
「ヴェリーヌ」はフランスの新語!
ヴェリーヌとは、ガラス製の器に3つの異なる味の液体または固形を重ねて盛り付けた料理のこと。フランス語で「ガラス(verre)+テリーヌ(terrine)」を組み合わせた新語です。
オリジナルコンセプトによれば、ヴェリーヌとは、3つの特徴的な味を層に重ねることになっている:
下層は薄めで、唾液の分泌を促す酸味のあるものを入れ、味蕾が他の味を感じる準備をさせるようにする。
最も重要な中間層はメインの味を担う具を入れる。
上層は甘めで柔らかな調合で味蕾を包み込み、全体が上手に丸く整うようにする。
前菜やメイン料理でも活用されるそうですが、日本ではヴェリーヌというとスイーツとして作られる方が多いようです。
食べるごとに味の変化を楽しむことのできるちょっぴり贅沢なオトナスイーツ、みなさんの楽しみ方をチェックしてみましょう!
季節の果物を使った贅沢ヴェリーヌ
さくらんぼ
下からムーススリズィエ、ビスキュイ、
ヨーグルトのブランマンジェ、
さくらんぼのコンポートゼリー、
キルシュ風味のシャンティー。
さくらんぼのコンポートゼリーをメインにしたヴェリーヌ。真っ赤なコンポートも、ヨーグルトなどを組み合わせると重たくならず、夏らしい爽やかな仕上がりに。初夏から夏にかけてが旬のさくらんぼは、ヴェリーヌにして楽しむのもおすすめ。
ぶどう
バニラババロタにラズ苺のジャムをほんのちょろっとのせ、大小のブドウを白ワイン入りのコンポート液ごとジュレにしました。
ラズベリーのジャムとぶどうのコンポートの組み合わせ、お味が気になります!透明感あるジュレをトップに盛り付けるとキラキラと艶やかで涼しげですね。
お子様にはワイン抜きのコンポートで作ってみて下さい。
ブルーベリー
下から冷凍ブルーベリー・練乳入りのヨーグルトムース・シュトロイゼルを盛り付けたべリーヌは、冷蔵庫のお掃除の為に作ったものだそう。なかなか使いきることができない練乳も、買い求めやすいヨーグルトと一緒にムースにするアイデアもいざという時に役立ちそう。シュトロイゼルのザクザク感で、食感も楽しい!初心者さんはシュトロイゼルの代わりにグラノーラでトライ。
いちご
苺のシャルロットの余ったパーツを使ってヴェリーヌ仕立て。
ヴァニラのムース
イチゴのムース
苺のジュレ
中にはビスキュイ・キュイエール💕
庭からミントを摘んできてアクセントに
いちごのムースにいちごのジュレ、いちごを存分に味わい尽くすことができるヴェリーヌです。フレッシュないちごで作ることに越したことはないですが、旬の季節でない時にはいちごジャムで作ってみるのはどうでしょうか?おもてなしにはイマイチでも、こどもは喜びそう!
オトナな味わいのヴェリーヌ
コーヒー
コーヒーのヴェリーヌ
下からコーヒーゼリー、コーヒーパンナコッタ、マスカルポーネクリーム、クランブル、カカオニブ
ヴェリーヌの楽しみ方は果物以外でも♪
コーヒーテイストにマスカルポーネを合わせる、ティラミスの様なヴェリーヌは、甘いものが苦手な方やコーヒー好きにはぴったりなアレンジです。コーヒーゼリーのシズル感がたまらない!
抹茶
下から、小倉トースト食べたいって言われて朝出したあまりの小豆、いちじくのケーキ作ったときのダクワーズ生地を小さく焼いて冷凍しといたもの、賞味期限間近の抹茶で作った抹茶ババロア、シャンティ、白胡麻と黒胡麻…と見せかけた白胡麻とカカオニブのチュイル(これだけはどうしてもビジュアル的にほしくてわざわざ作った)。
雰囲気が一変して、和テイストなヴェリーヌ。抹茶とあんこの組み合わせ、和菓子好きには
たまらないっ!抹茶やコーヒーは季節を問わずに楽しめますね。
夏のおやつに、ヴェリーヌを楽しもう!
涼しげな見た目のヴェリーヌは、夏のひんやりおやつにもぴったり♪
ヴェリーヌは脚のないガラス製の小さな器の呼称としても使われることから、シンプルなグラスに盛り付ける方が多いですが、おもてなしなどゲストに振る舞う時は、脚付きのグラスで作るとぐっとおしゃれになるので、使い分けて楽しんでみてもいいかもしれません。
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