
秋刀魚をいつもとは違う食べ方で!
こんにちは、白井ありさ(@arigohan)です。
涼しい風が吹き始めると、恋しくなるのが旬の秋刀魚。脂ののった身は、塩を振って焼くだけでごちそうですよね。ここ数年は不漁が続いており秋刀魚はもはや高級魚で、なかなか手の出しづらい秋食材でした。
しかーーーし!
今年は秋刀魚が豊漁! 身が厚くて脂のりも良く、とってもおいしい秋刀魚が手軽に手に入るので、王道の塩焼き以外のバリエーションも楽しめそうです♪
そこで、和食のイメージが強い秋刀魚を、洋風にアレンジしたレシピを2品考案しました! 今夜の食卓に、いつもとはひと味違う秋の恵みを添えてみませんか?
今回は苦味のある内臓もあえてそのまま使っていますが、苦手な方ははずしてくださいね。
秋刀魚のオイルパスタ
調理時間:15分 難易度:★★☆

こんがりとした焼き目が食欲をそそる、秋刀魚のオイルパスタ。
秋刀魚の皮は焼くと剥がれやすいのですが、フライパンにクッキングシートを敷いてから焼くことで、皮が剥がれにくくきれいに仕上がります。
具材には、ケッパーとミニトマトを加え、酸味をアクセントに。この秋何度も食べたくなる味です!
材料(1人分)
・秋刀魚……1尾
・塩、こしょう……適量
・パスタ……80g
【A】
・にんにく……1片
・輪切り鷹の爪……1本分
・オリーブオイル……適量
・ミニトマト……6個
・ケッパー……5g(粗微塵切りにしておく)
・塩、こしょう……適量
・和風だしの素……小さじ1/2
・イタリアンパセリ、レモン……各適量
作り方
1. 秋刀魚に塩、こしょうを振る。フライパンにクッキングシートを敷き、その上に秋刀魚をのせる。中火にかけて両面こんがりと焼き目がつくまで焼く。焼けたらクッキングシートごと取り出す。身を大きめにほぐし(もしくは切り分け)、骨・頭・尻尾を取り除く。

2. 鍋に湯を沸かして塩を加え、表記より1分短くパスタを茹でる。茹で汁はお玉1杯分取っておく。

3. フライパンにAを加えて中火で熱し、にんにくの香りが立ったらミニトマトとケッパーを加えてさっと炒める。パスタの茹で汁、塩、こしょう、和風だしの素、パスタを加えて全体に絡める。1の秋刀魚を加えて全体をやさしく和える。

4. 器に盛り、刻んだイタリアンパセリとレモンをトッピングする。

秋刀魚とすだちのパエリア
調理時間:35分 難易度:★★☆

秋刀魚がどーーんと2尾のった、ごちそうパエリア。
フライパン1つで作ることができて、見栄えのする一品! おもてなしにもぴったりです。
具材には、秋の食材・きのこを加えて。今回はしめじとマッシュルームを使用していますが、お好みのものでOKです。
すだちやかぼすをキュッと絞って召し上がれ。
材料(4人分)
・米……2合(洗わない)
・きのこ(お好みのもの)……120g
・黄パプリカ……50g
・にんにく……2片
・オリーブオイル……大さじ1と1/2
【A】
・酒……50ml
・水……500ml
・コンソメ……大さじ1
・塩、こしょう……少々
トッピング
・イタリアンパセリ……適量
・すだち(かぼす)……1個
下準備
・にんにくは粗微塵切りにしておく。
作り方
1. きのこは食べやすい大きさに切り、黄パプリカは乱切りにする。

2. 秋刀魚は斜め半分に切る。塩適量(分量外)をふる。フライパンにクッキングシートを敷き、その上に秋刀魚をのせる。中火で両面こんがりと焼き目がつくまで焼く。焼けたらクッキングシートごと取り出す。

3. 同じフライパンにきのこ、米、にんにく、オリーブオイルを加えて中火で炒める。きのこがしんなりしてきたら、Aを加えて全体を混ぜる。秋刀魚と黄パプリカを加えて蓋をし、20分極弱火で加熱する。蓋を取り、強火で水気を飛ばす。

4. 刻んだイタリアンパセリとすだち(かぼす)をトッピングする。

おいしい秋刀魚を選ぶポイント
これさえ押さえれば、あなたも秋刀魚マスター!
おいしい秋刀魚を選ぶためにチェックしたいポイントを5つにまとめました。購入する際の参考にしてみてくださいね。
【1】目が澄んでいる:濁っていない透明な目が新鮮さの証。
【2】口先が黄色い:脂がのっている秋刀魚の特徴です。
【3】背中が青黒く、腹が銀色で光沢がある:鮮度が高く、皮にハリもあります。
【4】頭の方から太っている:丸々と太っていて、持ったときにしっかりしているものが◎。
【5】青い鱗がついている:秋刀魚は鱗が少ない魚ですが、ついていれば新鮮な証拠!
秋刀魚を調理する際は、包丁の背や流水で秋刀魚の表面を軽くこすって鱗や汚れを洗い流し、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ってから使いましょう。
このちょっとしたひと手間で、仕上がりのおいしさが変わりますよ♪