瓶詰めをもっと楽しもう!
瓶詰めとは、野菜や果物などの食品を、塩水や酢、油、お酒などを使った調味液に漬けて、ガラスなどの容器に封入したもの。もしくはそれを詰める行為のことをいいます。
手作りのジャムを作ったり、季節の手仕事を楽しんだりしている方にはおなじみですよね。私自身も毎年、梅酒と梅シロップを漬けているのですが、それ以外では瓶を活用できていないことに気づきました。
でも、実はさまざまな手作りの食品の保存に向いていて、見た目もとってもおしゃれ!
きちんとしたやり方で瓶詰めすれば、1年以上食品を保存することができます。詳しいやり方を紹介したサイトもあるので、参考にしながら挑戦してみてはいかがでしょうか。
みんなの瓶詰めアイデア
梅干し
毎年5月末から6月中旬ごろになると出回る梅。この時期になると梅干し作りの準備を始める方や、今年こそ梅干し作りに挑戦したいと思っている方も多いのでは?
家庭用に少量の梅干しを作るときに便利なのが、果実酒瓶。大きさは、梅の重さに対して3倍弱の容量のものが適しているそう。
「梅干しを作り始めたら3年は続けないといけない」という言い伝えがありますが、@qillillyさんも3年連続で作ったところ、出来上がりに違いが出て、それぞれ味わいも違ったそう。
3つ並べてみるとたしかに見た目も少し違いますよね。当時に思いを馳せながら、食べ比べてみたいですね。
タケノコ
3~5月にかけて旬を迎えるタケノコ。その時期に大量のタケノコを持て余してしまったらぜひ挑戦したいのが、タケノコの瓶詰めです。
「台所仕事は面倒で、常日頃から手抜きをしてきた」と語る@kumiko_ogosegurashiさんも、大量のタケノコを前にして瓶詰めすることを決意。瓶詰めする手間よりも「腐らせてはもったいない」との思いの方が勝ったのだとか。
きちんと瓶詰めできれば、常温で1年間は持ちます。おいしいタケノコが1年間いつでも食べられるなら、やらない手はないですね!
酢れんこん
シャキシャキ食感がおいしい、れんこん。お酢の酸味との相性がぴったりなので、「酢れんこん」にすると保存も効いて便利です。
@ryoko_koguさんの「酢れんこん」は梅酢+湯ざまし+市販のすし酢+砂糖で漬けていて、ほんのりとしたピンク色。梅酢は、梅干しを漬けたときにできた梅酢を使っているそう。
見た目もかわいいので、ちょこっと添えてあげると献立が華やぎそうです。
なめたけ
2~3cmほどの幅に切ったえのき茸を醤油やみりん、砂糖などと甘辛く煮た「なめたけ」。お店で買うイメージがありますが、材料がシンプルなので意外と手軽に作れます。
@watanabetadashiさんは、唐辛子を加えて少しピリ辛に。ごはんはもちろん、そばやうどんにかけてもいいし、お酒にも合いそうです。
そのほか、醤油をオイスターソースに代えたり、梅干しを加えてみたりとお好みでアレンジして、オリジナルのなめたけを作ってみるのもいいですね。
にんにく漬け
おいしいにんにくがたくさん手に入ったら、にんにく漬けにしてみては?
定番はやっぱりしょうゆ漬け。日が経つにつれてにんにくの風味がしょうゆに溶けだし、さまざまな料理の調味料として活躍。味の染みたにんにくもそのまま食べるほか、料理の風味付けに使えます。
@uka_0210さんは、しょうゆ漬けのほかに、オリーブオイル漬けとハーブオイルに。ハーブオイルは、ローズマリーとローリエ、ホールのブラックペッパーを合わせているそう。
どんな料理に使おうかと、考えるのも楽しそうです。
スープペースト
食べきれないほどのたくさんの野菜は、ペーストにして瓶詰めスープにしておくと便利!
@k.sato0507さんは、野菜とブイヨンを一緒に煮て、ミキサーでペースト状にしてから瓶詰め。脱気して常温で保存するか、瓶の蓋を緩めて冷凍保存しているそう。
食べる前に温めて、バターやオリーブオイル、塩で味を調えたら絶品スープの出来上がりです。
写真のスープペーストは、左からかぼちゃ、人参、紫芋、菊芋で、この状態ですでにおいしそう!
カラフルな見た目もかわいいので、いろんな種類を作って常備しておきたくなりますね。
まずは瓶をきちんと消毒するところから!
長期保存する場合、ほんの少しの雑菌でも腐敗の原因になってしまうので、瓶の消毒は念入りに行いたいところ。
洗剤でよく洗ったら、煮沸消毒して、しっかりと乾燥させましょう。脱気のやり方も最初は戸惑うかもしれないけれど、慣れてしまえばこっちのもの。
手作りの保存食があると毎日のごはん作りも楽になるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。