
憧れのふわふわの卵焼き。どんな卵焼き器を使えばいい?
甘い卵焼きが良い、醤油が入った卵焼きが良い、ふわふわの卵焼きが良い……。
日本料理の基本中の基本料理でありながら、好みは千差万別。それでありながら子供から大人まで愛される料理、卵焼き。
よく溶いた卵液を弱火で焼きながら巻いてふわふわの卵焼きに仕上げるには、卵焼き器が必需品です。フライパンではどうも、うまくいきません。
焦げ付かないテフロン加工の卵焼き器も便利ですが、銅製卵焼き器も根強く便利です。銅製卵焼き器は、熱伝導が良いため弱火で卵が焼け、卵の美しい黄色を損なわない焼き上がりが人気の秘密です。
実は、卵焼き器にも東と西があるんです
関東と関西で味付けや食べ方が異なる料理があるように、卵焼き器にも「東型(あずまがた)」「西型(にしがた)」があるのをご存知ですか?
東型はほぼ正方形
「東型」は、砂糖やしょうゆなどが入り味が濃い目で、しっかり焼いて焼き目をつける関東風の卵焼きを焼くのに向いています。
木屋
木屋 銅製玉子焼鍋 角型
価格:7,992円(税込)
日本製
150×150mm・1.5mm厚
銅製鍋は熱伝導率がとても優れているので、鍋全体が均等に温まりますので、強火ではなく中火で焼いてください。ふっくらとした厚焼き玉子を作るのに最も適した鍋です。
西型は縦長の長方形
一方「西型」は、長方形の卵焼き器。関西風の卵焼きはいわゆる“出汁巻き卵”で、ふわふわに何層も巻く卵焼き。そのため、卵を返しやすく長方形になっています。
木屋
木屋 銅製玉子焼鍋 角長型
価格:7,992円(税込)
日本製
135×180mm・1.5mm厚
銅製鍋は熱伝導率がとても優れているので、鍋全体が均等に温まりますので、強火ではなく中火で焼いてください。ふっくらとした厚焼き玉子を作るのに最も適した鍋です。
銅製以外のおすすめ卵焼き器
銅製の卵焼き器は憧れるけれど、やっぱり最初はハードルが高い……と感じるなら、セラミックコーティングされたものや鉄製のものから使い始めてみるのもおすすめ。
自分の好みの卵焼き、焼き上がり、お手入れ等の条件で、自分の好みに合った卵焼きを選びましょう。
白いフライパンでおなじみグリーンパンの「エッグパン」
小泉誠氏プロデュース「ambai」
卵を焼くだけじゃない!あると便利な卵焼き器
卵焼き器、という名前の通り、卵焼きを焼くのに便利な卵焼き器。
しかし、卵を焼くためだけに専用の器具を買うのは気が引ける、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
卵焼き器は小さなフライパン。そう捉えると、特に朝のお弁当づくりの時などに重宝します。
お弁当のおかずにもぴったりな、肉巻き。大きいフライパンを出してまでじゃないんだよなぁ……という時に、卵焼き器があると1人分がさっと焼けて便利です。
カツ丼のカツの卵とじも、卵焼き器ならジャスト1人サイズ。
結構インスタグラムの中で、卵焼き器で作っている方が多かったのが“四角いたこ焼き”。
一つ一つひっくり返しながら焼くたこ焼きも、卵焼き器で一度に焼くと簡単です。
お菓子づくりにも使える!卵焼き器
こちらは、卵焼き器で焼いたスポンジを丸め、生クリーム・イチゴを挟んだロールケーキ。
卵焼き器なら、スポンジを焼くのも気軽にできます。
卵焼き器で生地をうすく焼いて巻く→うすく焼いて巻く……を繰り返して、焼きあげる卵焼き器バウムクーヘン。焼き目がくるくる渦を巻いて、カットした断面が美しいバウムクーヘンです。