【編集部レポ】サスティナブルなホステル“KIKKA”のチャレンジとは?

宿泊施設全体を通じて寄付ができるサスティナブルな仕組みを実現したホステル“KIKKA”が誕生。利用者のちょっとしたアクションの選択によってアフリカ・アジアの子どもたちに給食を届けることができるというのは、一体どんな仕組みなのでしょうか?2018年8月1日にオープンしたばかりのKIKKAに取材に行ってきました!

きっかけを創造するホステル

東京の東神田に、サスティナブル(持続可能な仕組み)をテーマにかかげたホステルが誕生しました。宿泊や食事を通して無理なく自然な形で社会に循環させる仕組みを作ったこのホステルの名は“KIKKA”。宿泊全体を通じて寄付ができる仕組みは、なんと業界初。どんな仕組みづくりがなされているのか、その秘密を探るべく、おうちごはん編集部が取材に行ってきました。

サスティナブルな仕組みとは?

「おにぎりアクション」でも話題のNPO法人 TABLE FOR TWO Internationalとのコラボレーションにより、KIKKAでは宿泊施設全体を通じて寄付ができる仕組みが構築されました。

「おにぎりアクション」とは?おにぎりを食べて世界の子どもに給食を届けよう

具体的には、使い捨てアメニティを使用しない場合や、シーツやタオル交換を希望しない場合は、宿泊料金の一部が寄付されるようになっていたり、カフェやダイナーのドリンクやアルコールの購入料金の一部が寄付されるようになっていたり。利用者である私たちのちょっとしたアクションの選択が寄付となり、アフリカ・アジアの子どもたちに給食を届けることができるような仕組みになっているんです。

2018年8月1日にオープンしたばかりのこのサスティナブルホテル“KIKKA”に行ってきましたので、様々な工夫とこだわりが詰まった施設の様子をご紹介します。

日本の食文化に触れることができるCAFE & LOUNGE

KIKKAの1Fは心地よい開放的なカフェスペース。
ここでは、47都道府県の特産物などを具にしたおむすび「にっぽん縁むすび」を食べることができます。カフェのフードメニューは「作ってあげたい彼ごはん」著書のSHIORIさんとコラボレーション。SHIORIさん世代の私たち(やん&KaneKoma)はテンションが上がります!
おにぎりの売上の一部は寄付となってアフリカ・アジアの子どもたちの給食になるそうです。

ドリンクにもこだわりがたっぷり。オリジナルコーヒーは厳選したコロンビア産スペシャルティコーヒー豆を直接輸入して自家焙煎した他では味わうことのできないオリジナルのスペシャリティーコーヒー。私たちも実際にいただいたのですが、フルーティーな香りですっきり飲みやすくて美味しい! 取材に伺った日は35℃を超える猛暑日だったのですが、喉に沁みわたる美味しさでした。

スマートな大人のBAR空間

B1Fは、昼はシェアスペースとして、夜はスタイリッシュでアーバンな雰囲気のBARとして時間帯によって異なる表情をみせるスマートな大人の空間。今回の取材では、このB1Fの空間で、SHIORIさんプロデュースのおにぎりを試食させていただきました。

岩手のジャジャ麺の肉みそをトッピングしたおにぎりと、チーズと大葉のアクセントがおいしい沖縄のスパムおにぎり。どちらもとってもおいしくて、ぺろりと完食してしまいました(笑)。

今回のコラボレーションに対するSHIORIさんの想いも聞かせていただきました。日本のソウルフードであるおにぎりを通して、地域の方々にも親しみやすいと感じてもらいたい、そして何度も楽しみに足を運んでもらいたいという想いを込めて、今回ご当地おにぎりを考案されたそうです。47都道府県の特産物や郷土料理を使用することによって、たくさんの人の目が地方に向いたらいいなと考えたそう。おむすびを通じて色々な地域の食材と出会えるって、とても素敵ですよね。

銭湯の富士山をイメージしたBARのネオン

BARの壁に光るネオンは、日本が誇る世界遺産の富士山でした。なんとなく懐かしい雰囲気が漂うこちらのネオンは、銭湯の壁に描かれている富士山の雰囲気をイメージして造られたそうです。ちょっぴりレトロなタッチが、なんともいい具合にBARの雰囲気とマッチしていました。

居心地の良い客室空間

2F~6Fが客室空間。こちらも見学させていただきました。

既存の建築を生かして新たな空間を創造したという客室は、まるで海外のホテルにやってきたかのようなスタイリッシュでオシャレな空間。シンプルながらも、細部にセンスが光っていて、居心地の良い空間でした。

各部屋の前には、ルームナンバーが書かれた瓶が置いてありました。部屋毎に瓶の形や色が少しずつ違うのですが、これがまたなんともオシャレ。すごく手の込んだ装飾というわけではないのに、細部がしっかりと工夫されていて統一感があるからこその洗練された空間がとても素敵でした!

宿泊施設全体を通じて寄付ができる仕組みで、アフリカ・アジアの子どもたちに給食を届ける

業界初のサスティナブルホテル“KIKKA”は、NPO法人 TABLE FOR TWO Internationalに賛同した不動産テック企業のイタンジ株式会社、株式会社 7gardenの3社のコラボレーションで実現しました。コンセプトは、「キッカケと出会いを」。国内外問わず、人種、性別、年齢、文化、価値観を超えた様々な人との出会いが生まれ、絆が芽生え、たくさんのキッカケを創造する場となることを願って創られた宿泊施設です。

宿泊利用者のみならず、カフェやダイナーの利用でもサスティナブルな仕組みに参加できるので、ぜひみなさんも気軽に足を運んでみてくださいね。

KIKKA

〒101-0031
東京都千代田区東神田1-3-3
Hostel:03-5825-4826/Bar:03-5825-4806/Cafe:03-5823-4939
MAIL:kikka@7garden.co.jp

KIKKA 〜東神田のサスティナブルホステル〜

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