
アップサイクルの取り組みを積極的に行う2社がコラボ
注目したのは毎日出てしまう「廃棄パン」

創業1933年、90年以上もの間愛され続けているベーカリー・ブランド「ブランジェ浅野屋」。赤い屋根が印象的な浅野屋は、軽井沢店や自由が丘店など15店舗以上のベーカリーを運営しています。
浅野屋ではベーカリーの運営やホテル向けなど業務用のパンを製造する中で、どうしても「廃棄パン」が出てしまいます。
毎日売れる分ピッタリの数だけを焼くことはできないため、残ったパンは工場の直売所でサービス価格にて販売するなど、フードロスへの取り組みを行ってきました。
そんな中、浅野屋が注目したのが、同じ麦と水と酵母を主な材料としているビールです。同じ素材でありながら、発酵の仕方やプロセスの違いで味わいが異なるパンとビール。フードロスを減らしながら新たな味わいを生むべく、浅野屋の挑戦が始まりました。
ISEKADOとのコラボが実現

浅野屋とタッグを組んだのは、ビールの品評会として最も歴史のある「International Brewing Award」で4大会連続金賞を受賞したクラフトビールブランド「ISEKADO(伊勢角屋麦酒)」。
2025年1月には「日経スペシャル カンブリア宮殿」でも特集され、話題になりましたよね。
社長自ら酵母研究で博士号を取得するなど、徹底したこだわりでビールを作り続けるISEKADOのファンだという方も多いのではないでしょうか。
ISEKADOもアップサイクルへの取り組みを積極的に行っており、夢のコラボが実現しました。
バゲットから生まれたビール「Bread Ale -Baguette-」
マーマレードジャムを塗ったパンをイメージ

浅野屋とISEKADOがコラボした「Bread Ale -Baguette-」は、パンの風味とマッチしやすく、クラフトビール初心者でも飲みやすい「Hazy Pale Ale」というスタイルが選ばれています。
発酵由来のスッキリとした味わいが広がり、ホップの持つピーチやマンゴーなどを思わせる香りが生まれる一杯。マーマレードジャムを塗ったパンをイメージしているのだそうです。

実際に飲んでみると、フルーティな香りが鼻をくすぐります。スッキリした味わいなので、一杯目や昼飲みにも良さそうです。これが廃棄パンから出来ているとは驚きです!
おすすめは、バゲットのピンチョスとのペアリング

「Bread Ale -Baguette-」とのおすすめのペアリングは、やっぱりバゲット!トマトやサーモン、ドライフルーツを乗せたピンチョスを用意すれば、ドリンクでもフードでもバゲットを味わい尽くせます。おうちパーティでも活躍しそうですね。
ISEKADOオンラインショップなどで発売中
「Bread Ale -Baguette-」は2025年4月24日から新発売。(無くなり次第終了)浅野屋 軽井沢旧道本店や、イートイン提供店舗の自由が丘店、錦糸町テルミナ店、軽井沢旧道本店、軽井沢千住博美術館店、ISEKADOオンラインショップなどで販売されています。
廃棄されるはずだったパンが美味しく生まれ変わり、食品ロスを削減できる「Bread Ale -Baguette-」。クラフトビール好きの方も、パン好きの方も、ぜひ試してみてくださいね。