出典 : @nwoszk 【おうちごはんインタビュー vol.20】@nwoszk さん

【おうちごはんインタビュー vol.20】@nwoszk さん

日々のおうちごはんをインスタグラムに投稿し、ご自身の世界観を発信している方にお話を聞くおうちごはんインタビュー。今回は、おしゃれなワンプレートから郷土料理まで、幅広いレパートリーを誇るナヲ(@nwoszk)さんにお話をお伺いしました。

カレー好きも必見!温かさと笑顔あふれるナヲさんの“さんにんごはん”

プロフィール

ナヲ

主婦

神奈川県横浜市出身。夫と1歳の息子とともに、東京都で3人暮らしをしています。
趣味は、博物館・美術館めぐりと保存食作り。あと、高校野球も大好きです(笑)。
研究畑出身なこともあり、インスタグラムではちょっとマニアックなキャプションに走ってしまうことがあります。

インスタグラムアカウント:@nwoszk

ナヲ(@nwoszk)さんのインスタグラム

――旦那さんとの“ふたりごはん”から、お子さんが加わった“さんにんごはん”となって1年以上が過ぎましたが、普段のおうちごはんはどのような雰囲気で過ごされているのでしょうか。

平日は3人揃ってのごはんが難しいので、代わりに週末は朝からゆっくり“さんにんごはん”を楽しんでいます。息子の好きなパンケーキやパンを焼いたり、夜ごはんには手のかかるお料理を時間かけて作り、早い時間からゆっくり食べたり……。息子もおとなと同じものを食べられるようになったので、一緒に食卓を囲む時間がより楽しくなりました。

平日の夜ごはんは、息子に食べさせたあと、夫の帰宅後に30分程度で2人分を仕上げています。“ふたりごはん”の時は時間に余裕があったので、のんびり好きなものを作っていましたが、今は息子のお昼寝中など、すきま時間を見つけてパパッと仕込んだりしています。

――やはり、ふたりだった時とは違ってきますよね。

そうですね。あと、変化といえば、食材や調味料などをより丁寧に選ぶようになりました。こだわり過ぎも身体に毒ですが(笑)、できるだけ家族には安心・安全でおいしいものを食べてもらいたくて。数年前から細々と勉強していた「薬膳」について本格的に学ぶため、週末に学校にも通い始めました。

――薬膳を取り入れることで、おうちごはんがさらに進化しそうですね! お料理は昔から好きだったのでしょうか?

はい、好きでした。母がパンとお菓子の先生で、手料理にもこだわりがありまして。その影響で、私も昔からよく手伝いをしていました。また、父が食に厳しく、7品以上食卓にのぼらないと気が済まない人だったんです。しかも、旬のものじゃないと箸をつけなくて。それを間近で見ていたので、食や料理に対する意識が鍛えられたのかもしれません(笑)。
梅干しやお味噌、果実酒など季節の手仕事、ぬか漬けなどの漬物や保存食を作ることも、母から譲り受けた知識を自分なりに応用しながら、現在まで続けています。

とはいえ、大学院、就職を経て、結婚をする直前までは忙しさを言い訳にしてほぼ外食生活でした。お料理をすると無心になれるので、勉強の合間に気分転換で作るぐらい。
仕事を辞め、結婚生活を始めてからは、これまでの分を取り戻さねばと意識して日々お料理をするようになりました。自分以外の誰かのために、栄養や食費(大事!)のことを考えつつ、毎日食事を作り続けるというのは、初めてのことです。まだ1年半ですが、日々精進するべく、今も楽しく勉強中です。

――郷土料理を作るのもお好きだそうですが、それは過去47都道府県に滞在したことが関係しているのでしょうか?

