秋なすのおいしさが増す理由
「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがあります。「秋になるとおいしさが増すなすを、嫁に食べさせたくない」と、「秋なすは身体を冷やすので、大事なお嫁さんに食べさせない方がいい」という2つの解釈が広く伝えられてきました。そんな言い伝えがあるくらい、なすが秋になるとおいしくなるのは何故でしょうか。
秋になると日中と夜との寒暖差が大きくなり、日差しも穏やかになります。そのため秋なすは夏のなすに比べると皮が薄く、種も少なくできあがってきます。
定番料理の「焼きなす」「揚げ浸し」のように、加熱するとしっとりとする食感が秋なすのおいしさの秘密なのかもしれませんね。今回は秋なすの魅力を生かしたレシピをご紹介します。
カリじゅわ食感が最高!なすのハッセルバッグ風
@youko8259さんの「ナスと豚バラ肉のはさみ焼き」は、なすに切り込みを入れて、塩こしょうをした豚バラ肉をはさみ、オリーブオイルをかけてオーブンで焼き上げた一品。シンプルな味付けでもおいしいですが、ポン酢でさっぱり食べるのもおすすめです。
なすに細かく入れた切り込みがハッセルバック風で、見た目もおしゃれ。なすに豚肉の旨みがしっかりしみる効果もありますね。
カリッと焼けた豚肉がアクセント! 忙しい時でも下ごしらえが早くできて、食べごたえもある便利なレシピですね。
おいしすぎてお坊さんも気絶する? トルコのなす料理
トルコには「坊さんの気絶」という料理があります。あまりのおいしさにお坊さんも気絶してしまうことからその名がつきました。
@higucciniさんは、なすに乾燥トマトやパプリカを詰めて焼き上げています。お好みで生のトマトや玉ねぎ、ベーコンやチーズなどを入れてアレンジしてもおいしそうですね。
秋なすにはピリ辛がよく似合う!
なすは油ととても相性がよく、炒め物にぴったりな食材。@morifu_popoさんの「秋ナスとオクラのピリ辛肉味噌炒め」は、柔らかななすと肉味噌のピリ辛風味との相性が抜群な一品です。
これならごはんもすすみそうですね。手早くできる作り置きのおかずとしても大活躍しそうなレシピです。
グラタンも秋なすを使ってヘルシーに!
なすをくり抜いて器にして、ホワイトソース&味噌を混ぜたものをベースにお好みで野菜を乗せ、上にチーズをかけて焼き上げたのが、@healthyriiiinaさんの「ナスのグラタン」。
野菜の色がとてもカラフルで、見た目も楽しく素敵。なすが器なので皮まで食べられるのも魅力ですね。野菜をたくさん乗せて、ヘルシーなグラタンを作ってみてくださいね。
忙しい日もレンジで簡単!なすドッグ
なすをホットドックみたいにしちゃおう! そんなユニークなアイデアが@_kumiko.0907_さんの「なすドッグ」。SNSでも話題になっていますよね。
豚肉をはさんでレンジで柔らかくしたなすに、めんつゆや薬味で味付けした特製のタレをかけた一品。ごま油の風味が食欲をそそりそうですね。レンジを使った時短レシピ、ぜひお試しください!
ごはんが進む!とろとろナスの甘辛丼
「なす」だけでもごはんがモリモリと進む、絶品丼が作れます!
絵本作家・まいのおやつさん(@mainooyatsu)の「とろとろナスの甘辛丼」は、薄切りにしたなすに片栗粉をまぶしたら、ごま油を熱したフライパンで焼きます。そこに甘辛ダレを加えて煮絡め、温かいごはんにのせたら出来上がりです。
口に入れると、とろとろにやわらかくなったなすの旨味がじゅわ~っ! 甘辛ダレがしっかりと染み込んだ深みのある味わいが楽しめます。
お好みで卵黄、白いりごま、小ネギをトッピングして召し上がれ!
旬の秋なすをたくさん楽しもう!
秋なすを使ったレシピをご紹介してきました。他の野菜や肉との取り合わせも様々なレシピはいかがでしたか?
秋なすの収穫時期は9月〜10月頃ととても短いです。皮が薄めで柔らかく、うまみが詰まった秋なすを味わえる期間は短いので、ぜひこの時期に積極的に旬の秋なすを楽しんでみてくださいね。