約1万点の有田焼に出合える!「有田の魅力展2018」池袋東武で開催中

東京・池袋で有田陶器市の気分が味わえる!?今回ご紹介するのは有田焼の魅力を体感できる「有田の魅力展2018」。東武百貨店池袋本店で6月26日(火)まで開催中です。伝統的な作品の特別展示から日常のテーブルコーディネートの提案、実際に有田焼の器で食事ができるイートイン出店など盛りだくさんの内容です!

「有田の魅力展 2018」6月26日(火)まで池袋東武で開催!

器やグラスなどお気に入りのテーブルウェアを揃えるのも、毎日の食卓を楽しくするひとつですよね。
今回は現在、東武百貨店 池袋本店で開催している、日本の焼き物・有田焼の魅力を伝える「有田の魅力展 2018」をご紹介します。

佐賀県有田町を中心に製造される磁器の有田焼は、400年を超える歴史があります。
白い素地に鮮やかな絵付けが特徴の有田焼。薄く華奢な印象ですが、じつは陶器より堅く丈夫で日常使う食器として最適なんです。

今回のテーマは、「暮らしの中に有田焼」
会場では、人間国宝の井上萬二さんをはじめとする27名の陶芸家の作品、名窯の作品を展示・販売。明治維新150周年記念の特別展示も行いながら、日常使いの器としての魅力も発信していきます。

有田の魅力展 2018|イベントガイド|東武百貨店

編集部がオープニングイベントに参加!「有田の魅力展 2018」の見どころは?

今回の展示には、なんと5つの見どころがあります。

1. 明治維新150周年を記念した特別展示
2. フードスタイリスト遠藤文香さんによる”有田の器で楽しむ食卓”のテーブルコーディネート展示・販売
3. 有田の器で本格カレーを楽しめるイートインショップが出店
4. 有田焼名窯とオリジナル焼きカレーのコラボ弁当の販売
5. トークショーやろくろ制作の実演などイベントも充実

そして早速、6月21日(木)のオープニングイベントにおうちごはん編集長が行ってきました。写真もたっぷり交えて、上から順番にもう少し詳しくご紹介します!

1. 明治維新150周年記念の特別展示

まずは、「なんだかすごそうな花瓶だ……」とおそるおそる特別展示のブースへ。

今回は特別企画として、明治初期に特徴的なデザインをもつ名窯の深川製磁、香蘭社の作品が特別展示されています。
なかでも注目は、明治時代の超絶技巧を再現した「染錦紫陽花瑠璃金雲地文様花生(そめにしきあじさいるりきんくもじもんようはないけ)」
将来に有田焼を残すために、原点に立ち返って明治期の技術を再現し、作られた作品です。

▲白磁の人間国宝・井上萬二氏

白磁の人間国宝である井上萬二氏が大きな花生をろくろで挽き、素焼きをし、深川製磁の伝統工芸士さんが多彩な技法を施されました。

▲深川製磁の深川一太社長

深川製磁の深川一太社長のお話によると、この花生(はないけ)の形を作ること自体が非常に難易度が高いのだそう。ゆがみやすい形状ゆえにまずはこの形を無事に作り上げるまでが大変だったそうです。

深川一太氏は社長でありながら陶磁器の研究者でもあるので、お話が深い! どんどん聞き入ってしまいました。期間中に開催されるトークショーでは陶磁器にまつわる深いお話や制作秘話などが聞けるはず! 有田焼に興味がある方はきっと楽しんでいただけると思います。

<トークショー予定>

・【深川製磁社長 深川一太氏トークショー】「明治を作る~染錦紫陽花瑠璃金雲地文様花生への思い~」
6月23日(土)午後12時半~ 8階特設会場にて開催

・【人間国宝 井上萬二氏トークショー】
6月24日(日)午後2時~ 8階特設会場にて開催

2. 「有田の器で楽しむ食卓」テーブルコーディネートの提案

「暮らしの中に有田焼」をテーマに、有田焼をもっと日常で使ってもらうため、フードスタイリスト遠藤文香さんによるテーブルコーディネートも展示されています。

会場では上のように、有田焼の器を使ったコーディネートパターンがいくつも展示されており、普段の私たちの食卓でもすぐに使えそうなアイデアがたくさん。有田焼は和食器だからといって和食を合わせなきゃいけないというわけではなく、エスニック料理や洋食も気軽に合わせられるんです。

名窯の器でコーディネートした朝食やティータイムのコーディネートも。日常使いをするうえでのポイントが紹介されています。

コーディネートを見て気になった器はもちろんその場で購入することができます。見ての通り、小皿や取り皿などがずらり! きっとお気に入りが見つかると思います。

箸置きもこんなに! カラフルなものからシンプルなデザインまであるので、色々と手に取っちゃいそう。

そして「キン肉マン箸置き」なるものも! なんだかかわいらしくて、キン肉マン世代ではなくても興味をそそられるのでは?

3. 「九州の駅弁」グランプリに輝いた”有田焼カレー”発祥の店が特別出店

お腹が空いたらカレーはいかがでしょう? 開場では、2010年度「『九州の駅弁』ランキング」でグランプリに輝いた”有田焼カレー”発祥の「創ギャラリーおおた」が特別出店されています。

”有田焼カレー”は、有田焼の器に入っており、佐賀県「さがびより」のごはんに、28種類のスパイスを使ったカレーとチーズをのせ、石窯のオーブンで焼き上げた本格薬膳カレー。その自慢のカレーとコーヒーを、約20種類ある有田焼の器のなかからお好きなデザインを選んで楽しむことができます。また、数量限定で佐賀牛のヒレステーキを贅沢にトッピングしたカレーも登場します!

会場ではカレー皿やカップ&ソーサーの販売もありました! こんなに充実していて驚きです。

4. テイクアウト専用で、有田焼名窯の器と焼きカレーのセット販売

今回の催事限定で、有田焼の器と”焼カレー”をセットにしたお弁当の販売もあります。
源右衛門窯、香蘭社、深川製磁、李荘窯、渓山窯の5つの窯元からお好きな器を選び、お持ち帰りいただけます。

5. 人間国宝によるトークショーや皿踊りなどのイベントも

催事期間中は、人間国宝の井上萬二さんによる有田焼の魅力についてのお話や、フードスタイリスト遠藤文香さんによるテーブルコーディネートのお話などさまざまなトークショーを開催。
ほかにも、有田焼の皿踊りやろくろの制作実演も行っています。

<その他イベント予定>

・遠藤文香氏によるテーブルコーディネートトークショー
6月23日(土)午前11時

・ろくろ製作実演
6月21日(木)~26日(火)
午前10時半、午後1時、午後3時半(各回約60分)8階催事場 特設会場
※6月23日(土)は午前10時半、午後3時半の2回のみ

・有田焼 皿踊り
6月23日(土)午後3時から 8階「スカイデッキ広場」にて開催

有田焼の魅力を体感しに行きませんか?

日本の伝統的な磁器や陶器には憧れがありつつも、コーディネートに迷ったり、手を出しづらかったりすることも。
でも、今回のテーマのように、暮らしの中に上手に生かす方法やその魅力を伝えてくれる機会があれば、日常に取り入れやすくなるはず。この機会にぜひ足を運んでみませんか?

「有田の魅力展 2018」催事概要

日時:2018年6月21日(木)~26日(火)
場所:東武百貨店 池袋本店 8階催事場(2・3番地)
営業時間:午前10時~午後8時(最終日は午後5時閉場)

「有田の魅力展 2018」をもっと詳しく
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