皮つきの筍（たけのこ）はお料理に使用する前にあく抜きをして下ごしらえをする必要があります。米のとぎ汁を使う方法もありますが、うっかりとぎ汁を捨ててしまうかもしれませんので、今回は「重曹」を使ったあく抜きの方法をご紹介します。手順は以下の通りです。

筍の皮をむいて、適当な大きさに切って、水に重曹を加えて煮るだけ。圧力なべを使えば時間は短縮できますが、持っていない場合でも時間をかければ普通のお鍋でもあく抜きは可能です。私は筍の皮を初めてむいた時、全体の大きさに対して実が小さくて驚いた記憶があります。筍の皮をむいたことがあるという方は、きっと共感してくれるはず！

筍と菜の花を使って春を感じさせてくれるパスタが美味しそう！味付けはシンプルにおさめたいですね。味を染み込ませた筍の煮物をパスタにアレンジしてもいいかも。筍は意外と食べ応えがあるので、一皿で満腹感を味わえそう。

あく抜きした筍をスライスすればあっという間に筍のお刺身の出来上がり。七味やわさび醤油、からし、ゆず胡椒などのお好みの薬味をつけて頂きたいですね。あく抜きした筍があれば切るだけなので、もう一品欲しい時にも重宝します。あく抜きしたその日の、新鮮なうちに食べたいお料理です。

旬の食べ物を使った炊き込みご飯って、食材の旨みがごはんに染み込むので複雑な味付けをしなくても美味しく感じますよね。筍も炊き込みごはんにして香りと食感、旨みを楽しむのがおすすめです。お弁当のごはんにもぴったりですね。おにぎりしても可愛い！桜の塩漬けや人参などで彩りを加えるのも素敵です。

こちらは筍と山菜のこごみをナンプラーで味付けした炒め物だそうです。筍を炒め物に使うのも定番ですが、ナンプラーで味付けしてエスニック風にするのも気になります。春になるとスーパーにならぶこごみなどの山菜も、使ってみたいけれどどうお料理すればよいかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。そんな時はとりあえず炒め物にしてみるのがおすすめですよ。

シンプルにお塩をつけて頂く筍の天ぷらもおすすめ。山菜も天ぷらにして頂くのもいいですね。天ぷらの衣の食感と筍の肉厚な歯ごたえは思わず噛みしめたくなる美味しさです。あく抜きを自分で頑張った分、素材の味をダイレクトに感じられた時の幸福度はきっと上がるはず。

土の中から頑張って空に向かって真っすぐに成長する筍。春を感じさてくれる食材であることはもちろん、そんな筍の姿を想うと食べているうちになんだか前向きな気持ちにさせてくれるかもしれません。旬のものを食べるということを大切に、みなさんも筍料理を味わってみて下さい。

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