販売数が7万パックを超えたという大人気の商品。2年連続で「食べチョクアワード 水産部門」で1位を受賞しています。
今回ご紹介した鯛めしの他、シンプルに塩焼きや煮つけにしたり、バター醤油ソテーや酒蒸しなどにするのもおすすめとのこと。
ふく成さんおすすめの食べ方をYouTubeでも紹介しているそうなので、ぜひこちらも併せてご覧くださいね。