
味噌漬けが気になる!
私が「味噌漬け」に注目したきっかけは、電気ビリビリさん(@denkibiribri)がInstagramに投稿されていた「きゅうりの味噌漬け」でした。
かじると外側は柔らかで内側には水分があり、味噌の風味がしっかり。そのあまりのおいしさに、電気ビリビリさんのお子さんもポリポリと食べる手が止まらなくなったそう。
しかも、電気ビリビリさんの味噌床の材料は、味噌だけと超シンプル! そんな電気ビリビリさんに、味噌漬けについて気になったことを聞いてみました。

――そもそも味噌漬けをはじめたきっかけは?
漫画の『美味しんぼ』にハマっていたころ、その中に出てきた卵黄の味噌漬けを自宅で再現したくて。いろいろな味噌を買ってきてタッパーウェアに入れて漬け始めたのが、今まで続いています。
――味噌床は普段、どこで保存していますか?
冷蔵庫です。
――きゅうりは何日ぐらい漬けるのがおすすめ?
今回、Instagramにアップしたものは、一晩漬けています。一晩ぐらいだと皮がしなっとなって、中の水分が程よく抜けてポリポリとした食感になります。漬ける時間はお好みで調整していただければ!
――食材ごとに味噌床は分けている?
肉、魚、野菜、何でも同じ味噌床に漬けています。一度何かを漬けたら、漬けたものから出た水分を取り除いて新しい味噌を足す。それからしばらく味噌床を寝かせてまた漬ける。その繰り返しです。
味噌の銘柄などのこだわりはないですが、添加物の入っていない味噌を使うようにしています。味噌床は使えば使うほど、おいしくなりますよ!

いかがでしょう? みなさんも味噌漬けに挑戦したくなってきたのではないでしょうか!
味噌漬けは特別な道具も材料もいらないので、手軽に始められそうですよね。味噌床は、味噌を酒とみりんでのばしたり、味噌に醤油を加えたりしてもいいそう。
好みの味噌床ができたら、ぜひいろいろな食材を漬けてみましょう!
何を漬けましょう?味噌漬けあれこれ
味噌汁に何を入れてもおいしいように、味噌はどんな食材とも合う万能選手。味噌漬けも何を漬けてもOKです。なかでもぜひ挑戦したいアレンジをご紹介します!
鶏もも肉の味噌漬け
旨みとコクのある鶏もも肉を使った味噌漬けは、大人も子どもも夢中になるおいしさ!
@yukapachii さんの「鶏もも肉の味噌漬け」は、鶏もも肉に味噌とみりん、お酒を直接揉み込んでいるそう。味噌床を使わず、手軽にできるのも魅力です。
飛騨高山で購入した「大のや醸造」さんのお味噌とみりんとお酒を鶏もも肉に揉み込んで半日置いて、お味噌を流してバターで焼いただけ😋
お味噌が鶏肉の旨味をひきたてて、簡単なのにとても美味しい😍
焦がしバターでコクをプラスしているところもたまりませんね!
また、「大のや醸造」さんの味噌は、赤味噌と糀味噌の2種類あり、赤味噌は3年攪拌させながらじっくりと熟成。糀味噌は重石を載せて1年間熟成させていて、どちらも独自の味わいが。
同じ食材でも味噌を変えることで、違ったおいしさが楽しめそうですね。
豚ロースの味噌漬け
味噌はもちろん、豚肉とも好相性!
@ryo3370 さんは、味噌床にニンニクをプラスして風味豊かに。その中に柔らかくて旨みたっぷりの豚ロースを漬け込み、こんがりと焼き上げています。
お肉はとてもジューシーな仕上がりで、お皿に添えられたワサビがよく合いそう。
豚肉とニンニクの組み合わせは疲労回復に良いとされているので、食べたら元気モリモリになること間違いなしですね!
サワラの味噌漬け
魚の味噌漬けといえば西京味噌を使った西京漬けが有名ですが、ほかの味噌でもおいしく作れます。
@ceoul0820 さんは、麦の香りが豊かな麦味噌を使ってサワラを味噌漬けに。サワラはクセがなく上品な味わいで、甘めな麦味噌と相性ぴったりです。
サワラのほかに、鮭、アジ、ブリ、タラなど何でもおいしく仕上がるので、旬の魚でチャレンジしてみては。
豆腐の味噌漬け
豆腐を味噌漬けにすると、まるでチーズのような濃厚な味わいになって、おつまみにぴったり!
今回は、“1分お手軽オトコのゴハン”を毎日動画で紹介している @gohan.jp さんのレシピサイトで好評だったレシピをご紹介します。
■ 材料(1人分)
木綿豆腐:1丁
(A)
すき焼きのタレ:大さじ6
味噌:大さじ4
生姜すりおろし:小さじ1
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■ 手順
1. 木綿豆腐をキッチンペーパーで包み、重しをして10分ほど置き、水分を抜く。(A)は器に混ぜ合わせる。
2. 豆腐と(A)を密封袋に入れ、空気を抜いて冷蔵庫で一晩漬ける。
3. 余分な味噌ダレを落とし、食べやすい大きさに切ったら完成!
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■ 調理時間
15分+1晩
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■ カロリー
545kcal
ポイントは豆腐の水気を切ってあげること。二晩漬けるとより味がしみ込み、濃厚な味わいになりますよ。お好みで調整してみてくださいね!
らっきょうの味噌漬け
特有の強い匂いと辛みを持つらっきょう。味噌漬けにすると刺激が抑えられてまろやかに仕上がります。らっきょう嫌いさんでも食べやすく、お茶請けやごはんのお供、お酒のおつまみにと大活躍間違いなし。
こちらのお写真は漬けたばかりのもの。この地点ですでにおいしそうなので食べたくなってしまうかもしれませんが、しっかり漬かるまでは我慢、我慢!
らっきょうの旬は5~7月ですが、1~4月に出回る島らっきょうで作ってみてもいいですね。
食材が余った時も味噌漬けが救世主に!
どんな食材もおいしくしてくれる味噌漬け。ほかに卵、クリームチーズ、はんぺんなどもおすすめです。
味噌漬けにすると保存性が高まるので、食材が余った時に活用するのもありです!
いろいろ試してみて、お気に入りを見つけてくださいね。