
やっぱり夏はそうめん!でも栄養の偏りが気になる……
暑い夏に人気の麺類といえばそうめん。
週に何度も食べているという人も多いのではないでしょうか?
ただ、そうめんなどの麺類が続くと栄養の偏りもちょっと気になりますよね。夏バテを防ぐためにも、意識的に他の栄養も摂りたいところ。

そこで今回は、夏バテ対策におすすめの栄養素と、その栄養素が詰まった食品でアレンジするそうめんレシピをご紹介します。
夏バテ対策におすすめの7つの栄養素
夏バテ予防としてうなぎを食べることは知られていますが、その理由は夏バテに効くビタミンB群が豊富に含まれているから。ビタミンB群には糖質や脂質をエネルギーに変える働きがあり、疲労回復が期待できます。
他にも、ビタミンCやタンパク質、クエン酸、ミネラル、タウリンなど夏バテ予防にはたくさんの栄養素を摂取する必要があります。
そこで、夏バテにおすすめのこれらの栄養素と食材をご紹介していきます。ぜひ参考にして、夏を元気に過ごしてくださいね。
ビタミンB1
糖質を体内でエネルギーに変えるために不可欠な栄養素。疲労回復の効果があり、夏バテの予防にも重要なビタミンです。
主な食品:豚肉、うなぎ、玄米、ごまなど
ビタミンB2
脂質を体内でエネルギーに変えるために不可欠な栄養素。
主な食品:レバー、うなぎ、牛乳、納豆など
タンパク質
筋肉・臓器・皮膚など人間の体の材料となる重要な栄養素。不足すると、虚弱や免疫機能の低下など、体の全般的な不調の原因に。
主な食品:肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品など
ビタミンC
疲労の原因となる活性酸素を抑える抗酸化作用があります。ストレスの緩和や、ミネラルの「鉄」の吸収にも重要な働きがあります。
主な食品:キウイフルーツ、レモン、パプリカ、ブロッコリーなど
クエン酸
エネルギーを生み出す際に重要な役割を果たしている成分。疲労回復にも役立ち、糖質を一緒に摂取すると、疲労が溜まりにくくなります。
主な食品:梅干し、レモン、夏ミカン、酢(もろみ酢・黒酢)など
ミネラル
体内で合成できないので、食べ物から摂る必要があります。発汗により失われやすいので、夏はこまめな摂取に注意が必要です。
主な食品:ナトリウム(食塩)、カリウム(果物)、カルシウム(乳製品)、マグネシウム(海藻)、鉄(レバー)、亜鉛(煮干し)など
タウリン
動物の体内に存在するアミノ酸のひとつ。人間が体内で作り出せるタウリンの量は限られるため食品からの摂取も必要です。
主な食品:貝類、イカ、タコなど
出典:https://alinamin.jp/tired/natsubate-meal.html
おすすめの食品は明太子!
このように、夏バテ予防に必要な栄養素はたくさんありますが、これらの栄養素を一品でカバーできる食品があります。
それは明太子です!!

●栄養素が豊富!
辛子明太子にはビタミンB1、B2のほかにも合計9種類のビタミンが含まれており、タンパク質やミネラルなども豊富です。魚卵なので、DHAやEPAも含まれており、記憶力アップや血液をサラサラにする効果も期待できます。
●イクラの半分以下のカロリー
辛子明太子のエネルギーは100gあたり126kcal。イクラ(272kcal)、キャビア(263kcal)、からすみ(423kcal)など、他の魚卵を使う加工食品と比べると、だいぶ低いですよね。
痛風や高血圧になりやすいと思われがちな辛子明太子ですが、じつは低糖質で高タンパクな食材なんです。
●食塩相当量は?
文部科学省発表の日本食品標準成分表から計算すると、辛子明太子1本(40gとした場合)の食塩相当量は2.24g。種を取り除いた梅干し1個(10g)が2.21gなので、じつは塩分過多になりにくい食材なんです。
成人の1日当たりの食塩摂取量の目安は、男性7.5g未満、女性は6.5g未満なので辛子明太子を一切れ食べたとしても基準値以内の摂取量と言えます。
出典:https://www.yamaya.com/research/categories/detail/126
夏バテ対策に食べたい明太子そうめんレシピ3選
ここからは、そんな明太子を使った夏のそうめんアレンジレシピをご紹介します
梅ささみと明太子の冷やしそうめん

材料(1人分)
・鶏ささみ肉……1本
【A】
・酒……小さじ1
・みりん……小さじ1
・塩……ひとつまみ
・明太子……1/2本(25g)
・水……100ml
・白だし……大さじ1
・きゅうり……1/3本(30g)
・かいわれ大根……1/6パック
・梅干し……1個
・青じそ……1枚
・そうめん……100g(乾麺)
作り方
1. ささみにAを揉みこみ、ラップで包んで耐熱皿にのせます。電子レンジ(600W)で1分加熱し、冷めるまでおいておきます。
2. 器に白だし、水を入れてさっと混ぜ、冷蔵庫に入れて冷やします。
3. 沸騰した湯にそうめんを入れて袋の通りに茹でます。流水で揉み洗いして水気を切り、2で冷やした器に入れます。
4. きゅうり、かいわれ大根、ささみ、明太子を盛り付け、青じそと梅干しをのせて完成です。
韓国冷麺風!ピリ辛そうめん

材料(1人分)
【A】
・めんたいドレッシング……大さじ3
・めんつゆ(2倍濃縮)……100ml
・水……100ml
・そうめん……1束(100g)
・のり……3枚
・サラダチキン……お好みで
・キムチ……お好みで
・小口ネギ……適量
作り方
1. そうめんをお湯で規定の時間茹でます。茹で上がったら湯切りし、冷水でしめて器に盛り付けます。
2. Aを混ぜ合わせ、1にかけます。
3. のり、サラダチキン、キムチ、ネギをトッピングし、完成です。
※トッピングはお好きなものをのせてみてください。
冷たいおだしで食べる!うまだし明太そうめん

材料(2人分)
【A】
・うまだし(和風だしパック)……1包(8g)
・水……400g
・塩……小さじ1/2
・そうめん……4束(200g)
・明太子……適量
・長芋……80g
・かぼす(レモン、すだちも可)……1個(薄切り)
・青じそ……3枚(千切り)
作り方
1. 鍋にAを入れて沸騰後に1~2分煮出してから、だしパックを取り出し、粗熱をとってから冷蔵庫で冷やします。
2. そうめんを袋の表示通りに茹で、流水で揉み洗いして水気を切ります。明太子は薄皮を取り除き、長芋はビニールに入れて綿棒などで軽く叩いて潰します。
3. 器にそうめんを盛り、長芋と明太子、かぼす、青じそを盛り付けて冷たいだし汁をそそぎ完成です。
簡単に明太子をトッピングできるチューブが便利!
やまや『めんたいチューブ からしめんたい』

ちょっと使いたいときにサッと絞るだけで、お好みの量を手軽に使えるのがうれしいチューブタイプの明太子。ご飯のお共としてはもちろん、今回ご紹介したようにアイデア次第で料理の幅が広がる優れものです。
価格:756円(税込)/内容量:90g
そうめん×明太子で夏の暑さをおいしく乗り切ろう!
夏バテに効果的な栄養素を豊富に含む明太子と、糖質である麺類を一緒に食べることで、バランスの取れた栄養を摂れるのと同時に脂質を分解してエネルギーに変えてくれるなど、その効果は一石二鳥!
どれも簡単に作れるレシピばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。