「レモン×ハーブ」が美味しい
こんにちは、英国料理研究家の綾夏(@ayakacooks)です。
今月は、日本のスーパーでも年中見かけるフルーツ「レモン」を使ったクリームパスタをご紹介したいと思います。
爽やかな香りと味わいのレモンは、なんとなく夏のフルーツのイメージを持っている方も多いのですが、実は旬の季節は冬。青い状態のグリーンレモンが9月頃から収穫され、よく見かける黄色いレモンは、12月下旬から3月頃が旬といわれています。そう、今がまさに旬なんです。
日本でも、最近はさまざまな料理にレモンを使うようになってきましたよね。
イギリスのモダンレストランでは、「レモン&ハーブ×魚介やお肉料理」の組み合わせをよく見かけます。最近、イギリスではギリシャ料理やトルコ料理が流行っているので、その影響もあるのかな? と感じています。
今回ご紹介するパスタも、レモン&ハーブにお肉料理を合わせてみました。
レモンとハーブがとても爽やかなので、クリーム系ではありますがさっぱりと食べることができます。
クリーミーレモンのバジルパスタ
材料(2人前)
・鶏もも肉 300g
【A】
・レモン(輪切り)……1/2個
・レモン(果汁)……大さじ1/2
・レモン(皮のすりおろし)……1/2個
・パスタ……120g
・バジル……2枝
・マッシュルーム……100g(1パック)
・ドライトマト(みじん切り)……2枚
・生クリーム……100ml
・にんにく(みじん切り)……1片
・バター……20g
・オリーブオイル……大さじ1
・塩……少々
・黒こしょう……少々
下準備
●ドライトマトは30分以上水からふやかしておき、キッチンペーパーで水気を拭き取ってみじん切りにしておく。
●鶏もも肉に塩(小さじ1/2)で下味をつけておく。
●パスタは茹で時間の表示より、2分ほど早めにざるにあげる。
作り方
1. 鶏もも肉は油をひかず皮目からフライパンに入れ、皮目がこんがりとするまで焼く。
2. こんがりと焼き目が付いたら、上下を返しふたをしてさらに4分加熱する。鶏肉に火が通ったら、一口大にカットしておく。
3. 同じフライパンの油をペーパーでさっと拭き取り、オリーブオイルとにんにくを加える。にんにくの香りがしてきたら、バターと茹でたパスタを加えよく混ぜ合わせる。
4. バターがパスタと絡んだら、マッシュルームとAを加える。マッシュルームがしんなりしてきたら、生クリームとドライトマトを加えパスタを絡め2分ほど煮詰める。最後に塩、黒こしょうで味をととのえ、バジルを散らし完成。
今回のレシピのポイント
●パスタを茹でるときに、1/2個分のレモンの皮を入れて茹でると、パスタの香りがとてもよくなります。
●生クリームに火を入れすぎてしまうと、ボソボソとした食感になってしまうので注意! パスタが茹であがったら、予め作っておいたソースをサッと絡めればOKです。
他の食材でのアレンジも◎
鶏もも肉の代わりに、ツナやベーコン、魚介類を入れるのもおすすめ。また、ハーブもバジルの代わりに、サーモンとディルを入れてもとても美味しいです。
きのこもお好みのもので大丈夫。今回はホワイトマッシュルームを使いましたが、ブラウンマッシュルームを使うとさらに香りを楽しむこともできます。
使う食材を変えて、ぜひいろいろとアレンジを楽しんでみてください。
【おまけ】イギリス発祥の「レモンカード」が美味しい!
イギリス人は甘酸っぱいものが大好き!
マーケットでも、酸味のある爽やかなフルーツがたくさん並んでいます。
私のおすすめは、イギリス発祥の「レモンカード」。
レモンを使って作る甘酸っぱいバタークリームで、イギリスの伝統的なスプレッドクリームなのですが、これをブルーベリーのスコーンにつけて食べるのが美味しい!
イギリスでは一年中美味しいレモンが手に入るので、レモンパイやレモンドリズルケーキなど、レモンを使ったイギリス郷土菓子がたくさんあります。ぜひまたの機会にこちらもご紹介させていただきますね!