
秋の味覚「さつまいも」
8~9月頃から収穫が始まるさつまいもは、収穫後2~3か月ほど貯蔵して、余分な水分を飛ばすことによって、さらに甘さが増してホクホクおいしくなるため、秋の終わり頃が一番おいしいと言われています。
さつまいもの主な栄養成分は?
さつまいもの主成分はでんぷん・糖分で、加熱することによって糖化酵素の働きででんぷんが麦芽糖に分解されて甘みが増えます。また食物繊維やビタミンC、ビタミンE、カリウムなども含み、特にさつまいもに含まれるビタミンCはでんぷんに守られて加熱しても壊れにくく、風邪予防や肌荒れにも効果があるそうです。さらに生のさつまいもを切った時に断面からにじみ出る白い液体はヤラピンという成分で、便秘解消やダイエットに効果があると言われています。
選び方のポイントは3つ
(1)見た目がふっくらとした太めで、ずっしり重みがある
(2)皮の色が濃くてツヤがあり、斑点がない鮮やかな紅色
(3)ひげが少ないもの
細めのものやひげ根がたくさんあるものは繊維質が多く、食感があまりよくありません。ただし、切り口にねっとりした蜜が染み出ている場合は、糖度が高くてオススメですので、ぜひ選んでくださいね!
知っておきたい保存方法
さつまいもは寒さに弱く、冷蔵庫に入れておくと低温障害を起こして繊維が壊れてしまいます。新聞紙などに一つずつ包み、空気の通りがよい段ボールなどに入れて、10℃~15℃の冷暗所で置いておきましょう。また泥汚れや濡れている場合は、洗って水気をしっかり乾かし、乾燥させた状態で保存させることが大切です。保存期間は2週間くらいが目安と言われていますが、温度と湿度管理に注意することで、おいしさを保ちながら、より長く保存することができます。
人気のさつまいも料理7選
深まりゆく秋、「いしや~きいも~」と焼きいもやさんが近所にやってきたり、街を歩いていると焼きいものいい香りが漂ってきたり…、この季節になるとさつまいもが食べたくなりますよね。そこで、最近インスタで人気のさつまいも料理をご紹介します。
ほっかほかの焼きいも
ほっかほかの焼きいも、最高ですよね~!!兵庫県にある「soup&bakery piggie」では大きなオーブンでじっくり焼いた甘くてホクホクの焼きいもを販売されているそうです。みなさんもできたてのアツアツをいかがでしょうか?
なつかしさいっぱいの大学芋
カリカリふわふわの食感とごまの香ばしさ、何だかなつかしくてホッとするおいしいですよね!
揚げたてをパクッと
さつまいもといえば、やっぱり天ぷら。揚げたてをパクッと……、止まらないおいしさですよね!
朝にぴったり!あったかポタージュ
あったかポタージュで迎える幸せな朝。ほっこりして、素敵な一日が過ごせそうですね!
くるみの食感がおいしいサラダ
さつまいもとローストしたくるみ、紫玉ねぎのサラダ。味付けは塩胡椒とマヨネーズで。くるみの香ばしさがよりさつまいものおいしさを引き立ててくれそうでよね!
まるごと使ってグラタンに
さつまいもを洗って縦に半分にしたらラップに包んでレンジで加熱❕皮をやぶらない様に中身を適当にくり抜いといて、みじん切りした人参と玉ねぎとベーコンをバターで炒めたら米粉を少々加えて炒めて、粉っぽさ無くなったら豆乳を少しずつ加えながらその都度よく混ぜて少しゆるくソースにしてコンソメ・きび砂糖少々・塩コショウ・好みでとけるチーズを加えて整えたらくり抜いた中身を加えて混ぜて皮の器にまた入れて、上からチーズとマヨネーズかけてトースターでこんがり焼いて完成❣️
さつまいもをくり抜く時、皮を厚めにして実を多めに残すと、グラタンとふかし芋の両方が楽しめて、一度で二度おいしいそうですよ!皮ごと食べられるのがうれしいですね。
最後は、やっぱりごはん!
旬のさつまいもをたっぷり入れて炊きあげたごはん、一番おいしいこの時季に一度は作って食べたいさつまいも料理ですよね!
しっかり保存して、旬のさつまいもをよりおいしく!
みなさん、いかがでしたか?これから秋の終わりが近づくにつれて、より熟成されて甘さが増し、さらにおいしくなるさつまいもですが、寒さは大敵です。冷蔵庫のように7℃を下回る環境には置かないように気をつけながら、適温保存を心がけて、この時季ならではのおいしいさつまいもをたくさん味わってくださいね!