
11月から2月が旬の百合根
京懐石料理をはじめ、お正月に食されることが多い百合根は、出回っているほとんどが北海道産で、11月から2月までが旬の時期。
野菜の中では、カリウムの含有量がトップクラスで、高血圧の予防や腎臓に溜まりやすい老廃物の排泄を促す働きがあるそうです。
一般的にはお正月を過ぎると価格は落ち着くということですが、みなさんはどんな方法で食べていますか?
なかなかお目にかからない方も多いかと思いますが、意外と知らないその調理法をご紹介します。
和洋問わず使える百合根の食べ方
百合根の素揚げ
百合根を食したことがない方なら、気になるのがその食感。
まずはシンプルに、素揚げ調理して味わってみましょう。加熱することで甘みは増し、じゃがいもにも似たホクホク食感に変わります。
揚げものが面倒な時は、アルミホイルで巻いてホイル焼きにするのもおすすめです。
百合根のポタージュ
お芋に似た食感ならば、スープにしてもきっとおいしいに違いない!
こちらのポタージュは、玉ねぎなどは加えず野菜は百合根だけを使い、牛乳ではなく生クリームとバターで仕上げたとっておきのレシピで。
百合根のフリットで飾れば、シンプルで上品なポタージュのできあがり。
百合根の卵とじ
百合根をお出汁で炊いて、卵を回しかけた卵とじは、やさしい味わいにほっこり。
百合根は卵とじ限る!という方も多いほど、一度食べたらとりこになるおいしさです。
百合根ごはん
一枚ずつ丁寧にはがした百合根は、炊き込みごはんの具としても大活躍!
薄口醤油や酒などで炊き込み、仕上げに三つ葉を散らせば、これだけでももうごちそうです。
百合根のソテー
百合根は生薬にも加工されるほどパワーの強い食材です。さっと下茹でしてからベーコンとともにソテーしておつまみに。
うまみの強いベーコンやウインナーと一緒にソテーすれば、おつまみにもぴったり。
下茹でした菜の花やブロッコリーなどを加えてボリュームアップしてもよし! にんにくをプラスしてもおいしく食べられそうですね。
百合根のグラタン
ホクホク食感の百合根は、冬のごちそうグラタンにもマッチ!
あつあつのホワイトソースと香ばしいチーズの濃厚な味わいに、ホクホクの百合根……、百合根が苦手、という方でも食べやすいかもしれませんね。
お正月が過ぎた今が買い時!?百合根料理を味わおう
加熱することでホクホクと甘みが増す百合根、食べたことがない方もそのお味が気になってきたのでは? 旬は2月くらいまでとのことなので、見かけた際は買いです(笑)。