
お米マイスターの西島さんに教わる! 新米の炊き方や保存方法
新米の研ぎ方、炊き方

1.正確に計る
冷蔵保存した白米を1合カップに入れ、軽く振って白米を詰め込み、余っている余分な白米をそぎ落とし、正確に1合を量る。ボウルまたは炊飯器の内釜に入れる。
2.すすぐ(2回)
冷水(浄水またはミネラルウォーター)で10秒以内でサッとすすいで汚れを落として、直ぐにモズを捨てる(ここまで冷水推奨)。その後もう一度同じことを繰り返す(以降は水道水でよい)。
3.研ぐ(1回目)
水を切り、手のひらを広げてシャカシャカと音が出るスピードとリズムで、均等に20回ほど米同士をこすり合わせる。
4.すすぐ(2回繰り返す)
濃い研ぎ汁を、水を入れてかき回して、薄めてから捨てる。
5.研ぐ(2回目)
再び、10回程度音が出る一定のリズムとスピードで、白米同士の摩擦で表面を研磨するように研ぐ。
6.すすぐ(2回)
研ぎ汁を、水を入れてかき回して、薄めてから捨てる。
7.炊飯
研ぎ終えた米を炊飯器に入れ、冷やした水をメモリに合わせて注ぎ、そのまま炊飯する。
※水の分量は、好みの固さに応じて調整してください。
新米は食べきれない場合はすぐ「冷凍」しよう!

新米を炊いて、そのまま炊飯器で保温すると、お米が乾燥してしまったり、水分が飛んでしまったりして、カチカチ・パサパサになったり、逆に、ベタついてしまったり、黄ばんでしまう原因に。炊いて食べきれない量はすぐに冷凍しましょう!
ふっくらと空気を含ませてよそい、お米同士の適度な隙間を確保しましょう。解凍時に出る水分とごはんとの接触面が少なく、ムラなく加熱できる構造のものを選ぶことで、冷凍ごはんがおいしくなります。
解凍するとそのままお弁当としても活用できて◎。
お米マイスター 西島豊造さん

東京・目黒区にある米店『スズノブ』の3代目。北里大学獣医畜産学部畜産土木工学科卒業後、北海道で農業コンサルタントに勤務し、1988 年 9 月に、家業の株式会社スズノブを継ぐ。 五ツ星お米マイスターの資格持ち、新しいお米の時代を作っていきたいという考え方から、大学時代に得た知識を活かしながら、産地と消費者をつなぐパイプ役として、多くの生産地の、産地の特徴を活かした地域ブランド米作りと地域活性化を手伝っている。
情報提供元:西島豊造さん
お米のおいしさ倍増!ご飯のお供レシピ6選
ピリ辛がクセになる「大人のきのこ南蛮」
醤油味がベースのきのこの副菜は、うま味たっぷりでご飯のおかずにぴったり。鷹の爪たっぷりのピリ辛味がクセになる!
切って煮るだけのお手軽レシピ。お酒の後、締めのご飯にお供が欲しい……なんてときにもサッと作れておすすめですよ。
ごま油香る「叩ききゅうりのピリ辛塩こんぶ」
きゅうりをたたいてピリ辛ダレと和えるだけ。包丁いらずの速攻レシピです。塩こんぶのうま味とごま油の香りでお箸が止まりません♪
出来立ての食感のよさを味わっても、しばらく冷蔵庫に保存して味が染みた状態を味わっても◎
旨み引き出す「自家製鮭フレーク」
甘塩鮭を丁寧に下処理することで、臭みをとって旨みが引き出されている鮭フレーク。ほんのりとした塩気がご飯の甘みを引き立てます。
小骨も取り除いたフレーク状の鮭は、子どもでも食べやすい♪ おにぎりの具やお弁当のトッピングにも使いやすいですね。
目にも鮮やか「いくらの醤油漬け」
白いご飯に乗せたキラキラ輝く真っ赤ないくらは、見た目も華やかで食欲をそそります。まさに一気にかき込みたくなる魅力的な一膳。
レシピを参考にして、昆布のうま味出汁をしっかり吸わせていただきましょう。
レンジで超簡単「ピリ辛肉味噌」
さっぱり冷奴を男子が喜ぶガッツリ冷奴に変身させてしまうピリ辛肉味噌。もちろんお豆腐以外にもご飯のお供にしても最高です。
こちらのレシピは、火を使わずレンジを活用。ボウルひとつで完成する超簡単レシピがうれしい!
ささっと煮るだけ「牛しぐれ煮」
フライパンで煮詰めるだけの牛肉のしぐれ煮。玉ねぎやはちみつの甘さと醤油の塩辛さ、そして生姜の香り。さまざまな風味が口の中を通り過ぎてどんどん箸が進みます。
甘辛のしっかりとした味は、炊き立ての新米の甘みを引き立ててくれます。
秋の食卓は新米を主役にしてみよう
ふっくら食感と優しい甘みが堪能できる新米シーズンは、日本人にとって幸せなひととき。いつもよりちょっと丁寧においしくお米を炊きたいですね。
そして、新米のおいしさを引き立てるお気に入りの「ご飯のお供」があれば、さらに幸福感がアップすること間違いなし。手軽に作れる今回のレシピを参考に、「ご飯を主役にした食卓」で実りの秋を楽しんでくださいね。