
鈴木亜美さんとタマチャンショップが共同開発!

昨年、デビュー20周年を迎えた鈴木亜美さん。最近ではテレビで披露した即興料理の腕前や、インスタグラムに投稿されているお子さんのための離乳食も注目を集めています。
また、「激辛女王」と呼ばれるほど激辛料理好きで、テレビでもたびたびその雄姿を披露。どんな激辛料理も涼しい顔でペロリとたいらげる姿も話題となっています。
一方、タマチャンショップは宮崎から、地元・九州の食材を使った体に安全でおいしい自然食品をお届けするネットショップ。楽天市場の4万店以上の店舗の中からベストショップを決定する「ショップ・オブ・ザ・イヤー」を6年連続受賞している人気店です。
そんな鈴木さんとタマチャンショップが、商品を共同開発することになったきっかけとは? そして、今回発売される「なないろカレー」とはどんな商品なのでしょうか?
鈴木さんにたっぷりと伺いました!

目指したのは調理しやすいカレーパウダー

―― 鈴木さんといえば「ぐるナイ」(日本テレビ系)の「即興ルーレットクッキング」で見事な腕前を披露するなどお料理上手なイメージがあるものの、商品開発までされたと聞いて驚きました。何がきっかけだったのでしょうか?
私自身、やっぱり料理が大好きで、スパイスや調味料もすごく好きだったので、もう少し突っ込んだことがしたくなってしまって。早い話、商品開発に飢えていたんだと思います(笑)。今回、タマチャンショップさんからお話をいただけてとてもうれしかったです。
タマチャンショップにはおいしい味噌汁やスープなどを作れるお出汁がたくさんあったので、そういうものを使いたくて。何かいいものはないかなと考えて、カレーになりました。カレーなら日本人は大抵みんな好きですし、お子さんも食べてくれるし、いろいろな使い方ができるかなって。
――カレーというのは、スパイスと激辛が好きな鈴木さんらしいなと思いました。
とはいえ、まさか激辛のものを作るわけにはいかないので、そこはだーいぶ抑えています(笑)。やっぱりお子さんにも食べてほしいから、辛いスパイスはむしろ避けていますね。今はアレルギーの子が多いので、小麦粉は使わないなど、お母さんたちが安心して使えるということも意識しました。
あとは野菜やシイタケのお出汁がすごく良かったので、そこはもう絶対に生かしたくて。そこで、ちょっと和風な感じのカレーにして、うどんとか鍋とかにもどんどん使えるような、調理しやすいカレーパウダーを目指しました。

▲試作風景。鈴木さんはタマチャンショップのある宮崎まで足を運び、長時間、調合に取り組んだそう。
―― そういった調合は初めてだったかと思うのですが、苦労したところは?
初めてだったからこそすごく楽しくて、苦労とは思わなかったです。たとえば、お砂糖を使わずに甘くするには何がいいかなってなったら、じゃあ、フルーツを使おうとか。その場で考えながら、「これはできるかな? あれはできるかな?」と実際に試してみて、少しずつ作っていきました。
――原材料にはコリアンダー、クミン、ターメリックなどおなじみのスパイスのほか、北海道じゃがいもや淡路島玉ねぎパウダー、トマトパウダーなど野菜もたくさん入っているんですよね。
そうなんです。なので、まずはこれだけで食べていただきたいですね。「なないろカレー」を油で炒めたら、ちょっとずつ水を足して煮ていけば3分ぐらいでカレーが完成するので。ほかに具はいらないです。
あとは、かけたり混ぜたりしても使っていただけます。たとえばお子さんには、マヨネーズと和えて、トーストに塗るとか。その上にチーズや卵をのせるとさらにおいしいですよ。

▲とろり卵がたまらない「ななちゃんの玉とろトースト」。食パンになないろカレーとマヨネーズを混ぜたソースを塗り、とろけるチーズをたっぷりのせます。真ん中をくぼませ生卵を落としたら、ブラックペッパーを振り、レンジのグリル(またはトースター)で5分くらい、卵が半熟になる程度に焼けば完成!
―― カレーに卵とチーズってたまりません! ほかにはどんな使い方がありますか?
ヨーグルト、蜂蜜と混ぜたタレに漬けた鶏肉を焼けばタンドリーチキン風になります。蜂蜜と混ぜたものをミックスナッツにかけてオリーブオイルで炒めれば、おつまみにもなりますよ。

▲お子さんも食べられるやさしい味わいの「ななちゃんのタンチキ」。鶏もも肉に軽く塩胡椒をし、なないろカレー、ヨーグルト、蜂蜜とともに袋に入れて揉み込みます。冷蔵庫で20〜30分寝かせた後、つけ汁も一緒にフライパンでじっくり焼いたらできあがり。

▲止まらなくなるおいしさの「ななちゃんのおつまみナッツ」。ミックスナッツになないろカレーと蜂蜜を混ぜてオリーブオイルで炒めるだけ!
あと、意外と合うのがレモン。レモン汁と混ぜるとタイ料理風になって、カルパッチョのソースにぴったりでした。これは衝撃的なおいしさだったので、とってもおすすめです!
本当に万能なので、多分、この1袋、すぐに使いきちゃうと思います。

▲レモンとのコラボでタイ料理風に仕上げた「ななパッチョ」。なないろカレーにレモン汁とオリーブオイルを混ぜ、白身魚の刺身に回しかけたら召し上がれ。
料理を始めたきっかけは父のチャーハン!?

