今回のテーマは「一年お疲れ様でしたの年越しそば」
こんにちは。natsu_motoiです。
再びおうちごはんにコラムを書かせていただくことになりました。
久しぶりのコラムのテーマは、「一年お疲れ様でしたの年越しそば」です。
実は一年前には「年越しそばを華やかにする盛り付けのコツ」についてのコラムを書かせていただきました。
今回は華やかさからは少し離れて、一年間頑張ってきた身体へお疲れ様の気持ちを込めて、身体を労わる年越しそばレシピについて考えてみました。2種類のそばレシピをご紹介します。
旬の食材を使った身体に優しいあんかけそば
冬の野菜のひとつであるカブが美味しい季節ですね。カブには食物繊維、ビタミンC、カリウム、消化酵素など多くの栄養素が含まれています。
食物繊維には、腸内環境を整える効果、ビタミンCには疲労回復効果や風邪の予防、消化酵素には消化不良や整腸効果などが期待できるそうです。そのため、日頃の美食や忘年会などで疲れた胃腸には嬉しい食材ですよね。
その他の冬の根菜類にも、今の季節に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
今回は、そんな冬の旬の食材を使った心も体もが温まる年越しそばはいかがでしょうか。
根菜のカブあんかけそばのレシピ
材料(2〜3人)
・カブ……2個
・だし……300ml
・◎大根……2〜3cm
・◎人参……2〜3cm
・◎蓮根……2〜3cm
・◎椎茸……2個
・水溶き片栗粉……小さじ1〜2
・ごぼう……適量
・ねぎ……適量
・カブの葉……適量
作り方
1. ◎の材料を7mmくらいのさいの目に切る。カブはすりおろし、ねぎは白髪ねぎ、ごぼうはささがきにし素揚げしておく。
2. だしにさいの目に切った◎を入れ、大根、人参が柔らかくなるまで煮る。
3. 火を止めてカブを入れ、水溶き片栗粉を回し入れ、もう一度火にかける。
4. かけそばの上に3を、素揚げしたごぼう、白髪ねぎの順に乗せ、茹でて小口切りにしたカブの葉を散らす。
完成です!
カブは煮すぎると栄養素が壊れてしますので、あまり長く火をかけないようにするのがポイントです。
冬の養生「黒の食材」を使ったざるそば
次にご紹介するのは、日に日に寒さが厳しくなり、冷えを気にしている方にもオススメの冷たいおそばのそばタレを冬仕様に少しアレンジしたレシピです。
薬膳や東洋医学の世界では、冬には「腎」の働きが弱ると考えられ、それを養うには黒い食材が良いとされています。黒の食材には身体を温め、滋養強壮効果があるそうです。
寒さに弱い「腎」を守ってくれるとされる黒の食材の黒ごま、黒砂糖を使ったくるみダレで、年末の寒さを乗り切る年越しそばを考えてみました。
黒ゴマくるみだれレシピ
ここでは、黒ごまくるみだれのレシピをご紹介したいと思います。
材料(2〜3人)
・くるみ……60g
・黒ごま……大さじ1
・黒砂糖……大さじ1〜2
・味噌……大さじ2
・めんつゆ(ストレート)……200ml(お好みで調節)
作り方
1. くるみをすり潰します。
2. 黒ごまを加えて、すり潰します。
3. 黒砂糖、味噌を加えて、ペースト状になるまで混ぜ合わせます。
4. めんつゆを少しずつ加えて、3のペーストをのばしていきます。
5. 器に盛り、黒ごまを乗せたら完成です!
同じく黒の食材である黒米のおにぎり、ひじきの煮物と合わせて定食風の年越しそばにしてみました!
一見難しそうに思えるくるみだれですが、作ってみると意外と簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてください。
いつもよりちょっぴり手を加えたおそばで年越しを
いかがでしたでしょうか。
どちらのレシピも冬にありがたい栄養素を豊富に含んだ食材を使ってみました。今回使った食材以外にも、冬に嬉しい食材はたくさんあります。
みなさんも、お好みの旬の食材を使った「身体を労わる年越しそば」を作ってみてはいかがでしょうか?