鶏肩肉ってどんなお肉?
鶏肩肉は「鶏トロ肉」とも呼ばれていて、胸肉と手羽元の間にある部位のこと。焼き鳥店では「ふりそで」という名前でおなじみです。これがなんと、鶏一羽から30~60gほどしかとれない希少部位なんです。
味の特徴は、鶏もも肉よりも脂肪が少なくあっさりとしていて、胸肉よりもパサつきがなくてジューシー。そのバランスが絶妙で、「もも肉と胸肉のいいところどり」と言われています。その上、お値段がお手頃ときたらもう、買うっきゃないですよね!
ただ、希少部位だけに、どこのスーパーにも置いてあるというわけではありません。なので、見つけたら迷わずゲットすることをおすすめします!
いつもの鶏肉を肩肉に!簡単活用術
シンプルに塩焼きで
鶏肩肉の旨みが最も引き立つのは、シンプルな塩焼き! ただ塩をすり込んで焼くだけでも十分おいしいんです。しっかりとした肉質で歯ごたえがあるので、食べごたえも抜群ですよ。
小ねぎを小口切りにしてトッピングすると彩りも良くなって、さらに食欲がわいてきそうですね。
オリーブオイル焼きもおいしい
鶏肩肉のオリーブオイル焼きもおすすめ。オリーブオイルでじっくり焼くと、素材の味わいが引き立ちます。
こちらは、クレイジーソルトとオリーブオイルに漬け込んで焼いたもの。きれいな焼き色とプリッとやわらかそうなお肉がたまりません! 塩焼き同様、少ない材料で手軽に作れるのもいいですよね。
甘辛醤油だれの照り焼きチキンに
甘辛味の照り焼きチキンは、ごはんのおかずや、お酒のお供、お弁当にもぴったり! 鶏肩肉でふっくらおいしく作れます。
照り焼きの黄金比率は
砂糖:醤油:酒:みりん=1:1:1:1
全部、同量!
覚えやすい!
色艶の良い“てり”がなんともいえませんね! どうもいつも味が決まらないという方は、照り焼きの黄金比を覚えておくといいかもしれません。
唐揚げはジューシーだけどあっさり
鶏の唐揚げは、肩肉を使えばジューシーで歯ごたえがありながらも、少しあっさりとした仕上がりになります。
北海道在住の@nao_michanさんの唐揚げは、北海道名物の「ザンギ」。下味には、野菜のすりおろしとエバラの焼肉のタレ「黄金の味」を少し入れているのだとか。この下味だけでも良いけれど、ザンタレ(甘酢ダレ)をかけると甘酸っぱい味がマッチするそう。
ザンタレという名前を初めて聞いた方もいるかもしれませんが、北海道では市販のザンタレがあるほど定番。気になった方はお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。
旨みたっぷり、チキンカレー
チキンカレーを作る時、ささみや胸肉を選んだらあっさりし過ぎてしまった……ということはありませんか?
その点、鶏肩肉なら気になるカロリーを抑えつつ、鶏の旨みが感じられるおいしいカレーが完成します! 野菜などの具材をごろごろ入れて楽しみたいですね。
味のバランスが絶妙!鶏肩肉の野菜煮込み
鶏肩肉、パプリカ(黄)、トマト、玉ねぎを適度な大きさにザクザクと切り、フライパンの中に入れる。
(まだ火はかけてません)
そこに塩胡椒、パプリカパウダー(赤)、フレッシュタイム、ニンニク(皮付きで潰した)を入れ全ての食材と混ぜこむ。
圧力フライパンに蓋をし火にかける(中強火)
蓋がカタカタしてきたら火を弱火に落とす。
10分煮込むと🆗
皿に盛った時に上からオリーブオイルをかける。
飾りにタイムを乗せる。
完成(^^)v
初挑戦ながら作った@katsutoriusさんが、思わず「めちゃくちゃ美味い!」と驚いたのがこちら。
それぞれの食材から出た旨みが見事に融合して、とんでもない味のバランスが生まれたそう。皮ごと入れたニンニクの風味もポイントになっているよう。
一体、どんな味わいなのか気になった方はぜひお試しあれ!
子どもも喜ぶ!ケチャマヨチーズカレー炒め
鶏肩肉を両面焼いたら、ケチャップとマヨネーズ、カレー粉、粉チーズを絡めて出来上がり!
ケチャマヨにカレー、チーズが絶妙に絡み合った味わいは、お子さんが喜ぶこと間違いなし。簡単に作れるので、ママにもうれしいですね。
もも肉で作るとこってり濃厚な味わいに、ささみで作るとあっさりナポリタン風になるそう。
詳しい作り方は、@misumisu0722さんのクックパッドやブログをチェックしてみてくださいね。
鶏肩肉は何にでも使える万能選手!
鶏肩肉は、焼いて良し、揚げて良し、煮込んで良しの万能な部位です。
唐揚げや焼鳥はもちろん、カレーやシチュー、煮込み料理などいろいろな料理に活用できます。
お肉売り場に行ったら、鶏肩肉をぜひ探してみてくださいね!