そうですね。5、6年前に山形県に宿泊し、47都道府県をコンプリートしました。
その土地のものをいただいたり、市場やスーパーなどをのぞいたり、実際にその土地で普段から食べられているものなどを見聞きしながら歩くのが大好きです。

「名物にうまいものなし」などと言われることもありますが、その土地で昔から食べられているものにはやはりちゃんと理由があって、そのいわれを聞くのも面白いです。地元の人に作り方を教わって自宅で再現したり、最近では若い方にも作りやすいようアレンジしてインスタグラムに投稿したりもしています。……密かにですけど(笑)。

お気に入りの郷土料理もたくさんあって、なかでも大分県日田市、小鹿田焼(おんたやき)の里・皿山の山小屋でいただいた郷土料理「だんご汁」の素朴なおいしさは忘れられません! 出産前で、最後の一人旅をと決心して訪れた土地だったので、感激もひとしおだったのかも。

――だんご汁の味、気になります! あと、ナヲさんといえばカレーも外せませんよね。「#金曜日はカレーの日」は、いつから始めたんですか?

結婚して夫と2人暮らしを始めてからです。夫もスパイスカレー好きなので、一緒に楽しんでくれています……ということにしています(笑)。
学生時代は、カレーの町・神田神保町でよくカレー屋さん巡りをしていました。その趣味(?)が高じて独身時代からよくスパイスカレーを作っていまして、友人たちに振舞うこともありました。

――なかでもお気に入りのカレーや、今後作ってみたいカレーがあれば教えてください。

自作レシピで適当に作ってみたらおいしくてハマっているのは、「豚バラ蓮根カレー」ですかね。豚バラはしっかり下茹でして脂も抜くので、ほろほろぷるぷる。蓮根はサクサクしていて、いろんな食感が楽しいです。

あと、「黒部ダムカレー」をオマージュした「ダムカレー」を作るのも好きです。かなり自己満足に走っていて、キャプションに「ダムデータ」を記載するという相当マニアックな投稿ですが、コアなフォロワーさんがけっこう喜んでくださります(笑)。

今後は、さらにマニアックなダムカレーを作りたいかも……。というのは半分冗談ですが、先日お店で食べておいしかった、タイのプーパッポンカレーを作ってみたいです!
あとはいつものスパイスチキンカレーをもっと追求して、究極のチキンカレーにたどりつきたいです。

――どれもおいしそう! カレーのアレンジって無限ですね。そういったお料理の数々をインスタグラムに投稿するようになったのはいつからでしょうか? そのきっかけは?

手料理の投稿を始めたのは、結婚して2人暮らしを始めた2016年8月のことです。その前は、ほかのSNS等にあげるための画像加工用としてインスタグラムを使っていました。しかも当時は、旅写真やかき氷の写真などをたまに投稿するくらいでした。
ごはんは日々作るものですが、義務感でこなすのは性に合わないので、写真に残して意識することで早く上達できたらいいなと思って。記録と、楽しく見返すためのアルバムとして投稿するようになりました。

――インスタグラムを始めてみて変化はありましたか?

ありました! 1年半のあいだに6万人もの方にフォローしていただいたことがありがたく、驚いています。なかでもうれしかったのが、郷土料理を投稿したり、旅のエピソードなどをキャプションに書いたりした時に、その土地の方からコメントをもらえるようになったことです。「懐かしい」、「実家で昔よく食べた思い出の味です」などと言っていただけることが、とてもうれしくて。
ブラジルやアルゼンチンの郷土料理を投稿したときは、現地の方からコメントをもらったこともありました。1枚の写真でこのような心の交流がはかれることに、とっても感激しています。

――故郷の味って誰にとっても特別ですもんね。ナヲさんの郷土料理の投稿を楽しみにしている方、多いでしょうね。ちなみに普段、インスタグラムにはどういったモチベーションで投稿していますか?

あまり気負いなく投稿をしたいと思っているので、モチベーションと言われると難しいのですが……(笑)。旬のものや季節のもの、生産者さんの顔が浮かぶような食材を使ってお料理して、楽しく食卓を囲んでいる家族の様子が伝わればいいなあと思っています。

――そのあたりはバッチリ伝わっているかと思います! ところで、最近注目しているハッシュタグやインスタグラムごはんはありますか?