―― 普段、おうちでもカレーはよく作りますか?
うちの子どもがすごく好きなので、よく作ります。甘めのカレーだったり、野菜たっぷりだったり。夫はドライカレーが好きなんですよ。そして私が好きなのはスープカレーの激辛バージョン(笑)。カレーは私自身が食べるより、家族のために作ることの方が多いです。
―― 料理自体、小さいころからお好きとのことですが、料理するようになったきっかけは?
きっかけは父ですね。小学2年生ぐらいのとき、母が熱を出して倒れたことがあって、父がチャーハンを作ってくれたんです。そしたらそれがめちゃくちゃまずくて……(笑)。危機感を抱くぐらいまずかったので、長女の私がやるしかないなと思いました。そこからはもう、家族が喜んでくれるものを作りたくて、どんどんハマっていきました。
―― お父さんの料理の味に感動したのかと思ったら、逆の理由でしたね……(笑)。お料理はどうやって勉強したのですか?
お料理番組です。当時、フジテレビで夕方に放送されていた、榊原郁恵さんと井森美幸さんが出演する番組が大好きだったんですよ。毎日、それを見るために学校から走って帰っていました(笑)。その番組で、和洋中の違いや、アレンジしていく楽しみを知りましたね。

―― 結婚・出産を経験されて、料理に対する姿勢も変わったのでは?
やっぱり離乳食や“子どもが食べられる”ということを意識したのは、出産してからです。子どもにとってトマトの皮って意外と食べにくいんだなとか、いろいろなことに気づかされて。買い物をする時も、1つ1つの素材をどう生かすか考えながら買うようになりました。
―― お子さんが好きな食べ物は何でしょう?
野菜はすごく好きですね。まだ皮が飲み込めないので、チューチュー吸う感じですけど。料理だとグラタン系が好きです。口癖がパパと一緒で、「すごーい」と「うまーい」なんですよ(笑)。そう言われると作り甲斐がありますね。いつも二人があれこれ言いながら食べているのを、私は洗い物をしながら見ています。
―― 和やかな光景が目に浮かぶようです。ずばり、鈴木さんにとってのおうちごはんとは?
いまはもう、子どもが好きなごはんっていう感じですね。パパよりも息子が喜んでくれるものが私のおうちごはん(笑)。
子どものころはお母さんが作ってくれるおうちごはんが好きでしたけど、これからは自分がそれを作っていくというのが不思議な気持ちです。あったかいお母さんの味が作れたらいいなと思います。
―― 最後に、今年はどんな年にしたいですか?
今回、商品開発をしてとても楽しかったので、私自身の新しいレシピもどんどん作っていきたいですね。そして、料理を簡単に手早くおいしく作るための万能調味料も開発していけたら。この「なないろ」シリーズがいっぱいできたらうれしいです。
―― 激辛商品も開発しちゃいます?
やりたいですね! 気持ち的にはすごくやりたいんですけど、どれだけの人が買ってくれるのかなっていう……(笑)。私以外、誰も試食できないかもしれないですけど、1回ぐらいは作りたいです!
ありがとうございました!
取材後にカレーを試食させていただいたところ、素材の旨味や甘味が口の中でぶわ~っと広がり、とても奥深い味わいでした。辛さは控えめなので、これならお子さんや辛いものが苦手な方でもおいしく食べられそうです。さまざまな料理に使えて、どんな家庭の味にも染まる「なないろカレー」をぜひチェックしてみてくださいね!
「なないろカレー」が絶賛発売中!

芸能人初のフードアナリスト2級の資格を持ち、スパイスにもこだわりを持つ鈴木亜美さんと、自然派食品店タマチャンショップがお届けする自然派・本格カレーパウダー。
発売日:2019年1月22日
商品名:なないろカレー
内容量:120g
販売希望価格:880円(税込)

鈴木亜美さん プロフィール
1982年2月9日、神奈川県出身。1998年「love the island」でデビュー。歌手、女優、DJと活動の幅を広げ、2015年には芸能人で初めてフードアナリスト2級の資格を取得し、料理タレントとしても活動を始める。2016年に結婚し、2017年に第1子男児を出産。著書に『かわいい妊婦の安産レシピ』(小学館)がある。インスタグラムでは、ママ目線のアカウントのほかに激辛アカウントもあり、注目を集めている。
(text by コノ)