
「今」にあった備え、していますか?

災害に備えるために必要なものごとは、季節や家族のライフスタイルによって日々変化するもの。ところが、一度セットした防災リュックや備蓄品などを定期的に見直している家庭は、実際のところ少ないようです。
例えば、エアコンなしでは過ごせないような猛暑が続く近年の夏。それなのに防災リュックには、防寒対策のアルミシートやレインコートが入っているだけで、暑さ対策のアイテムが全くない! なんてこと、ありがちですよね。
まずは、そんな防災リュック見直しのアイデアをご紹介します。
非常時でも避けられない熱中症対策をしっかりと
こちらは、「真夏、真冬の災害は特に怖い」と、7月に災害の備えを見直しされた参考になるアイデア。熱中症が心配なので、この夏は水だけでなく、簡単に塩分を補給できるタブレットや経口補水液も補充するそうです。
そして最初に避難する段階では、停電していてエアコンが使えないなんていうこともありそう。そんな暑さ対策にハンディファンも加えられています。最近は、濡らすだけで使える冷感タオルなど、暑さ対策グッズがたくさんあるのでチェックしておきたいですね。
そしてせっかく見直しをするならと、懐中電灯などがちゃんと作動するかも確認。定期的に見直しをすれば、そのタイミングでグッズの作動チェックも忘れずにできますね。
普段の外出時にも持ち歩ける「可愛い衛生グッズ」
猛暑の中での急な避難生活では、菌が繁殖しやすく感染症などのリスクも高まるそう。
こちらの「レディース用パーソナルケアセット」には、ウェットシートやボディシート、ドライシャンプーシート、デリケートケアシートなど、清潔を保つためのシートがしっかりそろっています。下着や靴下も圧縮タイプでコンパクト。
全てのデザインが可愛らしいので、普段のバッグに入れても違和感なし。外出中にもあるかもしれない「もしもの備え」としてもオススメです。
美味しく食べたい!備蓄食品の調理アイデア
防災リュックの見直しをしたら、災害に備える「備蓄品」も季節に合わせて見直しましょう。
特別に消費期限が長い商品として作られた非常食以外は、備蓄食品の王道であるカップ麺や袋麺も、賞味期限は半年程度なのでちょうど良いタイミングです。
真夏でも食べやすい!熱々じゃないカップ麺
さて、その備蓄品として王道の「カップ麺」。手頃な価格で、軽量なため避難所などへ持って移動もしやすいのですが、もしエアコンが効かない暑い場所で熱々の麺を食べることになったら……。夏の備蓄品からは外したほうがいいのか悩んでしまいますね。
そんな悩みに、なんとカップ麺は、お湯ではなく水を注いでも食べられるといううれしいアイデア!災害時には、ガスや電気が使えずお湯が作れないこともあるので、これは夏場以外にも活用できそうなアイデアです。
こちらの「カップヌードル」は、30分待てば美味しく食べられたそうですが、自分のお気に入りの麺も水を注ぐだけで美味しく食べられるのか試してみても。
うまくいけば、お気に入りの麺を普段より多めに買っておくだけで、災害時の備蓄品にもなるので安心ですよね。
「サバ缶&トマト缶」いつもの食材で防災レシピ
こちらの「ボリューム満点パスタ」は、普段からよく使う「サバ缶」と「トマト缶」を活用して、災害時でも包丁も使わず短時間で作ることができるレシピです。
味気ない非常食が多くなりがちな避難生活。いつもの食材を使って災害時でも簡単にできるレシピを知っておけば、ホッとできる食事のひとときになりますね。
「サバ缶」と「トマト缶」は、加熱しなくても使える栄養価の高い保存食。夏は、冷たい料理にも使えるので、このシーズンも多めの備蓄がオススメです。
夏に大活躍するのはコレ!食品以外に備蓄しておきたいもの
災害時にはライフラインがストップしてしまうなど不便が重なるため、食品以外にも備蓄しておきたいものはたくさんありますよね。
カセットコンロとガスボンベ、それから乾電池など、電気やガスが使えないときのために備えるものなどは必須。
また、断水時には水を節約するために、洗わなくて済む使い捨ての割り箸や紙皿、ラップなども便利。特にポリ袋は、湯せんができるポリ袋を調理に活用したり、手袋や器がわりに使ったりと、災害時の衛生管理に大活躍するグッズなんですよ。
ポリ袋を活用!パパッと作れるクッキーアイスクリーム
そんなポリ袋を活用して即席アイスクリームが作れるというこちらのアイデア。
氷に塩を加えることで溶ける速度を早め、0℃よりも低い氷水を作ることで短時間でアイスクリームを作ることができるんです。
ポリ袋とフリーザーバッグを2重にするだけで調理器具を使わないため、水を節約したい災害時に洗い物を出すことなくスイーツが楽しめますね。
さまざまな場面で活用できるポリ袋。ぜひ普段から多めに備蓄しておきましょう。
「防災の日」だからこそ、見直そう!
いつ起こるか予測がつかない災害。今の季節に合わせた見直しはもちろん、季節ならではのアイデアや知識も大切です。
いざというときにしっかり活用できる備えにしておきたいですね。