ずばり「郷土料理」でしょうか。最近旅に出られずうずうずしているのですが、みなさんが投稿されている郷土料理の数々を眺め、旅をした気になって癒やされています(笑)。

――たしかに、郷土食豊かなごはんの写真を見ているだけでも旅気分が味わえますよね。写真といえば、上手に撮影するためのコツはありますか?

よく言われるのが「自然光で撮る」ということだと思うのですが……投稿しているのは主に夜ごはんで、時間も20時を過ぎていることが多いため、普通の食卓の照明の下で撮っています。

カメラはPENTAX社のコンデジを愛用しています。元々写真を撮るのが好きで一眼レフやレンズもいくつか持っているのですが、ごはんを食べようとしている夫の前に大きなカメラを出してパシャパシャ撮るのは気が引けて……。まぁ、コンデジでも違和感はあるんですけど、そのへんが「いつもの食卓」っぽくてまあいいかなと。

撮った写真はiPhoneに取り込んで、インスタグラムで色調などを調整しています。温かみのある食卓の様子が伝わればいいなと思います。

――では、盛り付けのコツはありますか? また、参考にされているものがあれば教えてください。

これもよく言われることかもしれませんが、高さを出すことでしょうか。あとは食べきれる範囲で、なるべく盛りをよくしています(笑)。
以前、外食が好きだった頃のことを思い出しながら、どうすればおいしそうに見えるかをいろいろと試しています。料理研究家の方の料理本を見ることも好きです。
また、最近は茶道の師範で、茶会席のプロである義理の伯父に基本の和食や盛り付け方法などを習っています……が、いつもの食卓には全く生かされていませんかね(笑)。ご参考にならず、すみません……。

――いえいえ、参考になります! 器や調理器具にもこだわりがあるのではないかと思うのですが、お気に入りがあれば教えてください。

旅先で手に入れた器はどれも愛着があります。お酒が大好きで以前は酒器ばかり集めていましたが、結婚してからは普段使いのものが増えました。
先にふれた小鹿田焼きもそうですし、沖縄のやちむん、備前焼など土の力強さを感じるものが好きです。なかでも、沖縄の読谷村にある大嶺實清さんの工房でいただいてきた、ご本人作のシンプルで力強い大皿は大のお気に入りです!
ですが、陶器や磁器に特にこだわりはなく、手に取って気に入ったものを選んでいます。
現地調達してきた燕三条(新潟県)のカトラリーも愛用していますし、あとは箸置きが好きすぎてたくさんあります。毎晩、食卓の雰囲気を見てはコレクション(笑)の中からどれにしようかと楽しく選んでいます。

鉄鍋類は燕三条のもの、煮込み鍋はSTAUBを愛用しています。魚をおろすこともあるので、包丁は職人さんが作られたものを数種類使い分けています。

――器や箸置きコレクション、今度じっくり拝見してみたいです(笑)。今後挑戦してみたいおうちごはんや、気合を入れて取り組みたいメニューはありますか? もしや、お子さんのために「キャラごはん」とかにも挑戦しちゃいます?

不器用すぎて、自分には「キャラごはん」は難易度が高いです……。が、四季折々に、子どもが楽しめるようなイベントごはんが作れるようになりたいです! 基本的におおざっぱなので、細かい作業は、たまに作るミニおにぎりでぎりぎり限界です。
気合いを入れて取組みたいのは……カレーです(笑)。

――最後に、ナヲさんにとって、おうちごはんとは?

家族をつくる場所。笑顔がうまれる場所。そんなところでしょうか。
かっこいいこと言えなくてすみません!

ありがとうございました!

息子さんの成長とともに、ますますパワーアップしそうな、ナヲさんのおうちごはん。もしかしたら、苦手とおっしゃっていた「キャラごはん」も登場しちゃうかも!? ナヲさんの“さんにんごはん”の今後が気になる方はもちろん、郷土料理やカレー好きの方も要チェックです!

ナヲ(@nwoszk)さんのインスタグラム

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